先日の追記です。

新倉和文さんが、熱心にブログで発信していた時期があって、それはちょうど6年前~5年前頃でした。仏教研究、特に法相宗(ほっそうしゅう)の貞慶(じょうけい・解脱上人:げだつしょうにん)に因んだものでした。

ある時には、ドイツ人の研究家からコメント投稿が幾度かあって、とても意欲的にそのことの意味・意義を(メールで)語ってくれたものです。専門的価値の非常に高い上質のブログだったのだと今でも思います。

しかし、高校現場で教えながらも仏教系の大学で非常勤講師を勤めることに向かって身辺整えてゆくことになり・・・既存(きそん)の研究(者)体質批判のような記載内容に大所高所(たいしょこうしょ)から自粛制限が掛かったのか、凄く残念そうに・・・閉鎖したよ、と伝えてくれました。

その大学に週一回勤め始め、研究員として年間研究費や重要文献・保存図書閲覧の正規資格を得た時には、本当に心底嬉しそうでした。研究論文作成にも一層熱が入ったようで、たまに二人で暴飲暴食(そうなんです、ガンガン話す食べる飲む・・・滅茶苦茶元気でした)する時には、堆(うずたか)く積もるほどに沢山語ってくれました。次第に後白河法皇と、蔵俊(ぞうしゅん:法相宗の転換点に貞慶とともにいるようです。)の話題も加わったかと記憶しています。楠淳證(くすのきじゅんしょう)教授中心の研究で、「科研」にも名を残しています。
http://kaken.nii.ac.jp/d/p/21520060

奥様は、京都の大谷本廟に分骨を済まされています。
もしよろしければ御参りをとおっしゃっていますので、お気持ちのあるかたはNPに御連絡下さい。ブログコメントの場合はアドレス非公開のまま、廟内の御在所のみ伝えさせていただきます(奥様には御一報差し上げます)。

9月21日の命日に、追々記をと思っています。