NPブログ - Leitmotiv ~言葉・論理・主題連鎖への旅~

2020年10月

1959年11月横浜市生まれで横浜市在住の
作者の第五句集で2017年5月の初刊です。

栞(しおり)を杉山久子さんが「新しい音楽」
という題名で書いていらっしゃって…句集
のタイトルに因んだものでしょうが音楽の
素材句を挙げられているのではありません…。


とても興味深く思えたので「音楽素材句」
数えてみました… おこがましくも比較です。

『音符』全350句中に33句
『蒼穹』全121句中に12句

比喩的に用いたものや脇役・端役も含めて。

確率的にはほぼ同じ頻度でした… 33句から
特に心に響いた新しい音楽の句を撰ぶと…
ある特徴に気付きました… さて何でしょう。


ハーモニカにあまたの窓や若葉風
漆黒の楽器ケースやさくら散る
ピアノ弾くごと指動く昼寝の子
シンバルの連打のやうな残暑かな
トランペットより薫風の生まれけり
ティンパニを叩けば風の光り出す
カスタネットまでたんぽぽの穂絮飛ぶ
天使像のラッパ上向き夏に入る
チェリストの深き一礼星月夜
葱提げてピアノ奏者の帰りけり

(金子敦 2012年~2016年)


そうです
音楽素材の中にほぼ3割の確率で
「楽器素材」が実景的に登場です。


印象的👀
大変バラエティー豊かと言えます
これだけの楽器を鏤(ちりば)めて
視聴覚と心に響かせてくれるのは。


NP句集は
ピアノ・クラリネット・チェロ…
まだまだですね…3割超バッターと
2割台半ば… そういう問題ではなく😅
もちろん内実に雲泥の差があります。


ところで
金子さんにフェルメールの句があります。

フェルメールの光を曳いてゆく螢
(2012年)


これはNP的には「絵画素材」の他に
「光素材」と「虫素材」を活かした
とても複合的な着想かと思われます。

【春来たりなば遠からじフェルメール】
(『蒼穹』春の部の二句目)


やはり実景・実体・実写を大切にして
楽器にも昆虫にも触れてゆきたいです。


【四季を越え電子ピアノの冬籠(ごも)り】

【山笑ふ迄にピアノの弾き語り】


これでも「知行合一」目指しています…😞💦
金子敦さんと楽器の話題が出来るくらい
になれたらいいな(あくまでも話題レベル)。

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悲憤
繰り言
笑えない
眠れぬ夜長

2020年度の
「ぶんかさい」
例年の11月3日に
外来者を入れずに
例年の高3不参加に
さらに高2不参加で
午前中のみ内部開催
オンラインスライド
ショー配信奨励という
本校文化祭の「かたち」

コロナ禍のいまだ懸念の
已む無きとは言え哀しい
… 文芸部は(文化部は何処
も同じ?)高2主体ですから
実質的に参加出来なくなり
当該学年の半数は早期引退へ
残りわずかの精鋭で一月京都の
「文学フリマ」を目指すことに
なりました… 幸いに残ってくれた
小説班の力も借りながら「俳句25」
という応募イベントにも臨んでいます。

「今年は何をやっても…」という実感こもる
他校の一所懸命型の先生の呟きを目の当たりに
メッセンジャーほんとうに同感で… 体育祭にして
も無観客で例年の門真ラクタブドーム開催でした
「やれただけまだまし…」なのかも知れませんね。

標題の川柳(!)は丑三つ時(午前2時半頃)に不意
に目覚めて… 神ならぬ鬼降臨の一句なのかも
「未明に何をつくっても…」俳句にならず。

俳句甲子園三校模擬戦(洛南・灘・本校)
を… 俳人の原和人・平石和美両先生と
更に仮屋賢一・甲斐千晶両先生と
本校の誇る桑原聡先生とに裁いて
いただいて… 実施したかった
それは儚い夢のまた夢で… 
来年は東京五輪同様に
ラスト・ソングかな
ワンチャンあるかも
今の生徒たちなら
そう言いますね。

さて、では、
どうする
なにを
する
君。


【災禍時に斬りすて御免文化祭】


早起きに切り替えます。


【菊花開く早馬駆けてゆく朝に】


七十二候の「菊花開く」
昨日からの五日間で…
二十四節気「寒露」の
次候にあたりますね…
10月25日が菊花賞です。

まだまだ秋酣(たけなわ)
と思っていましたが…
その前に10月20日(火)
は「(秋)土用の入り」(!)
… そうです「NP句会」
の兼題発表の日ですね
… ぜひぜひご出走の程。 🐎🐎🐎


おはようございます☀️😃❗️
よい一日でありますように (^^)/


・・・いづこにおはす・・・

昨日のNHK俳句第二日曜日は
対馬康子さんで兼題「十月」
司会の武井壮さんが体育会系
色を抑え穏やかで落ち着いた
進行をされるのでお気に入り。

短歌も俳句も番組作りはNHK
ならず大衆化するのは大賛成
なのですが… 時に必要以上に
どうして騒々しくやらないと
(明る過ぎる?) いけないのか
が大いに不思議です… 陰気な
のは真っ平御免なのですが…。(^^)


今回撰ばれた作品群ではなくて
「十月」の句を挙げてみます。(^^)/


《十月の木に猫がいる大阪は》
(坪内稔典)

《十月や詩を詠む空をひろくとり》
(小池康生)

《もてあましけり十月の冷奴》
(松尾隆信)

《十月の雨の匂いがして受胎》
(対馬康子)

《十月のプラネタリウム透きとほる》
(辻美奈子)


十月の句を140挙げてくださるサイト
(haiku-kigo-ichiran.net) あり参照です。


標題の句は不意に思い立ったのですが
自分に恩師と呼ばせていただくかたの
おゆるしはあるのだろうかと… 九年母
の松岡たけを先生は『蒼穹』に唯一の
「恩師句」を添削してくださいました。

【朝市の辛夷(こぶし)を恩師説かれけり】


はてさて…
「恩師」のいる小確幸(村上春樹)… 否
大確幸をゆるやかに思う十月なのです。


【十月に恩師ある幸ひを思ふ】


穏やかで落ち着いた十月でありますように。


偶々昨日の神戸新聞(朝刊第一面)に
(本日は休刊日) 十月の青空が載って
いました… 鸛(こうのとり)は無季語。

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「クラシック音楽館」でN響9月23日公演
下野竜也さん指揮のシューマンを聴いて
います… ホルンが主役の心落ち着く曲で
「四本のホルンのための小協奏曲」から
入りました… 下野さんはニシキタの芸文
ホールで小柄ながらがっしりキビキビと
した指揮を拝視聴したことがあります。(^^)/

ホルン主席奏者がいて四本四人のホルン
がオーケストラの中央に立つと壮麗です
… 動き調べも一律ではなく細かな連携が
楽しめます… ホルンと言えば松岡たけを
先生の「月白やホルンを復習ふ人のあり」
(2016年作 月白:つきしろは三秋の季語で
NHK俳句年間佳作に入選、復習さら ふ)
を想起します… 標題句の長き夜・夜長も
三秋になります… シューマン・クララの
話題等挟んで交響曲第四番に移りました。📯


東京サントリーホールでのマスクの観客
席空け着席が徹底されていて… 早く満席
クラシックコンサートが心おきなく開催
されますようにと… 今演奏が終わり楽器
ごとにまとめて奏者たちが盛んな拍手を
受け続けています… 来月には大阪いずみ
ホール小山実稚恵さんピアノコンサート
(ベートーヴェン)の延期振替があります
… コロナとは無関係に二回チケットとり
ながら行けなかったかたです… 今度こそ。


【ショパコンの無き五年目の秋深し】


番組は武満徹(生誕90年)の紹介録画へ…
指揮演奏で「弦楽のためのレクイエム」
長き夜をゆったり過ごすには余りあり…
「誰もがやりたいけれどやれないこと」
をやったそうです…きっとシューマンも。


【夜長には武満徹レクイエム】


静かな静かなタケミツの亡霊の話題も…
大の阪神ファンだったと… 多面的魅力で
井上陽水氏や映画『乱』との関わりまで。


話題転々とまとまりの無くて
輾転反側(てんてんはんそく)
眠らなくてよい夜ならいいの
ですが…シューマンで始まり
タケミツトオルで終わる夜長。


金子敦さんの第五句集『音符』を入手
音楽モティーフ随所に… 後日御紹介を。


・・・と書いてしまい😅
オーナーさまに…あ それ
もいいですねと窘められ
はい… 南天荘画廊ですね
大変失礼いたしました。

先だっての「宮沢賢治展」
で置かせていただいた本
や作ってくださった展示
作品などを引き取り序で
に次回にNPも出品予定の
「ZINE展」のお話などを
聞かせていただきました。

ZINEに込められた意味は?

近々特別予告いたしますので
お楽しみに…又 是非お越しを。

阪神→六甲ライナー→JRという
帰路もありますが… お勧め 2号線
阪神バス一本で規定220円区間内
帰着ができて小確幸の気分でした。


【秋深し窓外から南天荘画廊】


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