NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

2023年06月

【喫茶店ローズの玉子胡瓜サンド
   淹れたて珈琲出来立て勇気】

こじんまりした店内にはバラの写真額が三つ、
他にもよく見ればなるほど店名の由来の品々。

スノビズム・アンティークとも言える雰囲気、
朝の寄り道でいつものモーニング500円です。

玉子焼きの出来立てホカホカとアツアツ珈琲
が、昨日の夜に出来たばかりの勇気に元気を。


【熱くなる暑くなる日の朝の珈琲】


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『逆ソクラテス』は単行本で二回読みましたから、
6月25日発売の文庫本で三回目になります…盛んに
教え子さんや教育関係のかたなどに勧めたりして。

それもどうやら「推し(押し)ハラ」らしくて厄介な
時代ですね… 迂闊に「いいですよ〜是非」なんて
言えないんですね… 独り言の呟き(それがツイート)。

「ナツイチ」スマホ画面拭き 兼 ブックマーク(栞)
が付いています 全四種4色 先ずは伊坂幸太郎 青。

「先入観」の怖さ愚かさ可笑しさを問う逸品で、
2021年本屋大賞第4位と下馬評よりも大健闘作。

『ゴールデンスランバー』(2008年本屋大賞)初め
『重力ピエロ』『グラスホッパー』もよいのです
が、後味に微妙なところがあり『アイネクライネ』
のようなオムニバス系は、伊坂さんの真骨頂かと。


【走れコウタロー夏逆ソクラテス】



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生協の弁当いつもの詰替
年度記入型タカハシ手帳
菊丸手拭と舞扇堂の扇子
ナガサワ文具店の万年筆

ここまでは賜り物ゆかり。


週刊朝日最終号ようやく 
これは職場の貸出書棚で
…いろんな名物記事終焉。

ひるやすみは多忙な日常があってこそ、
ゆっくりゆったり味わえるという逆説。


休日出勤の合間に、ふと思いついての
想い出の一コマで、いい仕事をしたい
時には机上の整頓、唯それだけのこと。

本日の机上は、定期考査一週間前の
提出物や範囲プリントや小テストが
山積みで、とても真逆な殺伐感あり。


重要な考査範囲のひとつに、
ミロのヴィーナス像の「手」
を論じた詩人清岡卓行の評論。


【手にふれるものを信じて夏の蝶】


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前者は昨年10月公開でロングランメガヒット続映中、
後者は本年5月下旬公開でマンガドラマから大ヒット。


インド映画でハリウッドを凌駕する『RRR』(182分)、
NHK制作映画の『岸辺露伴ルーヴルへ行く』(118分)。


パンフレットを比べても、あまりにも対照的ながら、
どちらも異質異端な点では共通しているコンセプト。


アクション好きダンス好きのワクワク元気がわいて、
アート好きロマン好きのミステリアス感にあふれる。


作品世界の創り方在り方は、
どちらも「荒唐無稽文化財」。(・・?

出鱈目という意味ではなくて、
有り得ない面白さと超絶感覚。

『RRR』は洋画通の知人友人みんな推し、
『ルーヴル』は国語学習教材関連の自薦。

どちらも『怪物』と併せネタバレさせず、
期末考査後にシネコン梯子してほしいと…
生徒を煽っている論理国語指導教員です。


自分自身は『憧れを超えた侍たち』を、
期間限定上映がおわってしまう迄には、
必ず見たいと思っています…明日は夏至。


【名作も謎作(めいさく)も焔(ほむら)の夏至に】


(・・?
荒唐無稽文化財(こうとうむけいぶんかざい)
…あるんですねえ言葉はどんどん進化します
…ミロのヴィーナスもサモトラケのニケも?



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六月十九日は太宰治の誕生日であり
心中遺体が玉川上水から見出された
忌日(1948年=S23年で満39歳の日)。

すっかり忘れ非文学的な生活の日々
を送っていることに気付かされ先週
末決意の「桜桃忌」に青空文庫一作。

紙媒体を大切にしたいと心底願うも
文庫本よりも更に手軽な青空文庫で
標題の「十五年間」は太宰の私小説。

故郷津軽に十五年間帰省していない
と切実に綴られた初出は戦後二年目 
の短編… NP自身は帰阪後十五年過ぎ
て随分と臨場授業からも遠ざかって。


せめてもの初物山形の桜桃(高値の花
も原価780円から半額の見切り品で)
と同じく希少ヤクルト1000(!初めて
生協の棚に発見150円で一人3個迄)と
で偲んでみました… 現場不在証明を
アリバイと言いますが…その逆?です。


【桜桃の色を纏(まと)ったヤクルト1000】🍒


🍒色は古語由来として極めて多義語…
色・彩り・表面・表情・顔付き・顔色
・態度・風情・趣き・気配・華やかさ
・華美・人情味・やさしさ・恋・色欲
(weblio辞書等参照…紙の辞書恋しくも)


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