ここ数日、久しぶりに古文漢文の授業を本格的にやっています。
マーク模試問題、終えてすぐの解説です。

古文と小説に物語性を、漢文と評論に論理性を、というのが基本的な切り口なのですが・・・
その二面性の境界に、「歌論」「私小説」「随筆」「説話」辺りのジャンルがあります。

NP式では、センター型の評論・小説・古文・漢文を、出来るだけ流れよく読み切って解き切るために・・・
共通する同要素を意識しながら学習します。

素材⇒具体⇒抽象⇒象徴⇒主題 
(普遍的な典型:これ自体が「ライトモティーフ」)
のもとに・・・

① 対比とりわけ重複対比
② 心象とりわけ+-の両面性
③ 比喩とりわけ暗喩

④ 接続とりわけ逆接皮肉逆説
⑤ 換言とりわけ具体の抽象化
⑥ 付加とりわけ補強深化
⑦ 引用とりわけ援用強化
⑧ 結論とりわけ主題の方向性

今は、この8つに分類しています。大問四つともに、このように捉えてゆきます。
同列の具体的な小要素を順に挙げると、例えば以下のようになります(評・小・古・漢の順)。

1 漢字・慣用句・連語・字語
2 文体・時場・文法・句形
3 抽象観念語・言動心情語・頻出心情語・熟語化漢語

まず漢文、そして古文を徹底的に取れるようにしよう。
NP解き順では、(承=評論、転=小説) です。
問題演習の中で、ストーリーを味わいながら字・語・句と文法(語法・句法)をインプットしてゆく。
ノルマ(機械)的にやらずに、学習・読解のコンテクスト(脈絡・流れ)とアウトプットを常に念頭に置く。
実は評論・小説も同じ。

大切なのは目の前の問題が分かる解けることではない。(逆説)
次の問題で得点するためのアイテムを組み立てることだ。( notAbutB 型)

つまり、「分・解よりも組・立

今なら間に合う、112日・16週の国語戦略を組み立ててゆこう。
二次・私大対策も、強(したた)かに靭(しな)やかに見直そう。
質問相談を待っています。