努力する人は希望を語り、怠る人は不満を語る。
(井上靖:随筆「一期一会」)
本校の高校30期卒業生たちに贈る、
教職員たちの言葉を集めた冊子「折柳集」に綴られています。
S氏「豊かな人生を」と題する小文の中での引用です。
このかたご自身の文章はとても短いのですが、
この言葉は珠玉と思われ、
全体も心に響きます。
ちょうど中一の授業で、
井上靖の四部作とも言える
『あすなろ物語』
『しろばんば』
『夏草冬濤』(なつぐさふゆなみ)
『北の海』
を紹介しています。
『あすなろ物語』は主人公の名前(鮎太)も設定も別物なので、普通は『しろばんば』からを自伝的「三部作」と言います。三部作は主人公・伊上洪作の幼少時代、沼津中での少年時代、浪人時代と四高柔道部との関わり・・・などの順に描かれてゆきます。
井上靖は四高(第四高等学校⇒現在の金沢大学)理科から、九州帝国大学(現在の九州大学)法文学部・英文科へ入学して中退、京都帝国大学文学部・哲学科へ入学卒業という経歴です。
ノーベル文学賞の候補にもあがったようです。
・・・歴史作品を中心に各国語に翻訳され、日本ペンクラブ会長時代にはしばしばノーベル文学賞の候補とされた。読売新聞は2012年3月にノーベル委員会のペール・ベストベリー委員長に取材し、「井上靖が、非常に真剣に討論されていた」といったコメントを得たことを報じた・・・(Wikipediaより)
きっと井上靖さんは「希望を語る人」だったのだと思います。
再読したくなり、
エッセンスをお伝えしたくなりました。
寒い寒い日です。
希望を語る一日でありますように。
(井上靖:随筆「一期一会」)
本校の高校30期卒業生たちに贈る、
教職員たちの言葉を集めた冊子「折柳集」に綴られています。
S氏「豊かな人生を」と題する小文の中での引用です。
このかたご自身の文章はとても短いのですが、
この言葉は珠玉と思われ、
全体も心に響きます。
ちょうど中一の授業で、
井上靖の四部作とも言える
『あすなろ物語』
『しろばんば』
『夏草冬濤』(なつぐさふゆなみ)
『北の海』
を紹介しています。
『あすなろ物語』は主人公の名前(鮎太)も設定も別物なので、普通は『しろばんば』からを自伝的「三部作」と言います。三部作は主人公・伊上洪作の幼少時代、沼津中での少年時代、浪人時代と四高柔道部との関わり・・・などの順に描かれてゆきます。
井上靖は四高(第四高等学校⇒現在の金沢大学)理科から、九州帝国大学(現在の九州大学)法文学部・英文科へ入学して中退、京都帝国大学文学部・哲学科へ入学卒業という経歴です。
ノーベル文学賞の候補にもあがったようです。
・・・歴史作品を中心に各国語に翻訳され、日本ペンクラブ会長時代にはしばしばノーベル文学賞の候補とされた。読売新聞は2012年3月にノーベル委員会のペール・ベストベリー委員長に取材し、「井上靖が、非常に真剣に討論されていた」といったコメントを得たことを報じた・・・(Wikipediaより)
きっと井上靖さんは「希望を語る人」だったのだと思います。
再読したくなり、
エッセンスをお伝えしたくなりました。
寒い寒い日です。
希望を語る一日でありますように。