NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

2025年05月

金子敦氏は
文科省の検定教科書に掲載句を持つ
とても著名な俳人のかたなのですが
わたくしNPは金子さんの第五句集
『音符』に強烈に惹かれてその句群
の「音楽素材」特に「楽器素材」の
絶妙さをマイブログに記すことから
敦さんとのメールや賀状等での交流
をお赦し戴いたように覚えています。

今回は標題の新刊を果報にも頂戴し
あらためて、私より少し若くて「僕」
の主格でご自身を語る「あっちゃん」
(ホトトギスの玉手のり子氏に倣う)
の持つ人間力&句力!に厚かましく
も前にも増して惹かれているのです。

上記の「素材性」に因んで述べると
あっちゃん(・・;)の第六句集である
『シーグラス』の「色素材・光素材」
は見事で美言な使い方なのでしたが
今回は…ふふふふ分別解析中なのです。

というかー(軽い^^;)そんな簡単に
あっちゃんの真髄に迫れるはずない
ですよ… まずは恒例のドッグイヤー
(端折り)を丁寧にして一つの仮想
観点から初読再読させて戴きました。


句集名に秘められた、あっちゃんの
真意(大袈裟💦)とは何か…新たな
素材性の妙を見出した(つもりの)
NP恣意的解説… 次回はご本人の許諾
を戴ければ大好きな句と共に語って
みたいのですが、まだまだポケット
の底から出てきたばかりですからね。

一句だけご紹介してまた後日続編を。


《恋猫の声のときどき丸くなる》
(金子敦『ポケットの底』2023年)


【恋猫の句にもドッグイヤーの句集】


1000016816


人生の舞台は一度下りても気持ちが確かなら
何度もまた上ることが出来るものと思います。

元大修館書店の課長さんでオリックス&鉄道
繫がりのヒロさんとは教科書参考書問題集の
営業を越えたお付き合いを戴いておりました。

この度、林家菊丸師匠にチケット取り置きを
お願いしていたなんばグランド花月「三人会」
寄席にて、長年のお仕事ご勇退後の再就職が
無事叶ったとの嬉しいご報告に接して万々歳。

元々親の介護と遠隔地転任の打診とが重なり
定年前でのご決断であった為に、同業種での
再就職活動を、前職から約半年の雌伏次期を
経て挑まれたところ、とんとん拍子とのこと。

英語出版関係で名の通る教科書参考書問題集
のZ堂J研究社(正式ご出勤は来週から)での
ご本人強い希望の営業職をゲットされました。


林家菊丸師匠とは『NP誌』同人のお付き合い
を戴いておりますが、月亭方正・桂かい枝の
両師匠との三人会は、阪神西宮えびす亭での
3か月に一度の恒例寄席で何度かの拝聴あり。

やはりNGKは格別です… 長尺30分での三人
三題噺前の「口上」からの掛け合いも友だち
や同期(菊丸-かい枝)ならではの愉しいもの
順決めアミダで一番手のあたった(多分演出)
方正師匠の「枕」友だち話への流れはお見事。

菊丸師匠は殊更「精進」して臨まれたらしく
わたしには喜楽館以来の「立ち切れ線香」は
ネタ出しの期待を圧倒的に上回って感動的で
した… 比較的お若い(中高年者が多いので)
前席の女性のかたも泣いておられましたから
… 人情噺の定番は何度聞いてもよいものです。


19時開演の21時終演でも帰りにはこれも
定番の「たよし」でWセット(信じがたくも
飲み物二杯と四品で1100円)で寄席に感激と
再就職お祝いとを合わせてのカンパ〜イ。🍻

画像はヒロさんからのLINEで… 撮影OKの前
口上時限定の激写と、最下方は行列の出来る
店のサブリナ… これも有り難く頂戴した次第。


ちょうど今二十四節気は立夏で、その末候に
あたる七十二候「竹笋生 たけのこしょうず」
…「真竹」の筍 タケノコの生える頃の話題。🎍


【新ネタは「寄席とタケノコと友だち」】


平松愛理さんの1992年のシングル曲
「部屋とYシャツと私」歌詞解釈の話
が神戸新聞夕刊に載ったのは翌17日…。

NP解釈では「三位一体型対比」。


1000016767
1000016769
1000016768
1000016770
1000016766



すぐご近所の甲南本通り商店街に町卓球場があり
「能登応援交流卓球」というコースで四月日曜に
始めました… テーブルテニスという正式名に遠く
ピンポンの響きを半世紀以上前の中学時代卓球部
を想い起こしながら勤しんでいます… 楽しさ微妙。

有り難いことに… 町卓球を始めましたよと職場の
卓球部コーチM先生に申しあげたところ… 翌日に
はラバー張りたての新品ラケットとカバーケース
とピン球1ダースとがマイデスク机上に置かれて
いたこと…ちょっと相当の驚愕と感謝感激でした。


卓球場主のFさんに「続けるしかないですよね」(^^)
とお伝えして…無理せず気楽に空振りホームラン🏏
ありのラリー擬きをウネウネやっている゙不可思議。🏓


【華道よりピアノや書道よりながく
   続けてみるさピンポンラリー】
    
   
   


1000016045
1000016194

当初予定より延びましたが、32名の執筆者による
35作品以上掲載のA5版異種同人誌の上梓間近。🎉

ご注文の受付を始めます。

一冊定価1200円(税込、送料別)で、
京都府向日市桑原のケイエスティープロダクションと、
神戸市東灘区御影中町の南天荘画廊とで販売します。📚️

請求書付きで郵送&到着後の口座(巻末に記載)振込、
振込手数料はご負担で宜しくお願いいたします。🤝

お申し込みは代表アドレスの 

hirossy164world@gmail.com

迄「NP第4号送付希望」の
メールに下記①②③を添えて
宜しくお願いいたします。

①冊数

②送付先〒番号ご住所

③ご氏名&連絡電話番号


【新人や飛行機雲の夏立てり】


***********************


『第4号』で歌人がひとりデビューしますが、
引き続き『第5号』(9月21日刊行)でも
従来の俳句以外にも、俳句小説や宮澤賢治の
小論考などの新ジャンル新作風で新登場予定。

これで執筆者年齢層は10代から80代迄になり、
他には無い全指向性を有することになります。


以上、アメーバブログの改訂新版ご連絡です。






蚯蚓(ミミズ)は三夏の季語であり
蚯蚓出るは初夏の、蚯蚓鳴くは三秋
の季語になっている(歳時記より)。

蚯蚓出(みみずいずる)は七十二候で
蛙始鳴(かわずはじめてなく)に続き
二十四節気「立夏」の次候にあたる。

今年は端午の五月五日が立夏、初候の
蛙始鳴はこの日から五日間だったので
十日から標題の「蚯蚓出る」の五日間。


『バリ山行』は神戸の六甲山系が舞台
で、松永K三蔵さんのエンタメ純文学
… この言葉は自称かつ作家町田康氏が
松永さんのデビュー作『カメオ』の帯
にキャッチとして寄せたものでもある。

昨夏の芥川賞受賞作品が校内図書館に
無かったので注文図書として司書さん
に入れて戴き、届きましたメモをマイ
デスク机上に見て早速借り出して一撮。


単行本はよござんす。


月刊誌の文藝春秋でも読んだがやはり
単品で手にすると装幀や中扉や奥付に
込められた編集出版者の思いが伝わる。


夏に這い出てくる蚯蚓とこの注文図書
一冊とがどう響き合うか合わないのか
…それを言い出すと野暮な「二物衝撃」。


【よござんす野暮を承知で蚯蚓出る】


1000016753






このページのトップヘ