見坊さんの『〈’60年代〉ことばのくずかご』という、ちょうど30年前初版(筑摩書房)の本を繙(ひもと)いてみました。・・・およそ半世紀前のコトバの中で、先述の「曖昧語」はどうであったかを知りたかったのです。
五つのうち二つ(標題がその索引例)が既にありましたね・・・それも今よりずっと新鮮でインパクトが強かったものと思われます。
「若い女のことばづかい」として、二女の父親の「一番悩んでいるのは、短大在学中の長女が何かにつけてその言葉を連発することで、耳ざわりでなりません」という読売新聞「人生案内」の記事を挙げています。
思わず早朝から笑ってしまいました。
「お悩み相談(?)」に載るぐらいに氾濫(はんらん)していたとは・・・。
時を経て、しっかり生き残っていますね、もう悩まなくてもいいレベルに着実にランクアップしています。
対義は「感じいい」「いいみたい」でしょうか。
「いい」も曖昧ですね。
「どうでもいい」かな?