NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

OWL・・・カナダ語学研修でのある授業では面白く使われていました。
アウル梟⇒不苦労)は日本では縁起物のようで、いいですね。
「福老」「福朗」「福籠」「福路」の響きもあるからね。

アト・ド・フリース(「イメージシンボル事典」の著者)によると・・・、
①イーグル(鷲:EAGLE)が天敵で対比的
②死と関連
③暗闇と関連
予言・英知の力を持つ
⑤詩神に捧げられた
⑥冬のつらさ
⑦孤独を表す
⑧品位の欠如
⑨嘲笑の的となる
⑩絶望を表す
⑪不信心者を表す
・・・などなど項目は⑱まで続きます。
(これ、なかなか凄い含蓄の扱い方ですよ。)

確か、東大の国語入試問題に副島隆彦の「ミネルバの梟は夜、飛び立つ」論が出題されたことがありました。
「ミネルバの梟は夕暮れに飛び立つ」という、ドイツの哲学者ヘーゲルの言葉を用いたものと思われます。

西洋では「ふくろう」には「知恵・英知」のイメージが内包されているようです。
そう言えば「論理エンジン」では、著者の出口汪氏自身が「ふくろう」のミニ・イラストとなって、時々テキスト上に舞い降りて説明しているようなアイディアが随所に生かされていますね。


その「ふくろう」関連グッズが、最近NPに寄ってきます。
有り難いと思ってすぐに身につけています。
例えば・・・、
温か素材の「ハンカチ」、これは見事に京都大学理学部・現役合格を果たした受験生からいただきました。
うん、相応しくて申し分ないですね、感謝。
(御祝いに、よく吟味検討した上で研究書を後日プレゼントします、梟からの「英知の贈り物」ですよ。)
他にはこれもいただきものでカナダへも連れていった「ニット帽」、
目が気に入っています。
さらに毎日使用のバックパックにくっ付けている「ストラップ」、
クイズに当たってゲットしたものです(追記)。
DCIM0225














DCIM0228【教えてあげる君(くん)】(^_^;)
ミネルバの梟・・・
ミネルバが供としている梟。知恵の象徴とされる。ヘーゲル著「法の哲学」にある「ミネルバの梟は夕暮れに飛び立つ」の警句で有名。
ミネルバ・・・
ローマ神話の技術・工芸の女神。ローマのカピトリヌスの丘にユピテル、ユーノーとともに、国家神としてまつられていた。のち、ギリシャ神話の知恵・学芸・戦・工芸の女神アテナと同一視される。
(いずれも大辞林 第三版より)

 

(コトバンク-デジタル大辞泉より)
せんちゅう‐はっさく【船中八策】・・・
慶応3年(1867)坂本竜馬が起草させた新国家構想。長崎から上洛中、土佐藩船中で後藤象二郎に示したものとされ、朝廷への政権奉還、二院制議会の設置、外国との不平等条約の改定、憲法の制定、海軍の拡張など8か条からなる。後にこの構想は、大政奉還、明治政府の五箇条の御誓文となって引き継がれた。

(新明解国語辞典・第七版より具体例省略)
嗜(たしな)む・・・ 
①素養やつきあいのため、ふだんからその事を習っておく
②悪い結果にならないよう、行動に気をつける。


次年度に向けて、まさに「船中八策」の時期。
深い意味はありません、あれこれ考え模索しているだけ(認知症予防) 。

リハビリ旅行の途上(神戸の北区)で、
高知・司牡丹酒造「船中八策」(純米超辛口)に巡り合いました。

NPふだん日本酒は嗜みません。
また当ブログにも原則お酒は登場しないのですが・・・、
(国語趣味の教育的ブログだからね・・・うん・・・。)
この一献は、比喩的にも、淡麗で旨い。

新年度が、このようでありますように。

ふだんから習っておき、行動に気をつけたいものです。
人生の極意かも知れませんね。

DCIM0216


 

大東市主催で市民会館にておこなわれたものです。

髙口光子氏(理学療法士・介護支援専門員・介護福祉士)の、
「認知症の方を地域で見守るために」という講演が1時間、
(休憩を挟んで)
日本最高齢ジャズバンド・ゴールデン シニア トリオ(ギネス申請中)の演奏が25分、
フォーク歌手・高石ともやさん(御年74歳もちろん現役)のトーク・コンサートが45分、
・・・といった内容でした。

当初は、高石さんの歌が聴きたかったので整理券チケットを申し込んだのですが・・・、
行ってよかった~♪♪♪

心がほのぼのして、前向きに明るく生きてゆくことが何よりと思えました。

講演は大好きでリアルな「物語」だったし(だから泣いたし)、
ジャズはシンプル・スタンダードなピアノ・ベース・ビブラフォン型で心地よかったし、
高石さんは「イマジン」(ジョン・レノン)や「風」(シューベルツ)まで一緒に歌わせてくれたし、
アメリカ民謡の日本語歌詞曲も聴かせてくれました。

私に人生と言えるものがあるなら
♪♪♪
私に人生と言えるものがあるなら
あなたと過ごした あの夏の日々
きらめく草の葉に 心がはずみ
野に咲く花に 心が通う
愛していたのに あなたは消えた
信じていたのに 何故かわからない
許されるのなら やり直してみたい
出来ることなら あの日に帰りたい

陽気に行こう
♪♪♪
喜びの朝もある 涙の夜もある
長い人生なら さぁ 陽気に行こう
陽気に行こう どんなときでも 陽気に行こう
苦しいことは 分かっているのさ
さぁ 陽気に行こう
嵐吹き荒れても 望み奪われても
悲しみは通り過ぎゆく 陽も輝くだろう
陽気に行こう どんなときでも 
君を信じよう 僕を信じておくれ
救い主は生きている さー陽気に行こう
陽気に行こう どんなときでも
美しい朝には 声をかけておくれ
僕も歌いながら 挨拶しよう
陽気に行こう どんなときでも
恋はうれしいもの 別れはつらいもの
人生は長いもの 君は幸せもの
陽気に行こう どんなときでも

高石さんと、ずっとずっと前に泉州ちきりマラソン(岸和田フルマラソン)で偶然途中並走した経験は、
当ブログに書いたことがあります。

「ああ~追い風だ~」という爽やかな声は今でも覚えています。
走る速度と同程度の追い風だと、全く風を感じなくなってむしろ走りにくい・・・、
という彼の説明を横で聞きながら走っていました。
その時、まだまだ血気盛んだった若きNPは 《ならば向かい風よ吹け》 と内心思ったのでした。
(「ふけ」と打ったら最初は「老け」と出てドッキリ。)

・・・あれから20年を、瞬く間に駈け抜けました。
(モタモタ、ドタバタとね。)

いろんな風が吹きました。
順風
逆風
横風
台風
清風
温風
冷風
暴風
凩(こがらし=木枯らし)もあれば、
凪(なぎ=無風)もありました。

倒されそうになり、
実際に転んで倒れて、
何とか立ちあがって、

東風(こち)
南風(はえ)
西風(ならい)
北風(あなじ)
春夏秋冬いろいろ感じながら・・・、

今日も何とかヨタヨタ、ふうふう、フワフワ走っていますね。

それにしても、
もはや文章の趣旨からは逸脱しますが・・・、
日本語では、風の種類は2000語以上あるそうです。
さらに吹っ飛びそうですね、凄い。


ちなみに、雨の種類は400語以上あるそうです。
これにも、こころ打たれますね。

ついでに、雲の種類は・・・、
基本は国際気象機関の決めた10種類とか、但し⇒の通称があり「-雲」。

「上層雲」
・巻雲(けんうん)⇒すじ・きぬ
・巻積雲(けんせきうん)⇒うろこ・さば
・巻層雲(けんそううん)⇒うす

「中層雲」
・高積雲(こうせきうん)⇒ひつじ
・高層雲(こうそううん)⇒おぼろ
・乱層雲(らんそううん)⇒あま

「下層雲」
・層積雲(そうせきうん)⇒うね
・層雲(そううん)⇒きり

「対流雲」
・積雲(せきうん)⇒わた 
・積乱雲(せきらんうん)⇒かみなり


あ、いかんいかん、調べているうちに、あらぬ方向に・・・、
2015年センター試験国語・大問1評論の「教えてあげる君」になってしまった。

あ、でも懲りずに貫徹します・・・。

二年前、とっても雲の好きな(同時に鉄道マニア)中学一年生のFくんに、
「雲の本」を貸してもらったことがあります。
『「雲」の楽しみ方』( 2007/7/18)ギャヴィン・プレイター・ピニー 著だったと思います。
イギリスでベスト・セラーになったとか。 

・・・こんな素敵な少年がすくすく育まれる、
そんないい風が吹きますように。

そして・・・、

認知症を免れる、
もしくは楽しむためにいいのは、
あれこれ考えること
人としゃべること
からだを動かすこと
何よりも歌うこと
・・・のようです。

NP、自慢じゃないけど、
ずっと授業や仕事や家庭で、
そうやっています。
(いつでも歌えるよ♪)

近々、年度末恒例会食で、
大学時代の友人(高知と東京から大阪へ)と、
カラオケ行くぞ~♪♪♪

是非歌いたい曲があります。
その一つは、
「ささやかなこの人生」(詞曲:伊勢正三)です。

花びらが散ったあとの
桜がとても冷たくされるように
誰にも心の片隅に
見せたくはないものがあるよね
だけど人を愛 したら
誰でも心のとびらを閉め忘れては
傷つき そして傷つけて
ひきかえすことの出来ない人生に気がつく

♪♪♪
♪♪♪

風よ季節の訪れを
告げたら淋しい人の心に吹け
そしてめぐる季節よ
その愛を拾って
終わりのない物語を作れ

やさしかった恋人達よ
ささやかなこの人生を
喜びとか悲しみとかの
言葉で決めて欲しくはない

・・・・・・・・・・・・

(後日の「カラオケ詳報」をお楽しみに・・・何しろ「最強の認知症対策」ですから。まずコブクロね・・・。)



 
 


 

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