NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

2024年06月

本来は陰暦六月晦日(つごもり)が
夏越祓(なごしばらい)で厄災邪気
を祓う神事なのだが月日の同じ陽暦
の六月末にも、茅(ち)の輪抜けや
人形代(ひとかたしろ)での大祓い
… 最下方の画像は総社大神宮の門前。

翌日六月三十日開催の第20回花はす  
早朝マラソンに参加する為を口実に
前日から帰省先でもある越前市入り。

JRから三セクハピラインになり閑散
たる武生駅なのか大河ドラマ越前編
の恩恵で意外と賑わっているのかを 
体感しようとしたが土曜日は微妙…。

市役所の横断幕を初めとして紫式部
(吉高由里子)の越前下向シリーズ
はタイムリーな筈で歓迎ムード一色
か否かも微妙… それは北陸新幹線の
越前たけふ駅もそうなのだとの情報
を500円定額チケット使用時に乗車
タクシーの運転手さんから聴取した。


地方創生とはいまだにかくも難しい。

定着人口(居住する人やUターンや
Iターン)は減少一途、関係人口
(通勤通学などで出入りする人)
も限られていて、交流人口(観光
や人気スポットに来る人)もイン
バウンドにはさほど期待出来ない。


気を取り直して、大河ドラマ館と
紫式部公園や紫ゆかりの館を梯子。

青空の下、気の晴れる逍遥(しょうよう)
で、式部像の見つめる日野山も美しかった。🗻


【長徳へタイムトリップ五月晴れ】⚡☀


⚡長徳(ちょうとく)・・・
元年(西暦996年)に藤原道長左大臣
(帝に次ぐ地位)に、同時に中関白家
(亡き道隆の息子伊周と隆家)排斥と
いう長徳の変があった。
翌二年には後の紫式部の父親藤原為時
が、当時の大国であった越前の国司に
任ぜられ、京から23歳の式部を伴って
五日間かけて国府(武生)に下向した。
清少納言が中宮定子のもとで『枕草子』
を記したのも丁度この頃だった。

☀五月(さつき)晴れ・・・
陰暦五月は梅雨の頃で、五月雨(さみだれ)
の合間にめずらしく晴れ上がった日のこと。
この日陽暦6月29日は陰暦五月二十四日
で下弦の月🌗、夜には天気下り坂で見えず。


🗻
《ここにかく日野の杉むら埋づむ雪
  小塩の松に今日やまがへる》
(紫式部)
⇒NP訳
ここに見える日野山に雪が積もって
杉林は深く埋もれそうだが、今日は
都でも小塩山の松に雪が降っていて 
同じなのかしらと思う。


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前回はコロナ影も形もない
2019年(4月迄は平成31年)
「芦屋さくらファンラン」
だったように覚えている…
五年ぶりに市民マラソンの
ローカル大会で短い距離を
ゆっくりゆっくり完走した。

昨日の青天から一転しての
小雨煙るなか花ハスまでは
辿り着けないコースだった。 

南越前町と言うらしい最寄
元JRの北陸本線の南条駅は
今は三セクハピライン南条
駅… 閑散と寂びれほとんど
のランナーは車で来ていて
近隣の駐車場は満杯だった。

天気次第では花ハス公園の
ハスを見に行こうと思って
いたが程よい達成感で潔く
帰神することにして敦賀へ。

敦賀駅で一旦下車し構内の
蕎麦店できつねそば立食い
… JR新快速内で左手琵琶湖 
を見ながら当記事を更新中。


【花蓮の浮世マラソン返り咲き】❁

 
❁・・・
蓮(ハス)は晩夏の季語。
返り咲きは季語とするなら初冬で、
比喩としては元に戻るの意味合い。


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「二十一世紀型の授業」という統一テーマが
金曜日の二限目三限目の全校「授業参観」に
冠せられたので、NP「朗読」後に生徒「感想」
を実践した… 朗読には長年のキャリアと、心と
声の張りが必須と思われる…まずまずの出来だ。

だいたい以下のような教材を、シラバス以外で
投げ込み授業している… 今は戦争がらみが多く
特に、岡真理さんの文章にまつわる朗読を今回
は、感想と合わせて約30分… 一期一会の授業。


【ろうどくを、きく、かんがえる、かく、夏至だ】



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日本兵による
日本人の虐殺

神戸新聞朝刊23面記事を読み
「渡野喜屋(とのきや)事件」
に思い考えを巡らせていると
「戦争は人間を変える」との
言葉の「人間」は「自分」に
他ならないと強く感じるのだ。


沖縄戦の犠牲者は日米で計20万人と言われるが
民間人9万4000人で日本軍兵士等とほぼ同数…
差し引きで約1万2000人が米軍兵士等の死者数。

その犠牲者のなかに渡野喜屋事件の避難民35名
も含まれているのだ…「人は人を殺すのはなぜ」。


ところで、昨日ようやくビッグイシュー2024年 
4.15号をJR住吉駅改札近くの手売り場で買えた。

歌手ノラ・ジョーンズの表紙で、何よりも特集
記事「ガザ76年」とアラブ文学と思想評論家の
岡真理さんインタビュー頁が珠玉で私は教材化。

拠点販売員さんが三か月程前から居なくなって
六甲道駅担当者のかたがたまに来る程度だった
が、一昨日六甲道さんに会えたので最近二号を
買うとともに、ノラ・ジョーンズを持ってきて
とリクエストしての翌日だった、意気は通じた。


【沖縄もパレスチナもウクライナも黒南風】⬛




⬛黒南風(くろはえ)仲夏・・・
【子季語】
黒ばえ/荒はえ
【解説】
暗くどんよりとした梅雨の長雨が続く時期に吹く
湿った南風のこと。雨が続いて憂鬱な心持ちと、
このころの空や雲の色を重ねて「黒」とされた。
他に、梅雨中頃の激しい南風を「荒南風」、
梅雨明けの明るい空に吹く南風を「白南風」という。
[きごさい歳時記サイトより]



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近場の生協スーパーでの出来事 
巨峰やマスカットやベリーA等
大粒の葡萄が元々の高額に加え
値上げブーム(?)に乗ってか
最早又来年の彼方〜にあるのは
諦めもつくというものなのだ。

… が大阪など地場産が知られる
庶民の味方の筈のデラウェア迄
もが昨年比で体感二倍超の高値
なのは残念至極なのだシクシク。

そのデラウェアの特価コーナー
前で何やらヒソヒソ話に勤しむ
やや高齢の三人組女性のカゴ車。

鼎談(ていだん)とは三人が
向かい合って話すことで高尚 
な話題が多いように思われる
…とても込み入った内輪の話。

高いわよねデラウェアではなく
ハッキリ言えば買い物のお邪魔。  


大粒に見えるが拡大画像で我慢
の今夏初もの自体は新鮮で美味。


【葡萄には怒りの罪の粒付いて】


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