NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

『流浪の月』は2020年本屋大賞受賞の
凪良(なぎら)ゆう さん原作小説であり
5月13日の金曜日仏滅にロードショー
封切の映画タイトル…二時間半の長編。


こんな斜め読みをしました…
序盤の数十頁を事前に読んで
止めて映画鑑賞後には終盤の
数十頁を読んでから… 中盤を
駆け抜ける映画イメージ読み。


小説にも映画にも内容的には
敢えて触れませんが… 標題の 
句のような想いを強く感じた 
ことです… そう言えばこれは   
佐藤正午さんの直木賞受賞作
『月の満ち欠け』(2017年作)  
と「縦読み」が出来るのかも
知れません… 罪の意識と愛惜。


ロードショー初日の初回で一番めの
入場者として先日の『余命10年』と
ほぼ同じような位置(前から二列めで
やや左寄り)…しかし場内にはほんの
数名パラパラぐらいで…流石13日の
金曜日…NPは鑑賞後すぐに講師勤務
の高校の学園祭に赴いたのですが…
心にはずっしりと重いものが残り…。


広瀬すずさん松坂桃李さんに
横浜流星さん多部未華子さん
役者魂… これだけは非小説的。


これは確かに「普遍」かも知れませ
んが…「熱涙」の感動とは凡そ異種
…それでも惹かれるのは何故なのか。


【走り梅雨 想い出が溶け込んでいる】🌊


🌊走り梅雨…
初夏の季語で五月中旬〜六月
上旬にかけての 梅雨の予告編


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文学にある普遍なるもの


縦に読む…
同じ素材の別の本と併読

横に読む…
同じ筆者の別の本と併読

斜めに読む
同じ原作を別の形で鑑賞

文学への対比的アプローチ法
三種の方法論をトリプルで…


まず
ロシア対ドイツの戦争

次に
自律神経に関する考察

この二つはスリリングに実践中

三つ目は本日封切の映画で試行
(後日詳報)



【文学は普遍 蚯蚓の出る頃に】§


§蚯蚓(みみず)・・・
七十二候で初夏の次候になる
「蚯蚓出」(きゅういんいづる)
今年は5月10日〜14日で 今… 
ミミズが地上に現れ始める頃


自律神経の本も文学?
映画の台本も又文学?

普遍があるなら芸術?

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漱石研究家の中井康行氏が
虎屋文庫刊行冊子「和菓子」
(年一回の機関誌で第29号)
をおくってくださいました。

虎屋の和菓子情報満載で…
氏は「漱石の菓子たち」と
いう20頁近くの論考を寄せ
漱石の「菓子たちへの愛着
/拘泥(こだわり)」を述べて
いるように思われますが…
よみきるまでは判りません。

高3漢文授業でちょうど今
「漱石枕流」という故事に
入るところなので… 「漱ぐ
(くちすすぐ)」のニュアンス
等を多面的に考えています。


序(つい)でに…書斎用の万年筆
そして愛用のスケジュール帳
を並べてみました…拘りはNP
にも色々ありますが中井氏は 
折にふれて… 堅固(けんご)で
アカデミックなそれを教えて
くださいます…有り難く感謝。
  

【迷亭の口を漱ぐや 水羊羹】


『猫』で迷亭(漱石分身がモデル)は…
羊羹をひとくちで口に抛(ほう)り込み

「凡ての菓子のうちで尤も羊羹が好きだ」

と断言している…と氏の指摘解説あります。

NPには羊羹は水羊羹に他なりません
… 水羊羹は福井では冬の風物詩です
… 歳時記では三夏(夏じゅう)の季語
… 羊羹だけでは季語にはなりません。

… 水羊羹を不意に食べたくなります
… 俳句手帖代わりにもしているので
少し書き留めて…これはという一句
できれば万年筆で認(したた)めます
… 万年筆には至らない句を下記に。


【水羊羹のような人生 箆で掬う】

【きりわけるヘラですくって 水羊羹】


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