NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

シュールレアリスムのサイコドラマで
モノクロームの夢か現(うつつ)か
長塚京三さん(79歳)主役好演の
元仏文科大学教授は77歳の設定
吉田大八監督で筒井康隆原作
108分で1.17公開の三週目
平日午後でも程々人気
シルバー世代が中心

以上はネタバレ回避の
必要十分な事前情報であり  
わたしは同時間帯上映の重なる 
『サンライズ・サンセット』とで
シネ・リーブル神戸かミント神戸か
つまり重厚さか爽快さかで一考し決断

「身つま映画」と映友のニッシイに
教えてもらって成程そうかもと
この日の神戸駅から元町通り
六丁目から一丁目までの
散策の果て辿り着いた
朝日会館ならではの
一作に感じ入った
「敵」の字…。


筒井康隆は
『エディプスの恋人』と『パプリカ』が心に残る。


【降りかかる身中の敵春の雪】


【蝋梅に老の狼狽充ててみる】


最下方はニッシイの「パシャん歩」シリーズ画像
を貰った… 東京にもこの日は雪が舞ったらしい…。🌨️

1000014132
1000014035
1000014037
1000014049








1000014079

この日は実家仕舞のクライマックスだった。


立春寒波で三セク・ハピラインが止まって

閉ざされた雪国で弟ひとりが業者引き取り

の辛い荷出しを見届けてくれた… 有り難う

朝のゴミ出しも雪の中を何往復もしたと…。


わたしは午後の授業が無くJR神戸線事故の

ため全線不通になった神戸駅から撮り歩き

元町六丁目からアーケード続く元町通りを

南京町そして朝日会館シネ・リーブル神戸

までゆっくりゆっくり… 実家のことを思考

停止するために何かに取り憑かれるように

撮り疲れるまで… わたしは歩きたかった。



【もう若くないから無理をしない春】



「無理せんときね… 」が聞き取れた母の

最期の言葉だった満89歳… 急だったので

わたしは実家に居なかったが父の最期の

言葉は「また明日」だったらしい満88歳。


母はつい先日三回忌だった… 父は逝きて

まる八年が過ぎたから父の生涯の思いの

こもったあんな立派な家にたった一人で

六年間を暮らし続けた母と…わたしには

「あと十年は生きるよ」と最後に会った

時言っていた父に…ほんとうに有り難う。



【また明日あと十年は生きるよ春】




1000014057
1000014058
1000014059
1000014060
1000014061
1000014063
1000014064
1000014065
1000014066
1000014067
1000014068
1000014069
1000014070
1000014071
1000014072





スペインのペドロ・アルモドバル監督脚本
アメリカのシーグリッド・ヌーネス原作
出演者は
ティルダ・スウィントン
ジュリアン・ムーア
ジョン・タトゥーロ
ダブル主演だろうか、ジュリアン・ムーアは
メリル・ストリープやニコール・キッドマン
と並んで私が好きなベテラン女優(近年では
ジェンダーフリーの観点で俳優かな…)なの
だがティルダ・スウィントンと同じ64歳で
あることに先ず感嘆した…且つスウィントン
はもう一つの理由で更に大きく感嘆した。👀

1月31日に日本封切なので、まだネタバレは
慎んでこれ以上は内容については触れない…
107分大画面に釘付けだった… 映画はやはり
シアターがいい…スペイン・アメリカ合作映画。


感嘆の余波は私の場合簡単で…帰りコンビニ
でスペインワインのオーガニック辛口を一本
(リ〜ズナブルでバ〜のワンショットぐらい)
…伸ちゃんに持ち込み🥂…北の国から上映中。


《「スペインに行こうよ」風の坂道を
   駆けながら言う行こうと思う 》
  (俵万智『サラダ記念日』)


【スペインに行こう舞台はニューヨークだけど
   「ザ・ルーム・ネクスト・ドアー」】


【スペインに立春寒波あらましか】


1000013975
1000013962 

このページのトップヘ