NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

2015年07月

玄米チャーハン弁当
(玉ねぎ・あらびきウインナー・ねぎ・玉子)
ミニトマト
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きのこカレー&らっきょう・福神漬け
(エリンギ・ブナシメジ・牛肉・にんじん・別ゆでじゃがいも・玉ねぎ) 
ツナサラダ
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・・・先ほどまでの映画で特攻のシーン、
代わりに生き残ってゆくことになる若い部下(2004年は夏八木勲:遺作)が叫ぶ中、
緩やかに機体を傾け宮部機は飛び去ってゆきました。

愛するために死ぬ・・・、
平和のために戦争をする・・・。

この逆説は・・・到底分かりません。

満月の夜、
2015年の七月が忍びやかに去ってゆきます。

1945年の八月から70年の歳月が去ってゆきました。

その八月が来ます。 



 

 

「気合を入れる!」
「士気が下がる!」

ガダルカナルの戦い(1942年8月~)にあたって、
主演の岡田准一が演じる宮部久蔵は、
「無理だ」と言ってしまい、
聞きつけた上官に殴られました。

TVの本編ノーカット放映を見ています。

「どんな苦しいことがあっても生き延びる努力をしろ!」
濱田岳が演じる部下に向かって宮部は、
叫ぶように言っています。

生き延びて2004年、
老いさらばえた元部下(橋爪功)は、
祖父についての真相を尋ねにきた、
元小隊長・宮部の孫姉弟(吹石一恵・三浦春馬)に、
「なぜ末期癌の私が生きているか分かりました」
「この話を伝えるためだったんです」
と応えています。
(当ブログ記事参照)

・・・・・・・・・・・・

「この恥さらしがあ~!」
と言われて、
宮部はまた殴られました。

海軍一の臆病者と言われようとも・・・、
愛する妻・松乃(井上真央)と
赤子の娘・清子(2004年には風吹ジュン)の為に、
絶対に生き残らねばならなかったはずなのに・・・、
どうして最後の最後には、
自ら特攻を選んでしまうのか・・・。

・・・そこに、
この144分大作映画の、
そして元より原作の孕(はら)んでいた、
「永遠の謎」があるように思えてなりません。

百田尚樹さんは、
関西の人気番組「探偵!ナイトスクープ」の放送作家としても知られています。
映画が封切りになった2013年には第10回本屋大賞を、
『海賊とよばれた男』で受賞しています。
「直木賞なんかよりもはるかに素晴らしい、文学賞の中で最高の賞だ」
と喜び余って(?)の発言でも注目を集めました。

それにしても『永遠の0』文庫版の累計300万部越え(WIKI)大ベストセラーとは、
何が心にヒットし続け超特大ホームランとなったのでしょうか。

そして・・・、
映画『風立ちぬ』の宮崎駿さんは、
この『永遠の0』の、
どこに危惧懸念を感じて批判したのでしょうか。


特攻=特別攻撃、
航空機だけでも約4000人が戦死したとされている(毎日新聞)そうです。

特攻を美化してはならない。

戦争は、
もちろん特攻を含みます。

そうは思いながら、
いくつものなぜ・なぜ・なぜ・・・???
という疑念は拭えません。


さあて・・・、
画面に集中することにします。

・・・複線化(齊藤孝先生)でした。









 

先日、芥川龍之介『河童』の冒頭文にある、
上高地から穂高山へという記事を載せましたが・・・、
卒業生で当ブログのコメント子の一人HTくんが、
今来ています画像を送ってくれました。
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梓川から穂高岳を望む、
岩の上に河童が現れそうな、
作品の「僕」同様に異次元に吸い込まれそうな、
幻想的なほどに美しい景観です。

これ以上ない極上の暑中見舞い・・・、
有り難う、
キミも元気でいますか。


ブログにお越しいただいた全てのかたへ、
お裾分けで申し訳なくも・・・、


暑中お見舞い申し上げます。








 

朝食は・・・(画像はありませんが)、
トーストと無糖アイスコーヒー
ヨーグルトと野菜ジュースの定番。


昼食は・・・、
エリンギと玉ねぎでインスタント塩ラーメン再び。


夕食は・・・、
麻婆豆腐再び
胡瓜と茗荷(みょうが)のもずく酢
揚げ物と天ぷら各種
アスパラ塩ゆで。


デザートは・・・、
いただきもののメロン常温で完熟。
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たまたまですが・・・、
この後「ぐるナイ」のゴチバトルが目に飛び込んできました。 

・・・高級ホテルの設定20000円。

いろんな意味で、
「負けない」夏にしたいと考えています・・・。
 

焦げ付くような日差しの中で、
それでも陰を選んで位置取りを譲らず、
威嚇してくる斧を見て足を止めました。

ただ、蟷螂(とうろう=カマキリ)は秋の季語なんですね。

七月三十日は・・・、
左千夫忌
露伴忌
谷崎忌
・・・と重なっています。
伊藤左千夫(1864~1913年)
幸田露伴(1867~1947年)
谷崎潤一郎(1886~1956年)

順に・・・、
『野菊の墓』
『五重塔』
『細雪』
・・・がそれぞれ代表作です。

蟷螂の斧*どころか、偉大な足跡を文学史に印した作家たちです。

千葉生まれ(現・明治大学中退)
東京生まれ(現・青山学院大学中退)
東京生まれ(東京帝国大学国文科中退)
・・・ふうむ。

中退の足跡を各大学に印してもいるのです。

頑張れ受験生、
頑張れ大学生。


*蟷螂之斧(とうろうのおの)・・・
「荘子(そうじ・そうし)」などの故事で、
カマキリが前脚をあげて大きな車の進行を止めようとすることから、
自分の弱さをかえりみず強敵に挑むはかない抵抗の たとえ。

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