NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

2016年03月

桜は三分咲き と、
タクシー運転手のかた。

朝8時過ぎ岡山着の新幹線・さくらを降り、
二年ぶりの人間ドックで国立病院・医療センターへ。

昼休憩中です。

大きな四角い吹き抜けのある、
診察病棟三階渡り廊下には、
明るい日差しが降り注いでいます。


岡山に住んでいたのは ちょうど9年前から8年前までの一年間です。
倉敷市・児島の、
瀬戸内の海が見える三階の部屋でした。

雨の日が非常に少なく、
地産地消豊かに、
時の流れはゆったりしていました。

海沿いの散歩道を よくジョギングしました。

仕事は児島から車で約40分かかる岡山市内に、
講師職を兼務していました。
学習塾・専門学校・速読教室です。

なつかしい、
あたたかな、
おだやかな時間と場所がありました。

SPがパート職の楽しみを見出したのも、
児島の海沿いの場所でした。


そのSPと今回も来ています。

In  the  Dock
Like  a  Dog
I  think  about   Munch
(NP) 

昨日来、今朝も午後も、
いろんな「天王星」(5~6分)演奏を聴いていますが、
前・後の「土星:序」・「海王星:急」に挟まれるような意味合いで、
「天王星:破」を捉えた方がよいと思われます。

下記に「作曲動機」をまとめているネット記事を援用しています。
その「天王星」の項目を参照して考察します。

『 作曲の動機 』
ホルストは作曲にとりかかる1年前の1913年に、劇作家のクリフォード=バックスから占星術について教えを受けていました。彼はそれ以来、占星術に傾倒していくようになり、その結果生み出されたのが組曲≪惑星≫であると伝えられています。つまりホルストは、天文学的なイメージでこの組曲を作曲したのではなく、占星学で説かれている惑星のイメージを、音で再現してみようと考えたのでした。
参考までに、占星術の礎となっている神話の神々を簡単に紹介しておきましょう。
§火星:気概や情熱、闘争心を人に与え、戦争をももたらすといわれる軍神マルスが司る。
§金星:美の女神ヴィーナスの星で、特に平和と美しさの象徴とされる。
§水星:学を好み知性豊かであるが、優柔不断で落ち着きのない性格を持つとされる。
§木星:ローマ神話の主神ジュピターになぞらえられ、威風堂々として王者の貫禄を示しているが、同時に快楽を貪る傾向がある。
§土星:人に対して冷徹で、陰気な性格を持つとされる。
§天王星:創意とひらめきの星であるが、何事にも固執しすぎる傾向を併せ持つ。
§海王星:女性からの影響や感化によって、人の気分を沈んだり華やいだりさせるヴィジョンの星といわれる。
.......このような性格が、それぞれの惑星にあてがわれています。
[「LNSOFT(エルエヌソフト)」より]


「創意」と「ひらめき」ですね、加えて「固執」・・・。
下記の楽器使用が反映しているのでしょうか。 

金管のファンファーレ、
全曲を一貫する音型による第1主題はファゴット、
飛び跳ねるような第2主題はホルンと弦、
堂々とした第3主題ははじめテューバで躍動的に盛り上がり、
突然オルガンのグリッサンド*が中断し静寂。
[「ホルスト公式ページ」参照の上編集]

上記ページによると、お勧めは1971年録音バーンスタインのもので、
「ここまでオルガンの音を前面に出した演奏はありません」とのことです。

この曲も「スケルツォに近い」そうです。
「近い?」
そのものではないんですね、
諧謔曲(かいぎゃくきょく)・・・、
舌を噛みそうです。



*グリッサンド(伊: glissando)またはグリッサンド奏法・・・
一音一音を区切ることなく、 隙間なく滑らせるように流れるように音高を上げ下げする演奏技法をいう。演奏音を指しグリッサンドという場合もあり、演奏音は滑奏音とも呼ばれる。 
⇒この奏法は、合唱曲としての「TRAIN-TRAIN」で三~四度使用され迫力充分でした。 

たまにNP授業で漠然と、
「それがマーフィーの法則*だよ」と言ったりするのですが、
生徒諸君も、
おそらくはNP自身も、
明確には理解していないように思われます。

そこで、
『愛蔵版・必ず役立つ!「〇〇の法則」』(烏賀陽うがや正弘著:PHP研究所刊行)というテキストから、
第3章「成功と失敗の法則」での第1~6法則を列挙してみます。

マーフィーの
第1法則:間違いは必ず起こる
同2  :人は誰でも失敗を犯す 
同3  :失敗には原因がある
同4  :白象(無用の長物)になってはいけない
同5  :最悪の時ほど次なる不幸が追い討ちをかける
同6  :解決したらまた次の難問が起こる

なるほど!!

では対抗して・・・、
エヌーピーの
第1法則:間違いを起こした時がチャンス
同2  :失敗を嘆いていることが失敗
同3  :因果に気付くことで変われる
同4  :無用の用を大切にするのが必用
同5  :最悪の時こそ最善を尽くせる
同6  :難問にならない問題を見直す


もちろん自分自身に最も強く自戒を促しています。
(これらは編集中の「NP明言集」にも収録されます、御入用の節はご遠慮なく。そして気長にお待ち下さい。)


・・・この機会に「ハインリッヒの法則」**も再確認して、
ご紹介また訂正追補しておきます。
こちらは単純に言えば、
「大事故の背後に軽微な事故あり」(上記テキスト第1章・基本法則)ということなのですが、
そう簡単でもないのです。
(統計学・数学上の裏付けがあるのでしょう。)

NPは生徒に注意喚起を促すために、
「8回ヒヤリの中に一回はオオヒヤリがあり、
8回のオオヒヤリの中に一回は取り返しのつかないダイジがあるよ。」
と言っています。
これは「8」***という数字に「象徴」「沢山」ということの暗喩的意味を込めているからです。


久しぶりに文字通りの「学習」をしてみました。


*マーフィーの法則(マーフィーのほうそく、英: Murphy's law)・・・
「失敗する余地があるなら、失敗する」「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」をはじめとする、先達の経験から生じた数々のユーモラスでしかも哀愁に富む経験則をまとめたものである(それが事実かどうかは別)。
[wikipediaより]

**ハインリッヒの法則(ハインリッヒのほうそく、Heinrich's law)・・・
労働災害における経験則の一つである。1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するというもの。「ハインリッヒの災害トライアングル定理」または「傷害四角錐」とも呼ばれる。
[同上]

***「8」について・・・
古代の日本において8は聖数とされ、また漠然と数が大きいことを示すのにも使われました。(例:八島、八雲、八重桜) 同様に、八を用いた八十(やそ)、百八十(ももやそ)、八百万(やおよろず)等も「数が大きい」という意味で用いられます。
[「NAVERまとめ・数字」より編集] 
 

活動休止中の「レミオロメン」・・・、
「3月9日」(2004年3月9日発売)の作詞作曲者・藤巻亮太さんが、
昨日のTV音楽番組で、某高校の卒業式にサプライズ登場し、
生ギター&歌をプレゼントしたシーンが流れていました。 
瞬間視聴率でも番組最高値の場面だったようです。

その音楽新番組MC男性の出身母校だったというご縁のようですが、
さすがに卒業式で「3月9日」を藤巻亮太さんの生歌で聞けると、
感動極まりないでしょうね。
NPもたまたま視聴していて目頭が熱くなりました、ほんといいね。


3月9日 詞曲:藤巻亮太

流れる季節の真ん中で
ふと日の長さを感じます

せわしく過ぎる日々の中に
私とあなたで夢を描く

3月の風に想いをのせて
桜のつぼみは春へとつづきます

溢れだす光の粒が
少しずつ朝を暖めます
大きなあくびをした後
少し照れてるあなたの横で

新たな世界の入口に立ち
気づいたことは一人じゃないってことに

瞳を閉じればあなたが
まぶたのうらにいることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私もそうでありたい

砂ぼこり運ぶつむじ風
洗濯物に絡まりますが
昼前の空の白い月は
なんだかきれいで見とれました

上手くはいかぬこともあるけれど
天を仰げばそれさえ小さくて

青い空は凛と澄んで
羊雲は静かに揺れる
花咲くを待つ喜びを
分かち合えるのであればそれは幸せ

この先も隣でそっと微笑んで


歌詞解説はやめますね。
なぜ卒業式の歌になったのかも、くどくどとは・・・、
説明するよりも、歌詞もメロも、そのまま素直に味わった方がいいですね。


いろいろたくさんネットに上がっている「3月9日」演奏曲の中でも、
合唱曲は思ったよりも 「作られ過ぎている」印象があり、
むしろピアノ・ソロやギター・ソロの方が、
それも必ずしもプロのハイレベルな弾き方では無い方が、
「本物」を感じさせてくれたのはなぜでしょうか?


楽曲や演奏における「プロ≠本物」 を考えさせられてしまいました。
(関ジャニも頑張っていますが・・・。)

プロが本物であるとすれば、
「3月9日」においては藤巻亮太さん唯一人ということになります。
(それがレミオロメン活動休止・最大の理由なのかも知れません。)


「歌詞」 を残すとすれば・・・、
 
瞳を閉じればあなたが
まぶたのうらにいることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私もそうでありたい

・・・の四行ですね。
このフレーズは、
あらゆる「時場人物事情」を包括し、
超越して見事かなと思えてきます。

だから・・・、
「卒業式」であってもよかったのでしょうね。

 

さすがにmagician「魔術師」には、
bringerのように「自分自身(という可能性)」を見出すことは出来ません。

例えば・・・、
患者にとっては医師、
生徒にとっては教師、
信者にとっては宣教師、
求める者にとっては技師・看護師、
悲しい笑いを見出す者にとっては道化師・・・などでしょうか?

いずれにしても「師」なのでしょうね。

作品全体に鏤(ちりば)められた「錬金術師」の「業(わざ)」のような「煌(きら)めき」は、
いったい如何なるものであるのか・・・、
もっともっと楽器編成の理解も合わせて考え聴き込んでみます。

以下は例によってwikipediaです。
ホルストの名前のアナグラム(並び順解析)・・・興味深いですね。

天王星、魔術師
原題:Uranus, the Magician
Allegro - Lento - Allegro - Largo
6/4拍子~9/4拍子~6/4拍子~9/4拍子~6/4拍子~9/4拍子~6/4拍子~9/4拍子~6/4拍子~9/4拍子~6/4拍子~9/4拍子~4/4拍子,6/4拍子
スケルツォに近い曲。デュカスの『魔法使いの弟子』に影響を受けたといわれる。また、冒頭の印象的な4音(G, Es, A, H)は、ホルストの名前(Gustav Holst)を表していると言われ、曲中にも木管・金管・ティンパニなどを使って様々な形で執拗なまでに取り入れられている。全250小節。

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