前項で、直近の5年分ですが傍線部の重なりを指摘できます。
2013年について、強いて言えば5年前の2008年の問題設定との類似性を予測します。

従って、「歴史哲学的な文化論」というのが2013年国語問題・大問一評論の予想です。
でも・・・予想があっても、今更対策はというと・・・。

外れても途惑わないこと」ですね。
・・・ただ、小論文語彙集などで、文化・歴史・哲学的な語彙を総括しておくのは有効です。
政権も再び交代して、対外関係や経済状況も合わせて混迷の度を深める今、だからこそ・・・普遍的で揺るぎのない文化・歴史・哲学的な認識考察が求められるということです。
本当に大事なのは、入学したあとの「学生としての実力」ですからね、特に「探究心」でしょうか。

思いっ切り、頭の中を抽象・観念的にしておけば、東大の対受験生要望に応えることが出来そうです。

文科の人へ。
大問四の随想的評論は、例の「隔年現象*」で言えば、2013年は「柔らかい随想的・個性的な文章」の年回りです。上記一とは相当雰囲気の異なる、「あの東大が大胆にも・・・」という想定外の出題に、平然と対峙して下さいね。京大が昨年回帰したように、「小説問題の復権」を願ってはいます、せめて「私小説」ですね。

東大の入試国語は・・・国家(**)・共同体・組織・係累(けいるい=束縛的な意味での家族)などの繋がりや枠を意識した、大局的・高所的・社会的・使命的な出題であるのだと考えます。もちろん、古文も漢文もそうです。
大所高所に居ることの誇りと感謝」を忘れずに、受験生のかたは頑張って下さいね。

*東大の文科・大問四「隔年現象」・・・一年毎に硬・軟・硬・軟タイプの文章が巡るというものですが、NPはむしろ、重複対比という発想から、両者の垣根は次第に無くなりつつあるように思えます。
**この1月に出版された、『東大入試問題に隠されたメッセージを読み解く』(駿台予備学校英語科の大島保彦先生)を参考に読ませていただきましたが、特に流用・援用はしておりません。