NPブログ - Leitmotiv ~言葉・論理・主題連鎖への旅~

2019年09月

【当ブログ休載中に訪問者50台割れに面し、
季(とき)の特別ご挨拶でお心のドアノック、
地中に隠ったままではありませんので…💦】


ちっちゅうこをはいす

ちっちゅうこをひらく
[七十二候]


寒さを恐れ虫が地中に姿を隠す頃

大地も暖まり土中の虫が穴をひらき顔を出す頃
[歳時記カレンダーより]


今年の場合
前者は今日9月28日~
(陰暦葉月晦日:八月三十日)
後者は去る3月6日~
(同 睦月晦日:一月三十日)
でした。


今年2019年は
9月末の明日から晩秋(陰暦長月:九月)で
遡って
ちょうど二十四節気「啓蟄(けいちつ)」
の翌日から仲春(陰暦如月:二月)
でした。


今夏から今秋にかけて
陽暦(新暦)と
陰暦(旧暦)とが
ほぼ一か月間ズレていて
季節感と体感の修正が
分かりやすく出来ます。


虫たちが地中に潜っているのは
晩秋の初めから
初春の終わりまで
約五か月の「寒さ」感じる期間なのです。


先日
『天気の子』🎦を👀鑑賞して
ある登場人物で年輩女性の
「300年前に戻っただけ」という
科白にとても心惹かれました。

その頃は地も空も海も
暦の季節に相応しいものだったのでしょう。


さて
今日から三日間は
ロードショー映画(オーストラリア・インド・米国合作の封切)
クラシックコンサート(モーツァルト&知り合い作曲家の新曲初演含む)
ラグビーワールドカップ観戦(すべてに初物尽くしの僥倖)
と堪能予定です。


芸術&スポーツの秋を
山盛り「業務」も抱え
つつ確りと謳歌します。


俳句雑誌「奎(けい)第10号」も届きます。
ネット句会「NP組 第6回」表彰も発送です。


歓声の後の静寂に虫こもる*
(宏)


* ・・・
静寂(しじま)
虫は三秋の季語

10月21日の秋土用入り迄
充電岳習と自己省察のため
当ブログは休載予定ですが
子規忌(糸瓜忌・獺祭忌)は
超特別なので少し記します。


坪内稔典氏の『正岡子規 言葉と生きる』を
一日読んで過ごします… つぼうちとしのり
氏は愛称「ねんてん」さん…「船団の会」の
代表の俳人で京都教育大学名誉教授の研究者。
パチンコ帰りに古本屋で衝動買いの子規全集
全二十二巻がその後の人生を決めたとのこと。


五年前の秋に応募して…
「法隆寺俳句」で生徒が入賞した際の表彰式
NPは校務で行けず保護者同伴で臨む教え子に
2010年刊行の新書初版と名刺とを持たせ言い
含めて首尾よくサインをいただいたものです。


子規の菓子パン特にあんパン好きが語られて
ねんてんさんご自身「もう三十年近く、朝は
いつもあんパンである」二人はあんパンマン。

というわけで今朝はあんパンに決めています。


6時半過ぎ…☁️
通勤列車の車窓から白い秋の雲が一片
光っています…あたかも本書「おわりに」
の末文で坪内稔典氏が描かれた風景同様
それはきっと三十五歳をひと月前にして
末期の激烈な痛みに耐え句を歌を言葉を
一片でも多く遺さんとした正岡子規の魂
を遠くみるように思えてならないのです。

子規記念館記事の続編にはなりませんが
折りに触れて季節の風物詩を感じながら
…やはり「本を読む」のは素敵ですよね。


雲一片子規忌の朝の御魂かな
(宏)

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【入賞句について】

天の川水切る石を集めゆく
(北斗七星)

季語は「天の川」で初秋。
大銀河を水切りできる川に見立てた壮大なスケール感。
この句は大阪府枚方市に淀川水系の「天野川」が流れ
その地に「七夕伝説」や伊勢物語ゆかりがあることを
踏まえてよむことで深みが増しますが…それは兎も角
水切りは懐かしいような主に子供の遊びでしょうか…
投石を水面上で滑らせて何回弾み跳んだか数えるもの。
そこに何らかの他愛もない願いを賭けたような記憶も
甦ってきます…水切りに相応しいのは平べったい形状
の石で河原で腰をかがめ探し集めている「景」鮮やか。
解釈ですが…「石」は「意思・意志」にも通じるかも。
第一席に選ばせていただきました…更なるご精励を。🎉🎉🎉


今朝の秋一階からの犬の声
(市森)

季語「今朝の秋」は立秋の日の朝のことで初秋。
「時場人物事情」が徐々に伝わる「視聴覚」的な句作
で…もし夏休みでもあるのならこの日作者はまだ寝て
いたのかも知れません…二階以上の部屋にいる家人に
早朝の散歩を強請(ねだ)る飼い犬の懸命の鳴き声が微笑
ましく…その声によってあらためて「今朝の秋」なの
だと「立秋」なのだと気づかされた「爽やかな気分」。
もちろんこの句にはやおら起き上がって犬を散歩へと
連れ出してゆく作者の姿やその散歩の間には愛犬含む
家族全員の朝ごはんが用意されるであろうことも想像
できて「起承転結」を感じるのです…次回も期待です。🎉🎉


三日月を盃にして星を呑む
(俳人28号)

季語は「三日月」で仲秋…陰暦葉月の三日月のこと。
参考までに令和元年は9月1日がその三日月でした…。
この句は御本人によって
「酒が切れ酒代もなく寒空を見上げて詠める」
(中村草田男+李白+宮沢賢治+石川啄木+植木等)
と「詞書(ことばがき)」があり…作者の教養の深さに
圧倒されるとともに「下手な解説」は不要に思えて…
ただこの季節に淡々と味わってみたいような淡麗の句。
形の相似と押韻を指摘できます…mikazuki - sakazuki
視覚だけではなく発音していて心地よいですね…一幅
の絵画を見るようにも…句作にはこれも大切なこと。
それにしても「星を呑む」洒落ていますね素晴らしい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【応募句について】

今回は特に「三段切れ」について考察します。
「切れ」の三態の詳細は…先日の当ブログを
御参照ください…切れ字・終止形・体言です。
強調・詠嘆を主に「言い切る」のが「切れ」
ですから…上の句・中の句・下の句のすべて
に切れを用いると…どこに一句全体の中心が
あるのかが散漫になるか ぶつかり合って混沌
としてしまうかが危惧されるということです。
但しすべてが肝心という句もあるでしょう…
「これはこれでよい」という有名俳人による
名解説も(皮肉ではなく)有り得ますからね…。

「やっていけないことは何もない(夏井いつき)」


教習車フロントの上死んだセミ

語り継ぐ球児の想い蔦の絵馬

予讃線燃料香ばし夏木立



そう思いながら見ていると…とてもよくも
思えてきました…偉そうなこと言って陳謝。m(__)m

NPおこがましく三段切れを回避して添削
させていただきました…意思に非ずかも
知れませんが作者の皆さまご容赦を…。
他の応募句は是非ともストックされて又
の機会にご活用されますように。(^o^)丿


フロントに死蟬載せて教習車
(セミは晩夏、しにせみも同じ)

蔦絵馬に球児の想ひ語り継ぐ
(蔦:つた 葛:かずら、ともに三秋)

夏木立抜けディーゼルの予讃線
(夏木立は三夏)


ではでは標題にありますように…
10月21日(月)の「秋土用入り」
の日に当ブログ…リニューアル
して戻って参ります…NPもっと
もっと勉強して…虚心に初心に
「文学と俳句」を語れるように
頑張る所存です…その暁には…
是非とも懲りずにお見捨てなく
また再びお越しくださいませ。(@^^)/~~~


瞳孔にフローチャートの玄鳥去る
(NP)




漱石vs鷗外
四季vs宝塚
教育欄vs特集頁

自分の趣味と
個性のブログ
自由自在にと
思いを巡らせ
続けています。

自由に責任が
勿論伴います
読む人の心を
傷付けること
のないように
配慮してきた
つもりでした。

難しいもので
服装や装飾品
と同じこと…
好き嫌いあり
許せない事も
あるでしょう
私自身が自分
を赦せない…
そんな時同様。

只 暑気あたり
そんなこんな
慮って当分の
間当ブログを
休載させて戴
きます… 必ず
寒~くなる頃
元気になって
戻ってきます。


この後には…
NPネット句会
の講評と解説
それだけ載せ
心残りをせず
ガクシュウの
在り方を見直
して参ります。


標題句の三組
どうしてもと
思い決めての
「三段切れ」。


それにしても
「明日海りお」さん記事を
少し載せただけでいつもの
四倍以上のかたにお越しを
いただき嬉しさと驚きで…。


残暑でも明日は海の本をみる
(NP)

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本日9月9日
日付的には
重陽の節句。

菊花香る候
年功の祭典
それは…
来月の10月7日
(陰暦 長月九日)
「旧 重陽の日」。

陰陽の暦のズレ
丁度一か月程で
比較的明瞭です。

それは兎も角も
… 六回目からは
ちょうど二年目
表彰も正式です。🎵🎵🎵


【第一席】
天の川水切る石を集めゆく
(北斗七星)

【第二席】
今朝の秋一階からの犬の声
(市森)

【第三席】
三日月を盃にして星を呑む
(俳人28号)



おめでとうございます。🎆🎆🎆
おそらくはお忘れの頃
ささやかな賞状並びに
心ばかりの副賞お届け
させていただきます。\(^^)/


講評と解説は
他の応募句で
とても惜しい
例えば「切れ」
の検証を併せ
後日に詳述を
いたします。


応募句の総数自体は
過去最高であった事
ご報告しておきます。
今後とも… まだまだ
「岳習」途上の組長
NPですが… ご応募
ご投稿(投句)を鶴首
お待ちしております。


ありがとうございました。✨😉👍🎶


小菊には清少納言ひそみをり
(宏)

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