NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

2017年06月

DCIM4051
「動的平衡」とは、
新刊の裏表紙の帯キャッチ(「新書化に寄せて」より)にもあるように、
“生命が変わらないために変わり続けている”ことです。






この「逆説的」な表現内容こそが「昨日まで無かりし花」であり、
「咲ける見る時」の或る種の「感動」です。


感動は今や安っぽく堕しました。
巷には感動が溢れかえっています。
でも「本物の感動」は血と汗の滲(にじ)むような努力研鑽でしか得られないと考えます。
そこには自分にしか得られない「至福の時」も御褒美として待っているような気がします。


福岡伸一さんも、
山下智久さんもきっとそうなのだろうと感じながら、
今朝は早めに出て「紅ショウガたっぷりの牛丼」を味わってみたいと思います。

しっかりとした雨の朝です。

昨日まで無かりし花咲く、
よき一日でありますように。


六月も明日三十日の「夏越の大祓」*でお仕舞いです。

旧暦では閏(うるう)五月の調整に入ったばかりなので、
明日が閏五月七日。

一か月と三週間余り、
旧暦に足して新暦の気候・季節感に同調できることになります。

平均的には、
「旧暦に一か月から一か月半足して新暦季節は進む」(NP)・・・、
という短歌擬(もど)きになっているようです。

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ルピシア30の「さくらんぼティー」をのみながら、
福岡伸一先生の教えを学び続けています。

桜桃の月も明日まで動的平衡
(宏)



夏越祓に確かな意味があるように、
生命生物に関するあらゆる不思議にも必ず意味があるようです。


超専門的で高度で先進的な理論ばかりではなく、
「なぜ学ぶのか」についても、
福岡ハカセの明確な答えが載っています。

暫(しばら)くは考えを巡らせてから、
下方の回答を読んで下さい。


シンプルイズベスト納得します。
勉強も学習も学びも同じように思えてきます(^o^)丿。

よかったら本書を入手して、
この項を探して読んでみて下さい。



*夏越の大祓(なごしのおおはらい・おおはらえ)・・・
民間では、毎年の犯した罪や穢れを除き去るための除災行事として定着した。6月のものを「夏越の祓」、「名越の祓」(なごしのはらえ)または「夏祓」「夏越神事」「六月祓」などとも呼ばれ、12月のものを「年越の祓」と呼んでいる。拾遺和歌集に「題しらず」「よみ人知らず」として、「水無月のなごしの祓する人はちとせの命のぶというふなり」という歌にも見える。
夏に挙行される意味として、衣服を毎日洗濯する習慣や自由に使える水が少なかった時代、半年に一度、雑菌の繁殖し易い夏を前に新しい物に替える事で、残りの半年を疫病を予防して健康に過ごすようにする意味があったのではと考えられている。またこの時期は多くの地域で梅雨の時期にあたり、祭礼が終わると梅雨明けから猛暑と旱(ひでり)を迎えることになるが、この過酷な時期を乗り越えるための戒めでもあった。
応仁の乱で宮中行事として廃絶した以降は、神仏習合の影響で民間でも行われることはほとんどなくなった。元禄4年(1691年)に再興されたものの内侍所や一部の神社に限り、「夏越神事」「六月祓」と呼ばれて形式的な神事のみが伝わるだけだったなど、わずかしか執り行われていなかった。
1871年(明治4年)の太政官布告では、「夏越神事」「六月祓」の呼称を禁止をして大祓の復活が宣ぜられた。これにより神仏分離が行われた全国の神社でも毎年の大祓が行われるようになった。戦後になると「夏越神事」「六月祓」の呼称も一部では復活し現在に至っている。
【茅の輪くぐり(輪抜け)】
夏越の祓では多くの神社で「茅の輪潜り(ちのわくぐり)」が行われる。参道の鳥居や笹の葉を建てて注連縄を張った結界内に茅で編んだ直径数 m ほどの輪を建て、ここを氏子が正面から最初に左回り、次に右回りと 8 字を描いて計3回くぐることで、半年間に溜まった病と穢れを落とし残りの半年を無事に過ごせることを願うというものである。かつては茅の輪の小さいものを腰につけたり首にかけたとされる。




Q:
なぜ、学ぶことが必要なのか(第1章:脳にかけられた「バイアス」最終節の小題)

A:
私たちを規定する生物学的制約から自由になるために、私たちは学ぶのだ(福岡伸一)


「直感に頼るな・・・つまり私たちは、直感が導きやすい誤謬(ごびゅう)を見直すために、あるいは直感が把握しづらい現象へイマジネーションを届かせるためにこそ、勉強を続けるべきなのである。それが私たちを自由にするのだ。」(同)




ほど近い所から「同一カード3連敗の七連敗」という放送が聴こえてきます。
直感に頼らないオーダーを組んで、
プロ野球チームも立て直したいものです。

セリーグでもう一つ好きなチームには、
直感(&お金)に頼らない「育成の力」があるようです。
「育成」とは「学びを育て成すこと」に他なりません。

「育成」から這い上がってきた本校OBの西田選手、
二軍で懸命の調整登板を続ける同 藤浪投手、
今こそ「学んだ力」を発揮して・・・、
ガンバレ先輩!!

ガンバレ後輩!!

ガンバレみんな。
ガンバレじぶん。







・・・と今週号「週刊朝日」の見開きキャッチとして小さめの見出し語があり、
表紙と第一グラビアは山P(もうこの呼び名は、写真の頁にも特集記事2頁にも一切出てきませんが…)こと山下智久さん*。

隠れジャニファン(別に隠れていないけど関ジャニなども応援)「後のNP」は、
ちょうど10年前の今頃に最終回を迎えた「プロポーズ大作戦」**という、
彼の(長澤まさみさんとの)ダブル主演TVドラマ、
タイムトラベル系ラブコメディを、
ずっと毎回リアルタイムで見ていました。
(当ブログに既に回顧記事あり)

岡山の倉敷市・児島で、
海の見える3階の2DKに住んでいた頃のことでした。

山下さん自身が22歳の時で、
野球部の高校生と卒業後の社会人という同一人物を演じていました。
平均視聴率は15%を越え、
最終回は20%を越える人気ドラマでした。


最新号の表紙を見ながら、
あれから10年なのかと、
感慨に耽(ふけ)っています。

そのドラマを挟んで主演していた、
TVドラマや映画の「クロサギ」(2006年TBS・2008年東宝)も、
NP見損ねましたが 好評だったようですね。

近年では時折見てとても演技に幅を感じたのは、
TVドラマ版「アルジャーノンに花束を」(2015年TBS)での主演・白鳥咲人 役(主人公チャーリイ・ゴードン:この日本版ではパン屋から花屋にリメイク)でした。


つい最近では「ボク、運命の人です。」という日テレのドラマに、
主演・亀梨和也さんの演じる人物に恋のアドバイスを送る「謎の男」役で出演終了したばかりです。


(標題のキャッチはこう続いています。)
端正な顔立ちに優しい笑顔。見た目の美しさはもちろんだが、インタビューで話す言葉には責任感と覚悟がにじみ出る。語る言葉も、男前だ。


この特集記事だけでも「今週の週刊朝日」は値打ちがありました。
「公人としての自覚と責任」とがにじみ出ていることと、
「至福の時」は「牛丼屋に行って紅ショウガをたっぷりのせて食べる」時間だとしていることです。
この取り合わせが「サマになる」んですよね。
(・・・伝統俳句「ホトトギス」的ではなく現代俳句的ですね・・・是非近いうちに牛丼を・・・。)


ただ今回の記事で念のため色々調べ直したことは多くあり・・・、
「修二と彰」(「青春アミーゴ」大ヒットのデュオで後者が山P)を「わかっているのか」や、
「亀」こと亀梨和也さんとの「明確な区別」を果たして「本当に言えるのか」、
突き詰めると「言葉」と「存在」とが完全に「一致しているのか」、
などなど・・・あの「ゆずシンドローム」の余波があったことは否めません(^^♪。
(「ゆずシンドローム」の原体験はとても得難いものでした、北川さんと岩沢さんとを逆に…。わりと最近の当ブログに笑撃的記事ありますが・・・乗り越えつつあります(*^^*)。)

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「週刊朝日」連載小説対決(いつの間にか VSに) 、
NP的には今週も葉室麟さんの「星と龍」12回目に軍配です。
楠木正成や「白拍子」(しらびょうし:舞の遊女)の人物&状況描写、
ついに新田義貞も手助けしての鎌倉脱出・・・歴史物の圧巻です。

頑張れ辻村深月さん(「傲慢と善良」18回目)・・・現代俳句の俳人でも登場させませんか。


表紙最上方には、
“追悼 小林麻央さん 最後に告げた「愛してる」”というキャッチもあり・・・、
比較的落ち着いた6人の記者による署名記事が載っています。



*山下智久(やました ともひさ)・・・
1985年4月9日~、日本の歌手・俳優・タレント。
男性アイドルグループ・NEWSの元メンバーで、2011年10月からはソロとして活動。愛称は山P(やまぴー)。千葉県出身でジャニーズ事務所所属。明治大学商学部卒業。
[Wikipediaより編集↑↓]
**プロポーズ大作戦(2007年フジテレビ)・・・
岩瀬健(山下智久)は恋に不器用で、大好きだった幼馴染みの吉田礼(長澤まさみ)に告白できないまま、礼と恋人・多田(藤木直人)の結婚式に出席することになってしまった。自分と礼が写っているスライド写真を眺め、健は「ちゃんと告白していれば、自分が礼と結婚できたかもしれないのに…」と激しく後悔する。そこへ、時間を操れるという妖精(三上博史)が現れ、過去に戻してやると申し出る。そして健は、「ハレルヤチャンス」という言葉とともに過去へタイムスリップ。ハッピーエンドを目指して奮闘する。




「ひゃくたなおき」さんへ。

朝食しっかり食べていますか。
おいそがしくて大変だと思いますが、
お体に気をつけてこれからも、
話題作や問題作を書いて下さい。
表現内容にはじゅうぶん気をつけて、
読ませていただきます。

『永遠の0』は小説よりも映画の方がよかったように思います。
映画を先に見るべきではありませんね。
「図書館は新刊本を入れるな」という『大放言』のお言葉は、
映画のお話もあわせてなるほどと思いました。

何年も赤字の続いていた講談社は『進撃の巨人』と『海賊とよばれた男』のヒットによって、
数年ぶりに黒字になったそうですね。
集英社は『ワンピース』の連載が終われば、
経営が大きな痛手を被るのは間違いないようですね。
いずれもあなたの二年前のお言葉です。

二年後に新書を買ったのも「サイン付き」だったからです。
ありがとうございます。
もちろんサイン自体ではなくて本の内容に対してです。
皮肉ではなくて本心です。

「ブログで食べたものを書くバカ」より


追伸
書くのではなくて画像を載せることにします。
でもそれだけでは「鰆」(さわら)が今の季節(初夏の産卵後)にも、
実は美味しいのだということが伝わらないので、
結局書き足しています。
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・・・バカの一人NPです。
でも今回は食べたものじゃなくて読んでいる本ね。
百田さんに言わせれば同じバカです。

【関連画像・後】
DCIM4045
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昨晩の待ち合わせ前に、
中之島ジュンク堂で新書を二冊購入しました。

まず一冊は六月に新版が出たばかりで「読みたくて読みたくて仕方なかった」本、
もう一冊は二年前の夏に出た話題本で「著者サインにつられて仕方なかった」本。


順逆になりますが、
標題のようなバカは『大放言』の第一章「現代の若きバカものたちへ」で、
小題の一つとして挙がっています。
他にも・・・(NP独り言付き)、
「やればできると思っているバカ」(ああピアノがそうかなあ)
「自分は誤解されているというバカ」(う~んこれはないかなあ)
「自分を探すバカ」(ははは)
「標題バカ」(おっしゃる通りです)
「好きな仕事が見つからないバカ」(ふふふ)
「尊敬する人は両親と言うバカ」(これは読んでみないと主旨が伝わらない「いいお話」)
「なんでもコスパで考えるバカ」(「究極のコスパ」という結婚の話は笑って「しんみり」)


百田直樹さんは今、
『今こそ、~謝ろう』という新刊本が書店入口ポップ(宣伝表示)とともに山と積まれています。
(昨日のメガ書店がそうでした。)
その元ネタは二年前のこの本に「日本は~謝罪せよ」という小題となって、
第二章「暴言の中にも真実あり」に入っています。

・・・という再燃した話題性で購入した訳では全くなくて、
単に普通の新書(山ほどを越えて山脈のように陳列されている「古くても新書」)とともに、
「サイン本」として(無論定価通りで)透明ラップに厳封され販売されているのが目に留まったのです。

以前『永遠の0』(2006年8月のデビュー作ですね意外かな)の文庫本に、
サインを貰いそびれた(当ブログ記事あり)ことがあり、
「百田さんのサイン」を見てみたくなったのです。

まあ でもサクサク読めるし、
面白いし二年前の予言の現在性を探る意味もあるし、
それに「示唆的」で「反面教師的」で、
揶揄(やゆ)や反語や皮肉や、
ウィット・ユーモア(機知諧謔)やエスプリ(軽妙洒脱)に留意すれば、
「今でも」「今こそ」生きている…と感じました。
(標題のバカ呼ばわりもね。)

・・・・・・・・・・・・

標題後半の「動的平衡」(どうてきへいこう)は、
福岡伸一教授の「素材語」(「基幹語」)「抽象語」「象徴語」「主題語」です。

これは迂闊に論じられませんが・・・、
2009年1月の「(旧版)単行本あとがき」と、
2017年5月の「(新版)新書化に寄せて」と、
巻頭目次前に置かれた“「青い薔薇」—はしがきにかえてとを、
先に読みました。
「青い薔薇」作り成功の話、きわめて和歌の枕詞的です・・・思い出しました、このかた短歌に造詣があるんですね、お母さまが歌人でした。⇒当ブログに記事あります。・・・あ、ついでに本日の標題は「NP短歌」になっているんですよ、あざとくね。)


その後にざっと速読している印象では、
「ポスト・ポストモダン」「ポスト構造主義」を語るには、
何とピッタリの「ことば」なんだろう(もちろん生物学専門語ではありません)と、
感じています、
思いこんでいます、
考え始めています。


動的平衡


今朝から、
「今最も伝えたいことば」にランキング・アップしています。




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