NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

2012年12月

どちらも懐かしく慕わしかったですね。
前者はNHK大阪ホールで「南こうせつ」、63歳になったそうですが、よく声が通っていましたね~圧巻。
後者は4年に一度の教え子たちの集いに初めて参加、41・42歳の男連中、いろいろ大変そうだけど頑張ってるな~エール。

【 第8回ラモ検・解答 】(開始より約10か月、本年最終、ご愛顧有り難うございます。)

合格点は・・・7割にしましょう、よいお点を。・・・

書き取り&意味(10点)
①糾弾・・・問い糾(ただ)して責めること。
②抹消・・・つぶして消すこと。
③俯瞰・・・高いところから見下ろすこと。
④修羅・・・はげしく悲壮な争いのこと。
⑤無償供与・・・報酬なしで提供して与えること。

読み仮名&意味(10点)
⑥かいり・・・離れ外れること。
⑦れいめいき・・・新しく始まろうとする時期。
(伸)しかる・・・責任・負担がおおいかぶさること。
⑨がいぜんせい・・・確実さの度合い。
⑩にわかべんきょう・・・突然に勉強すること。


日付が新年を刻む前に、もう一度更新します。


悪用される「目に見えない世界の大切さ」について。

前ブログで、NPには見えていなかったことを、指摘していただきましたが、実はPONさんには見えていたこと、もしくは、整然と資料を客観的に把捉(はそく)すれば、誰にとっても見えるはずのことだったのです。

構造主義もそうだと思うのですが・・・非論理的ではないのです、むしろその反対なのですね。構造主義は極めて論理的な認識方法です。
「見えないもの」の大切さは、「敢えて見ようとしないことで見えなくなっているもの」の怖さでもあるのです。

だから、それを逆手に取って、「目に見える世界は信じられないから、目に見えない世界を大事にしよう、たとえば・・・」という、理不尽な論法には、断固として立ち向かいたいと思っています。

当然だよね、と思っていただける方には詰まらぬ話でした。
しかし、少しだけ耳痛い方には、ぜひ騙され続けないようにして下さいませ。
「騙」という字は、「騙(だま)す」以外に「騙(かた)る」という読みがあります。後者は、「偽(いつわ)る」に加えて「金品をまきあげる」の意味あり・・・見えないものと金品はセットだったりしますからね。


昨夜から今夜にかけて満月ですね、旧暦 霜月 中の頃・・・昔ならまさに仲冬(ちゅうとう)。
確かに寒さ一入(ひとしお)です。
珍しく風邪を患ってしまい、「ほっとゆず」などで心身を潤しています。
そう言えば、先のPONさん一家には、毎年「無農薬のゆず」をたくさんいただきます。
21日の冬至に、残り全てをお風呂に投じましたので、大晦日はどうしようかなと思案中です。

今夜はフォークソング(今は違うかも)を聴きにビッグネームのソロ・コンサートに行きます。トークも面白いので楽しみです。
見えるもの(=本物)をしっかり見て、聴こえるものをしっかり聴いて、心豊かに感じてきます。

書き取り&意味(10点)
①選挙結果をキュウダンする人々の声々。
②民意をマッショウする暴挙に出る強者。
フカン的な視点をもつことが必要だ。
シュラの道を歩み始めた国家戦略。
ムショウキョウヨの申し出を断る愚かさ。

読み仮名&意味(10点)
⑥現代の良心から乖離する政治。
⑦脱原発の黎明期は在り得るか。
圧し掛かる権力の構造を問う。
蓋然性についての説明は無い。
俄勉強の愚かさと大切さ。

う~ん・・・例文にも「意図」は反映するものですね。
意図と言えば、糸に通じます。
久しぶりにFMラジオを聴きました。Christmas‐song 一糸乱れぬオンパレード♪♪♪。

雨は夜更け過ぎに 雪へと変わるだろう・・・(山下達郎)・・・日々の暮らし、その凍てつく寒さ、しかし純白な想い。

無理と諦めていた大阪国際美術館「エル・グレコ展」、有り難くも御縁あるかたから招待券をいただき、家人と一緒に行って来ました。

順路で「受胎告知」の三つ目、本当に凄かった。倉敷の大原美術館もNPは四度訪ねたことがあり、やはり「受胎告知」には圧倒されましたが・・・、その時同様に佇んでしまいました。・・・図版を初めとして、絵葉書、栞、付箋、楽曲CDなど買い込んできて、俄(にわか)勉強もしています。

そして、何か所かに明示されていましたが、「見えるもの」と「見えないもの」の双方を徹底的に描き切った点に、その時代的な存在意義を強く確信しました。やはり、前近代(中世)的な世界から、近代的なる新世界への架橋(かきょう)的な意味合いで捉えます。「見えないもの」に価値観の重きを委ねてきた時代から、「見えるもの」の明確さのみに信頼・前提を措(お)いてゆく時代への移行です。
しかし、実は「見えないもの」(形而上・幻想・感性的な世界)の方がより確かであり、「見えるもの」(形而下・合理・理性的な世界)の方が却(かえ)って不確かであるのかも知れません。そうした「逆説」的な「蓋然性(がいぜんせい=確実さの度合い)」を問い質(ただ)されるような気がしました。

さて、一週間が瞬(またた)く間に経ってしまいました。あれでよかったのでしょうか、あれが本当に「民意」という「見えるもの」の顕(あらわ)れだったのでしょうか。
・・・「見えないもの」を、最も親しい知人の一人から教えていただきました。
以下に、許諾をいただいた全文を転載します。有り難うございます。
(「この国のかたち」というタイトルで送ったメールの「今回の結果をどう見ますか」への回答です。)

【PON さんからのメール】

選挙前のメディアが偏った報道がひどい。ほとんど自民党と維新しかとりあげていない。これが一番の原因だと思ってるよ。

実際比例では自民は前回より得票率は1%しか増えていないのに小選挙区で議席は79%ゲットしている小選挙区のマジック。こういう選挙制度にしてしたのは自民党自身。
→  http://www.facebook.com/

今回全国で49000カ所の投票所のうち30%の16000カ所が時間を投票時間を繰り上げた(福島では100%)理由は節電だの、道が暗くなるので危ないとか、わけわからん理由。
http://www.facebook.com/photo.php?fbid=178956958917177&set=a.125353594277514.38393.100004086215488&type=1&theater

ベルギーやスイスでは、証明可能な理由がない限り、選挙に行かないと罰金が科されるとか、フランスでは一週間前から世論操作を防ぐため樹々敷く報道規制されるとか、一方で日本はとにかく都合良く世論調査を発表(これも問題)して世論操作し、また国民が選挙に行くのを邪魔している。

いろいろ情報集めているのでよかったらツイッター https://twitter.com/kitopon 見てみて。

とにかくフェアじゃない。
世界のメディアは、民主の票が自民党と維新に流れたとの報道らしい、そうだろね。
でも冷静に考えて自民が今の山積みの問題(もともと自民が作ったわけですが)を自民が解決できるわけがないので、そのうち問題噴出してきて国民も気づくかも。そのときに私たちがどうするか、準備しておいた方がいいと思う。

自民の憲法改悪案はこんなにひどい http://www.facebook.com/photo.php?fbid=256881731105489&set=a.120397201420610.15802.100003509934495&type=1&theater

阿部(NP注、原文通り)が、「今の憲法ははっきり言ってみっともない」と言い放ったそう。DAYS JAPANの「14歳のための日本国憲法」いいかも http://www.facebook.com/photo.php?fbid=480129678692890&set=a.205468876158973.47345.198516063520921&type=1&theater

原発が再稼働、新設されぬよう、徴兵制が取り入れられぬよう、言論統制されるまえに、私たち市民はまだ動けると思う。
でもあんまり時間もない…。

新聞、TV以外で情報を自分から得ようとするなら、今はかなりの情報が入ってくる。もちろんどれが真実か見抜く力も必要やね。

今回の選挙結果、外的要因を思いつくところだけとりあえず挙げてみたけど、あとは個人の考え方、動き方、
教育の力はいいにつけ悪いにつけ大きいと思う。
子どもらの学校の先生見てても、上に従うだけで疑うこともしない、こりゃあかんんわ、と思う…先生自体、そんなふうに教育されている世代。

阪南大学の下地先生の不当逮捕に対する署名はこちら→ http://keepcivicactivity.jimdo.com/

心ある教育を、期待しております! 激応援!

芥川龍之介『羅生門』・「起」で次の三つ。
①大きな円柱(まるばしら)に一匹とまっている「きりぎりす」(現在のコオロギ、下人がはしごを上る前にどこかへ行ってしまう)。
②どこからかたくさん集まってきて飛びまわっている「からす」(胡麻・ごまをまいたように、と直喩表現もある)。
③右の頬にできた大きなにきび(「承」を経て「結」でも「赤く頬にうみを持った大きなにきび」と表され、さらに「不意に右の手をにきびから離して」と帰結)。

NPの恣意的解釈によると・・・
①下人を見つめる「客観的描写視点」、映像的カメラワークの役割、暗室へと上る下人からロングショットで消却。
②下人の生死を見届けようとする「俯瞰(ふかん)的視点」、下人=作者自身とすれば圧(の)し掛かってくる細々(こまごま)とした「限界状況」(ヤスパース)。
③下人の見苦しくも素朴な「良心」、最終的決断はそれを手放して「修羅(しゅら)の道」へと踏み込んで生きること。

*修羅…醜い争いや果てしのない闘い、また激しい感情のあらわれなどのたとえ。

なぜ不意に思い出したのか・・・衆議院議員選挙です・・・修羅道(類比的かつ暗喩的に)でしょうか。

「比喩の全貌」も一気に決着したいですね。ラモ検も近々に。

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