NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

2016年10月

今朝出勤途上(7時半)、
西の空に、
鮮やかに架かっていました。
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うろこ雲は秋の前線や低気圧が近付いた時に現れ易く、
その出現は即ち雨予報になることが多いのです。
地震雲説の根拠は有りません。

確かに明日未明から早朝に雨の予想です。

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明日は創立記念日で休校ですが、
文芸部恒例の直前大量印刷で、
またまた「新・新印刷室物語」を作りに職場に行きます。
明後日の11月2日が前日準備日で、
翌日11月3日が文化祭当日です。

目が眩みそうな程のボリュームで、
同人誌・文化祭特別号、
「壱」「弐」それぞれ80頁余り、
しかも史上最多150部印刷を頼まれました。

おそらく食事(スープ・ドリンクに最近はコッペパン)を挟んで、
全8時間に及ぶのではという、
壮絶な予想を立てています。 
まさに「鱗雲大作戦」。

完全な密室作業は、
外の天気とは全く無縁ですが、
下り坂から再び回復してくれることを願っています。


過去の経験値から、
一冊だけ隙間読書用の本を持ち込む予定です。
(当ブログ記事「印刷室物語 」ご参照を。)

『猫と漱石と悪妻』(植松三十里 著 2016.8中公文庫書き下ろし)、
「NHKドラマ化で話題の“漱石の妻”文豪の女房もつらいよ」と、
帯のキャッチコピーは躍っています。


文化祭活字は躍り読書する
 寸暇惜しみて印刷準備
(NP)


皆さんの準備も、
滞り無く進みますように。



 

朝食は、
チョコチップピカンクッキー(ピカンナッツ入り)

いつもの紅茶(濃い目で目覚め)。
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少しずつ甘いものを摂ろうと思うのですが、
何でしょうか、
この罪悪感(大袈裟) に似た抑止力は・・・。

まして、
ハロウィン仕様の、
ミスド・スヌーピー・ドーナツは・・・。

観賞撮影用と割り切っています。

HAPPY  HALLOWEEN ♪♪♪
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今朝(五時半~)は、
森茉莉*のエッセイ『父の帽子』(講談社文芸文庫)を読んでいます。


千駄木町の冬の情景描写から入っています、
この季節に読むに相応しいですね。

「パッパ」と父を呼ぶ「おまり」さんの様子、
陸軍省の軍人としての毅然たる鷗外像、
母の指のダイヤモンド、
「観潮楼花会」で大勢の文人が集まる賑やかさなどが描かれ、
上田敏、木下杢太郎(もくたろう)、佐々木信綱なども普通に出てきます。

さだまさしさんの曲の歌詞にある「白鬚しらひげ神社」(現・墨田区東向島)、
有名な上野精養軒や不忍池(しのばずのいけ)なども描写されて、
・・・冬も、「長い、長い、幸福の日々だった」と、
帰るだろう父を待ち、母を恋して暮らしたことが記されています。


十五歳の時には、
父と別れて別の家に住むようになり、
次の年には疑いと悲しみを胸の中に入れたままで、
夫のいる欧羅巴(ヨーロッパ:巴里パリ)に向かったと・・・。

父の死を予感して、
父に捨てられたように感じていますね。

実際には、
父が亡くなるのは三年後(1922年・大正11年)です。

「(その)十八・十九の時には独逸(ドイツ)で有名な歌い手のタンホイゼルやロウエングリインを聴いたが・・・、一晩では終わりにならず、三晩通って感動しなくてはならなかった。」
ゆえに、「音楽会の音よりも、暴風雨(あらし)の庭の音の方が私には楽しかった。」と。

「あらし」は、父との思い出の強さ・激しさの中にあったのかも知れませんね。
《音と生活》の中の一節です。

楽しい音、心に浸みる音が「音楽」だ。それが人生の楽しさだ。


巻末の解説「人と作品 天上の愛」で小島千加子さん(編集者・文芸評論家で詩人)が書いていらっしゃいます。
"茉莉は、鷗外四十一歳、母志け十四歳の時の子である。鷗外は二十七歳で一度結婚し、長男於兎(おと)を得たがすぐに離婚して以後十一年間余独身で通した。大審院判事荒木博臣の長女志けと結婚する気になったのは、たぐい稀な美貌故とされている。鷗外自ら「美術品の如き」と言い、鷗外の母も、あまりに整った美貌に驚いたという。”

日露戦争で外征した父が凱旋(がいせん)して、どれほど幼い娘を溺愛したかは想像に難くありませんが、五歳で「きれい」と言われた稚(おさな)い貴婦人であったそうです。
但し、上記にあるように、敬愛してやまない父と十五・十六歳で別れ、十九歳の時には最期を見送らねばならなかった、その愛しさ・哀しさが、とてもよく伝わってくる一冊でした。

以前お伝えしたように、
中三生で「鷗外のフィアンセ」を自任する女子生徒さんがいるのですが、
早速「父の帽子いいよねえ」と聞いてみましょう。


ブログを打ちながら読書する・・・、
という技を会得しました。
業(わざ・ごう・なりわい)かもね、
逆に打たないと速読できないのかも。


ちょうど出勤準備時刻が近づいてきました。

ハロウィンがHELLO WINでありますように。


標題は・・・《HELLO WIN (^^♪ の朝に無理矢理》だったでしょうか?



*森 茉莉(もり まり)・・・
1903年1月7日~1987年6月6日は、日本の小説家、エッセイスト。翻訳も行っている。
東京市本郷区駒込千駄木町出身。文豪森鷗外と、その2人目の妻志げの長女である。幻想的で優雅な世界を表現することに優れており、主な著作には『父の帽子』『恋人たちの森』『甘い蜜の部屋』などがある。また、独特の感性と耽美的な文体を持つエッセイストとして、晩年まで活躍した。 
(Wikipediaより) 







 

参考テキストは、
『知っておきたい野菜の基本』で、
当ブログで活用した『~魚の基本』の姉妹編。

枻(えい)出版社刊の「コンビニジャンク本」ですが、
春野菜から冬野菜まで四季に分けて写真&解説を掲載したスグレモノです。
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画像どちらも北海道産です。
二つとも「冬野菜・淡色野菜」のカテゴリーに入っています。


タマネギは頭部のしっかりした硬いものがよいそうです。
主な成分として、
糖質・ビタミンB群・ビタミンC・カリウム・リン・アリシン・ケルセチン、
そして食物繊維ですね。
切ると涙の出るのは揮発性の香り成分「硫化アリル」によるもので、
ビタミンB1の吸収を助け、
新陳代謝を活発にするとのこと。

血液をサラサラにして動脈硬化・糖尿病・脳血栓・高血圧などを予防する働きがあります。
凄いね、さすが一番バッターで紹介してよかった。


ネギは先端葉先までハリがあり緑と白のコントラストがくっきりしているものが良品。
主な成分として、
ビタミンB群・ビタミンC・カロテン(緑部分)・カルシウム・カリウム、
そして食物繊維です、重なって異なりますね①②で。
表面みずみずしくツヤのあるものがよいとのことで、
『日本書紀』にも記述がある長い歴史を持つ万能野菜だそうです。

ネギの特徴的な香りはタマネギ・ニンニクと同じアリシン由来のもので、
効能は疲労を和らげる他にタマネギと共通するものがあります。

今、退院後の節制がまだまだ続いていて、
玉ネギ・白ネギの「ネギネギパワー」は、
とっても有り難い組み合わせになっています。


さて、
そこで恒例の問題です。
恒例って・・・今日からそうなりますハハハハ。

Q:この二つを用い、
果たして夕食のメイン料理としてNPは何を調理したでしょうか?

撮るのを忘れて家族でパクパク食べてしまったのですが、
解答は次回の「知っておきたい野菜・その二」の際に。

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クラシック音楽の無い夜ですが、
NHK・Eテレ「古典芸能への招待・歌舞伎」、
「八代目中村芝翫(しかん)襲名披露公演  十月大歌舞伎」を視聴しています。
芸の肥やしで話題になった中村橋之助さんと三人の息子さんの御披露目ですね。

次々登場する役者たちの「口上」がとってもユニークで、
またユーモラスで格調高くて、
いいですねえ。


お願い申し上げ奉りまする。


まるで料理野菜ラインナップのようです。



 

直前の思い付き予想は二度としません。

後で落ち着いて考えれば、
勝ったモーリスの鞍上(あんじょう)はライアン・ムーア(Ryan Lee Moore)騎手でした。

ライオン⇒ライアン♪♪

こちらの繋がりだったのか(>_<) m(__)m。

エイシンヒカリは逃げ馬らしく1枠から先頭に立って、
ペースを抑えながらも、
ずっと全15頭縦長集団を気持ちよさそうに率いているように見えましたが、
直線で後方に沈んでゆきました(何着か分からないぐらいに)。
武豊ジョッキーは口惜しさと共に人気の責任を感じていることでしょうね。

それにしても・・・、
NHKの中継はまさにアナウンサーも解説者も大人しくていいですね。

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さてリハビリ運動を兼ねて、
食材と教材探しに、
食品店と書店とを、
いくつか歩いて(当たり前)梯子(はしご)してきます。


当ブログで「野菜シリーズ」を始めます。
(「魚シリーズ」もご参照を。)
授業の「新シリーズ(森鷗外)」にも備えねばなりません。

今日は他局で「大阪マラソン」を中継していましたが、
一週後は例の「淀川マラソン」(^^;。


馬が走るのを見てるんじゃなくて、
自分が走れよって話ですよね・・・(-_-;)。


それにしても・・・、
徒歩ほほ(*_*; 。


顔文字の頻用も見直します( `ー´)ノ。
ありゃま・・・。

【追添付】
近場百貨店の5F屋内駐車場から、
大阪市方面の黄昏夕日です(17時頃)。
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NHKBSプレミアムで午後の2時間、
東京国際フォーラムでの標題コンサートを鑑賞しました。

【追記・補充】
オープニング二曲目は「精霊流し」の哀切なヴァイオリン。
こんなに美しくも悲しいデビュー2曲目が、
当時の深夜放送ラジオで火が点くようにして人気になっていったんですね、
フォーク・デュオ “グレープ” で今では信じられないような長髪でしたサダさん。

「主人公」を中盤で聴けました、
その位置での定番なのでしょうね。 
“自分の人生の中では 誰もがみな主人公”。
昨年度の中2授業で歌と歌詞を扱って、
さらにそのタイトルで全員が詩を作りました。

ラストは、
佐渡裕さん率いるスーパーキッズ・オーケストラをバックに、
「風に立つライオン」でした。
素晴らしい厚みのある演奏と歌に、
同じく授業や同名の映画を思い出しました。

心のチャリティ届け(^^♪

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さらにNHK総合にシフトして、
二週連続のGⅠで「秋の天皇賞」を観賞します。
東京競馬場での2000m国際オープン、
もちろん“エア馬券”による応援です。

もう一度「七文字馬」で「武豊」騎手、
世界ランク2位という世界的古馬(牡5歳)、
エイシンヒカリ(2番人気)頑張れ。

世界ナンバーワン・ジョッキーの声も上がる、
ムーア騎手のモーリスが10分前まで1番人気です。 

エイシンヒカリは返し馬で少し気難しそうな様子を見せていて、
それがどう影響するでしょうか。


ライオンからサラブレッドへ。
音楽から競馬に。

心のエール届け(^^♪

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