NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

2013年02月

センター本試験の大問一
2012 生物学・人間学・現象哲学的
2011 身体論・空間論・臨床哲学的
2010 経済学・産業論・ポストモダン
2009 市民社会学・ゲーム論・コスモロジー(世界観・宇宙観)的
2008 心身論・時空論・言辞学

東大文理共通の大問一
2012 自然環境学・二元論・エコロジー(生態学)的 
2011 空間論・風景論・環境哲学的
2010 プライバシー論・情報学・ポストモダン
2009 意味論・現象学・言辞学的
2008 歴史学・表現論・歴史哲学的【京大と中島敦「文字禍」バッティング】

そして
2013センター評論:文化論・歴史学・随想哲学的
ならば
2013東大入試評論:???

文科150分:一評論文、二古文、三漢文、四随想文or評論文
理科100分:一評論文、二古文、三漢文

一の評論文問題だけが、全く同一です。ここに東京大学の求める思考・学術的なレベルの高さ・広さ・深さを読みとることになります。

センター試験の一もそうですが、今という時代において敢えて問わねばならない火急的な、それゆえに普遍的なモチーフ・テーマが対象です。

逆説的な言い方ですが、「その時でなければならない上にその時でなくてもいいもの」が指摘開示されるわけです。

私たちが見失っている、見えているはずなのに見ようとしない、大切な何かであるはずです。

昨年のセンター試験:大問一の評論と、東大国語:大問一の評論との「生物学から人間学という主旨」や「出題・設問の問いかける意味」の類似性・共有性は、当ブログでも早々に指摘しました。その大きな敷衍(ふえん=押し広げて述べる)の中に、昨年の山中伸也教授のノーベル医学生理学賞もあったのではないでしょうか。

たったひとつのトライアングルを偶然の一致としてではなく意味付けるのです。

とすれば・・・東大の2013年大問一は、間違いなく「文化論」になるのです。
予測詳細を展開しながら、この後「ブリコラージュ」をしてゆきます。

*レヴィ・ストロースは、構造主義的な解釈の基幹として、原始的偶然の中に科学的精神を見ました。「ブリコラージュ」(フランス語)とは、有り合わせの日曜大工(この比喩自体は廃語ですね…)・寄せ集めの器用仕事 という意味ですが、そこに「確固たる目的意識」を見出せば、眼前のモノは異なって映ります。

昨年は『フィガロの結婚』を観たのですが、今年は『こうもり』です。ヨハン・シュトラウスⅡ世による喜歌劇で、ウインナ・オペレッタの最高峰だそうです。

「比喩表現の全貌」を、まとめたくてずっと先延ばしにしていましたが、2013センター試験の小説問題に、「地球儀」が出題されたことで、やはり今、なのだと考えています。

いつもアト・ド・フリースの「イメージシンボル事典」の説明を参考にもしますが、「暗喩象徴」というのは、「分かろうとする人にしか分からない」「それでも分からないかもしれない」蠱惑(こわく=あや・妖/怪・しさで人の心をまどわせ たぶらかす)的なものですね。だから曲解・牽強付会(けんきょうふかい=強引なこじつけ)が生じる危険性は常にあります。

「こうもり」のイメージは、そして暗喩は・・・例えば「からす」とどのように違うのでしょうか。いずれ別稿で。

昨日よりも寒い朝です、そう言えば・・・雪の予報が外れたことに対する怒れる話題もありました。
受験票に表記されている「~の遅刻は一切認めない」の、「イッサイ」が大学入試の国語漢字書き取り問題に出題されていたという「出題ミス」も話題になりました。
前者も後者も、「事故」という比喩表現で「一件落着」となるのでしょうか。

【意味】
アプリオリな表現能力とアポステリオリな創作努力
コンセプトを問う。
クローズドサークルに集う。

【読み】
④寒さ一入の夜
⑤高額商品をく。
慧眼の持ち主
⑦買いりの時間
⑧カルトにされられる。

【書き取り】
⑨資料をハソクする。
アッカンの歌声
⑪任務をスイコウする。
キマグれな思い
⑬近世のギコ物語とハイカイ趣味
ホウトウ息子のいる家
シャレた答え
ノウコウソクを克服する。
⑰他人の主題をカスめ取る作品
ウグイスの初音を聴く。
ユエツの時間を過ごす。
イッチョウラを来て外出する。

東大の入試漢字はもっとシンプルで簡単です、必ず大問一の評論で5つ出題されます。
今週末には東大入試国語のコンセプトについてNP分析&出題予想をします。

アポリア(行き詰まり)を一人で抱えずに、「らも」ってみましょう。



吉野弘さんの詩の一節から

・・・・・
冬枯れのこずえに うっすらと緑が走り
樹木がそのすべてを
少しのためらいもなく
春にゆだねようとしているのを見ると
そのすばらしさに胸をうたれる。
そして気付く。
ぼくらの季節が
あまりにも樹木の季節と違うことに。


二月四日、「立春」の雨です。
七十二候で「東風解凍」(とうふうこおりをとく~春風・こち が氷を解かし始める~)の日。

家人が昨日お花のお稽古(生け花の研究会)で、「菜の花」を生けた後に下げて持ち帰りました。
曰く、「菜の花はすごい生命力で、切って花器に生けるとすぐに グン と伸びるのよ。」
花瓶に挿して教室に置いてみます。

ここからです、「本当の春」を目指して、「今の自分の最後の戦い」を懸命に戦い抜いて下さい。
ちょうど三週間後に国公立大学入試・前期試験ですね。三週間で グングングン と伸びる、伸ばす。
気分転換と入試レベル重要語句学習に、今年初めての「らも検」を夜にアップします。

東風吹かば 伸びよ心に 雨降るも 名付けよう無き 季節を生きる  (NP) 

このページのトップヘ