吉野弘さんの詩の一節から

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冬枯れのこずえに うっすらと緑が走り
樹木がそのすべてを
少しのためらいもなく
春にゆだねようとしているのを見ると
そのすばらしさに胸をうたれる。
そして気付く。
ぼくらの季節が
あまりにも樹木の季節と違うことに。


二月四日、「立春」の雨です。
七十二候で「東風解凍」(とうふうこおりをとく~春風・こち が氷を解かし始める~)の日。

家人が昨日お花のお稽古(生け花の研究会)で、「菜の花」を生けた後に下げて持ち帰りました。
曰く、「菜の花はすごい生命力で、切って花器に生けるとすぐに グン と伸びるのよ。」
花瓶に挿して教室に置いてみます。

ここからです、「本当の春」を目指して、「今の自分の最後の戦い」を懸命に戦い抜いて下さい。
ちょうど三週間後に国公立大学入試・前期試験ですね。三週間で グングングン と伸びる、伸ばす。
気分転換と入試レベル重要語句学習に、今年初めての「らも検」を夜にアップします。

東風吹かば 伸びよ心に 雨降るも 名付けよう無き 季節を生きる  (NP)