NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

2013年08月

教え子の医師と、2年ぶりに会いました。
大学病院で外科の腕利き。NPに何かあったら「僕が切ります。」と、前々回に言ってくれたのを頼りにしています。男の厄年後の齢(よわい)、つまり働き盛りで「子分から親分への移行期」あたりのようです。
愛妻家、女の子二人の優しいパパさんでもあります。

近鉄・新石切駅前の居酒屋さんで気軽に飲食したのですが、とても落ち着いた静かな「言葉」で、彼の日頃の仕事ぶりが伝わってきました。
 
盛り沢山の医学・医療の実際、「現場」のことを教えてもらいました。有り難う。

センセイ、センセイと何度も言うので、はてな、そうか、このお医者先生を中学高校と教えていたことがあったんだなあと、あらためて嬉しくなりました。

言葉」と「現場」を対比的に捉える、柳田民俗学系の研究者の評論文を、つい先日授業で扱ったのですが、まさに、その「重複対比」を、彼に感じました。
言霊的には、「ば」が重なっていますね。
古文的には、「未然形+ば」で順接仮定条件 = (もし)~ならば、「已然形+ば」で順接確定条件 = ~すると・~なので、どちらも「」(ばのちから)です。

NP的には、これを「ばりき」(葉力・場力・馬力・力)と呼んでいます。
・・・全てが彼にはあります。

3月、大学入試の季節が終わったら「一泊人間ドック」。
先生の病院で、家人と二人分、予約しました。
宜しくお願いします。

ほぼ一カ月前の出口汪さんのブログから。

・・・・・・・・

最悪の事態を想像してみましょう。

 


アベノミクスのバブルが弾けて、株価などの

大暴落。

賃金が抑えられているのに、食品などの生活必需

品の物価上昇。

円高による原油などの高騰。

そして、国の借金がふくれあがり、破産。

 


年金、保険などの破綻。

弱者は切り捨てられ、老後は誰も助けてくれなく

なる

TPPによる弱肉強食の過酷な競争社会

犯罪の大幅増加・治安が維持できなくなる

 


こうした状況下において、解決する手段は歴史

的に見れば戦争でした。戦争をすれば、国民は

政府への批判から目をそらさせ、軍需産業の

活況などから、一時的に好景気を演出できます。

(アメリカが過去に何度も使った手法です)

 


日本は地震国家であり、地震は必ず来ます。

その時、再稼働された原発は取り返しがつかない

事故を起こすでしょう。

第一、これほどの原発を抱えた国が戦争を起こ

すことは、自衛の戦争を含めて不可能です。

原発へミサイルを一発ぶち込むか、テロリスト

が爆破すればおしまいです。

軍隊など何の役にも立ちません。

 


憲法を改正し、自衛隊を軍隊として、集団自衛

権を認めるようになったとき、日本はアメリカ

の戦争に巻き込まれるかもしれません。

今の自衛隊員は、戦争放棄という憲法の下で

隊員になったのであり、仮に本当に戦争に

参加する可能性があるとなると、多くの隊員が

自衛隊を辞めるでしょう。では、今の日本で、

誰が軍隊に入るのか?

せっかく軍隊を作っても、入ってくれないと

きは、徴兵制しか手段はありません。

もちろん、ほとんどの若者はそれを拒否しよう

とするでしょうから、軍需裁判、軍法会議も必

要となるでしょう。

不満を押さえつけるためには言論統制・情報管

理が行われます。

そして、膨大な軍事費により、ますます財政は

破綻していく。

そんな時に、大自然災害に見舞われ、原発事故

が起こる。

 


もちろん最悪の場合を想定したのですが、こう

した結果は、すべて私たち国民が自ら負ってい

かなければならないのです。

その覚悟がありますか?


・・・・・・・・


あれから一カ月経ちました。
「覚悟」が試され続けているとも言えます。

さて、 私たちになぜ想像力が無くなってきたのか、なぜ思考停止しているのか、なぜ虚無混沌に身を委ねているのが心地よいのか、よく考えてみる必要があります。
「なぜ日本人は、最悪の事態を想像できないのか」は、井沢元彦さんの昨秋出た新書タイトルでしたが、「なぜ」は、嫌というほど身近な日常生活至る所に湧出(ゆうしゅつ)してきます。

しかし、「なぜなら」は余り語られないように思えます。考えているうちに、袋小路に迷い込み仕舞いにどうでもよくなるか、慌ただしい日々に埋もれ気になりつつも時間切れになるか、次第に不快不安になりマイナス思考はやめようと思うか・・・いくつかのパターンがあるのでしょうが、まあそんな「感じ」ですね。

まして、「ではどうするか」については、ほとんど廃墟にたたずむ孤老の無力感が伴いますね、大袈裟ではなく。

・・・出口さんは、別の日に、明確に御自身の使命感を載せています。きわめて論理的です。

NPは、今朝は援用(本当に便利な言葉です。)が精一杯で、もはや眠くなっています、いけませんね。

九月早々には、哲学者のSNさんやプロダンサーのJRさん、大和撫子のYWさんたちと御一緒に、松江・志桜塾の長谷剛先生を大阪にお迎えして、一席設けさせていただきます。

きっと眠気が覚めます、一席で一石をと強く願っています。



先日の追記です。

新倉和文さんが、熱心にブログで発信していた時期があって、それはちょうど6年前~5年前頃でした。仏教研究、特に法相宗(ほっそうしゅう)の貞慶(じょうけい・解脱上人:げだつしょうにん)に因んだものでした。

ある時には、ドイツ人の研究家からコメント投稿が幾度かあって、とても意欲的にそのことの意味・意義を(メールで)語ってくれたものです。専門的価値の非常に高い上質のブログだったのだと今でも思います。

しかし、高校現場で教えながらも仏教系の大学で非常勤講師を勤めることに向かって身辺整えてゆくことになり・・・既存(きそん)の研究(者)体質批判のような記載内容に大所高所(たいしょこうしょ)から自粛制限が掛かったのか、凄く残念そうに・・・閉鎖したよ、と伝えてくれました。

その大学に週一回勤め始め、研究員として年間研究費や重要文献・保存図書閲覧の正規資格を得た時には、本当に心底嬉しそうでした。研究論文作成にも一層熱が入ったようで、たまに二人で暴飲暴食(そうなんです、ガンガン話す食べる飲む・・・滅茶苦茶元気でした)する時には、堆(うずたか)く積もるほどに沢山語ってくれました。次第に後白河法皇と、蔵俊(ぞうしゅん:法相宗の転換点に貞慶とともにいるようです。)の話題も加わったかと記憶しています。楠淳證(くすのきじゅんしょう)教授中心の研究で、「科研」にも名を残しています。
http://kaken.nii.ac.jp/d/p/21520060

奥様は、京都の大谷本廟に分骨を済まされています。
もしよろしければ御参りをとおっしゃっていますので、お気持ちのあるかたはNPに御連絡下さい。ブログコメントの場合はアドレス非公開のまま、廟内の御在所のみ伝えさせていただきます(奥様には御一報差し上げます)。

9月21日の命日に、追々記をと思っています。



8月6日の書き取りの解答、読みがな問題にします。合格認定は、キリのいいところで66です。

1 夜の  2 永田町界隈  3 想い出の抽斗 
薔薇の花  5 と述べる。  6 仕事にける。  
百花の季節  8 りに首を振る。  9 冒険を語る。
10 く着いた。  11  わば夢の話  12 灰褐色の岩石
13 心をぐ。  14 き見をする。  15 所縁の土地。(しょえん以外で)
16 清楚な出で立ち  17 やかな髪型(つや以外で)  18 無く暮らす。
19 街中を彷徨する。  20 時局にみる。 21 祭りにんだ催し
22 享年59歳だった。  23 とかく取沙汰される。  24 みつく思い
25 を開ける。  26 出発する。  27 悪口める。  
28 軒端に揺れる笹  29 陰日向のある人  30 向日の種
31 桔梗の咲く頃  32 金平糖をなめる。  33 所轄の警察署
34 めく光  35 末子として生まれる。  36 最期はだった。
37 偶々巡り合う。  38 渾身の作  39 大和撫子のような人  
40 ひとりく。  41 し出す雰囲気  42 世間の喧騒  
43・44  (科)とは責められるべきち  45 釈迦に説法
46 天空海の心意気  47 の年に参拝する。  
48・49 蕎麦饂飩  50・51 は深い。  
52 辺りを闊歩する。  53 蒼穹が広がる空  54  熱気の坩堝  
55 真摯な人柄  56 敬虔な信仰心  57 祈りをげる。
58 目がむ。  59 石の(訓読み)   60 れ現象
61 って考える。  62 何処か遠くに行きたい。  
63 ・64 土用丑  65 体をわる(ねぎ・らうの読みあり)。  66 山葵の香り  
67 論理を敷衍する。  68 めて扱う。  69 晴れとの世界
70 抽象の具体化を権化と言う。  71 く民衆の力  
72 を正す。  73 りずに試みる。  74 おな人  
75 初盆を迎える。(はつぼん以外で)  76 活躍を仄聞する。  
77 に落ちない場合はとことん調べるのが「ライトモティーフ検定」  

8月23日、今日で旧盆も終わりますね、「処暑」(暑さおさまる日、朝晩次第に冷気も・・・昔なら・・・)でした。

京都中心に今日明日は「地蔵盆」、本来は旧暦7月23・24日なので一週後です。

雷雨停電があり、大雨洪水警報も出ました。・・・ようやく秋ですね、 ホントかな。

本来の「うらぼん」(旧暦の7月15日を中心に行われる仏教の行事)は今なんですね。

昨日8月21日の満月が文月十五日で十五夜。
「中元(ちゅうげん)*」「盂蘭盆」「精霊会(しょうりょうえ)」「解夏(げげ)」と言われる日でした。
*一月十五日が上元、十月十五日が下元です。
 
今日22日の十六日が、「送り盆」「送り火」「藪入り(やぶいり:奉公人が実家に帰る日)」の日です。

以上、今回も新明解国語辞典の[小型版]を繙(ひもと)いてみましたが・・・

見える。

映画「真夏の方程式」で湯川准教授(福山雅治)がしていた眼鏡を探し求めて・・・。
とても近いイメージで、お気に入りのものが見つかったのです。

遠・中・近三段階の度が施された、UVのWカット(表からのも反射して裏からのも)、極薄の渋いダークブラウン色が気付かれない程度に入ったグラスは縁なし横長。
大人しいブルーグレイの細くて弾力性豊かな蔓(つる)、超軽量(3.5g)のスグレモノです。

・・・ふふふふ・・・文月からの枕詞(前置き)だけで、肝心の「らも検解答」を載せる時間が無くなりました。

ではまた。



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