NPブログ - Leitmotiv ~言葉・論理・主題連鎖への旅~

2014年02月

DCIM0071

二年連続、理系のみに小説(2014年は随想・小説・古文、文系は同じ随想・評論・別の古文)。
昨年もそうでした、これで小説復活して三年目になります(ちょうど二年前の当ブログ参照)。

大庭みな子さんの哀切な文章。2007年に亡くなった、津田塾大・英文科出身のかたです。

東大は相変わらず。文系用の大問四に少し砕けた文章問題を配していますが、文理共通の三つの問題文は評論・古文・漢文。

古文・・・京大も東大も、う~ん × 3 ぐらいですね・・・2014・2013センター試験国語の大問3の方が、よほど長くて難しいですね(後註も)。

いずれにせよ、大きな闘いがひとつ幕を下ろしました。
明日からまた、国公立大 中期・後期試験、私大 3月入試へと次の闘いが続きます。


京都大学は、左京区の吉田本町すべてが敷地です。
京阪電車・大阪⇒京都の終点・出町柳(でまちやなぎ)駅から、生物リケジョ(理学博士)のK先生と歩きました。

おまつりですね。
そうそう。
(主に体育会系の男子学生中心に、駅から大学構内までずっと激励・宣伝の続く沿道です。)

受験は生徒も保護者もいろいろですね。
そうですね。
(ところで百田尚樹さんの『モンスター』は、何が描かれているのでしょうか。やはり、それは凝縮された暗喩なのでしょうか。)

おつかれさまでした。
(合い間に川上弘美さんの『神様』を読みました。このかた、「茶水」出身の生物リケジョなんですよ。)


受験の神様が、全力受験を全うしたあなたに微笑みますように。


















DCIM0066激励に行きました、行きます。

JR阪和線・杉本町駅、東口すぐ が大阪市立大学です。

NP、ここの入試国語問題の解答解説・傾向対策を、赤本に書いていたことがあります。もう随分前になりますが、当時はとても癖のある「融合問題」もありました。現・古・漢の要素が入った、ひとつの問題なのです。

その頃は、市大以外にも、阪大・関学・青学の国語や、早慶の小論文なども執筆していました。

最も手強(てごわ)かったのは・・・慶応の小論ですね。ここは、文系に国語問題を課さない分、小論文が「本気」です。

「適当」な(失礼ですが実際にそう。)小論で「お茶を濁す」(それでも面白い味は出るもの。)大学は・・・
①「〇〇〇」という題で「自分の考え」を述べなさい。⇒【テーマ型】に収まります。

「標準的」大学は・・・
②以下の文章を読んで、筆者の考えを要約した上で、あなた自身の見解を述べなさい。⇒【要約&見解型】で文章は比較的短いもの、よくありますね。

③問題文が長大で難解、しかも設問の要求と解答作りの条件が微細で複雑・・・といったところが「本気」の大学です。

大阪市大の国語入試問題には、同様の「本気」、大学側のポリシーを感じました。
アドミッション・ポリシー(学生に求める大学の理念)という言葉が、まだ一般的ではなかった時代です。間もなくしてAO(アドミッション・オフィス)という自己推薦型入試が華やかになりました。
が、ここにはすでに・・・入試問題自体に、アドミッション・ポリシーが相当しっかり入っていたように思えます、今でも多分にそうですね。

受験生の過去問・添削指導に付き合って、ここ10年分ぐらいの大阪市立大学の国語を読み解きました。
持ち込んでくれた生徒さん、ありがとう。本番の出来はどうでしたか? あなたの答案なら、国語は大丈夫、むしろ深く書き過ぎないでねと 祈っていました。

さて、今日は、今からJR~京阪電車経由で、京都市左京区吉田本町にある京都大学に行きます。
二日目を実施するのは、東大・京大など一部の大学に限られます。
理系学部の二次試験に国語があるのも同様です。

京都大学のみ専願の人は、今日の午後、すべての闘いが終わりますね。(東大は後期試験あり。)

祈る 六根清浄(ろっこんしょうじょう) & ど根性(どこんじょう) !!



ろっこんしょうじょう
・・・【仏教語】 五感(五根)+第六感、すべてが清らかであること。

⇒ろっこんじょう(富士登山の掛け声)

⇒どこんじょう

⇒どっこいしょ


キミの

大いなる

夢に

届け!!

『舟を編む』、三浦しをん さんの原作で2012年本屋大賞 受賞作。
松田龍平・宮﨑あおい・オアギリジョー・黒木華(はる) さんたちが出演の映画でも、各種大きな賞を獲得しています。
最近ではベルリン国際映画祭において、史上最年少で最優秀女優賞にあたる銀熊賞を受賞した黒木さんが話題となって、「凱旋(がいせん)上映」も全国各地で行われたようです。
見逃してしまった・・・残念。

「辞書ブーム」ってあったんですね、本当かな。
その火付け役になった作品とは知りませんでした。
松田龍平、いよいよ父親の故・松田優作さんにそっくりな風貌になってきましたね、いいなあ。

明日、「新明解国語辞典・第七版」(三省堂)を入手予定です。
「全面改訂」ですが、最新というものでもありません、もう二年以上経っています。
先日、「恋愛」項目についての記載説明をお伝えしたように、すごい解釈が多々あります。
とにかく楽しみです。


その2月25日は、「茂吉忌」です。
きっと斎藤茂吉も舟を編むようにして、短歌を紡(つむ)いでいたのでしょうね。

恋愛は
 かくのごときか
  本能も
   なよなよとして
    独占を欲る  
(昭和25年作、『つきかげ』収録)

欲るは、ほしが・る と読むのでしょうか。
この歌、晩年から死まで約五年間の作品を集めた歌集に入っています。

これが茂吉です。

68歳の冬ですよ、友や兄の死を見つめながらも・・・。

「かくまで老い衰えても茂吉は詠(うた)い、その歌は私たちを魅了してやまないのです。」
(歌人・秋葉四郎さん)

茂吉自身は昭和28年2月25日、71歳で永眠しました。


さあ、受験生たちは、今日が国公立大学・前期入試の前日です。

舟を編むようにして蓄えてきた「力」を明日全て出せるように
大切に最後の一日を仕上げて下さい。


祈全力 !!




①設問の要求を的確に読む。

②常に序本結論を意識する。

③大前提無し本題から入る。

④一般論より自己見解重視。

⑤どんな分野も進路念頭に。

⑥素材具体抽象象徴主題 !!

⑦対比的なバランスを確認。

⑧体験見聞引用は簡潔に♪♪

⑨小論文重要語を複数用意。

⑩結論の主題は+思考決着。

⑪お世話になった方へ感謝。

⑫ギリギリまで書き見直す。


以上、すべて十二字ちょうどで十二項目に纏(まと)めてみました。
拘(こだわ)りましょう、為せば成る。

人生のいろんな局面で、「自己表現」を求められます。
作文や小論文も、その一つの形です。

「自己」を書かず(「表現」せず)には、大事な時に勝てません。


書け、そして勝利せよ。


*「待て、そして希望せよ。」
(アレクサンドル・デュマ『モンテ・クリスト伯爵』のエンディングから)

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