2013東大国語・文系第四問は端的に言ってしまえば文系により強く求められる「文章表現力」に関する問題を想定します。広く大きく構えましょう。色んな切り口はありますが、究極は「レトリック=修辞法」ということです。
まず、出典の原作者がどのような立場から何を論じて何を考察させたがっているのか、それを全体で捉えます。次に、出題者は何を求めて何を書かせたがっているのか、それを部分で掴みます。
記述は、大胆にゆきましょう。抜き出しでは評価が低いのです、解釈しましょう。肝心・根幹と思われる語句は念のため「抜き出し+換言」にしておきましょう。
設問には「流れ」があります。「①素材(⇒具体)⇒②抽象⇒③象徴⇒④主題」の順に考察解答しましょう。イメージ的にはその四問(五問)です。配点は②と④が高いです。傾斜配点をもぎ取りましょう、檸檬を齧(かじ)るように、酸っぱくてもそのまま味わいましょう。

苦手なことは人生に山ほどあります。上りましょう、高みに。裾野(すその)ながら応援しています。