読み始めたばかりの本に、概(おおむ)ね以下のような説明があります。

「ももシロ」と「ABC48」というアイドルグループのどちらが好きか、ランダム(無作為抽出的)に10人に聞いてみました。

8:2に分かれました。

実際には、母集団を大きくして(たとえば24人)で考えると「ももシロ」と「ABC48」のファンは、半々です。

とすると・・・

8:2になる確率は、5.5%になるのです。

この時・・・5.5%「も」あるのだから、それはデータ的には「偶然である」と考える。

10人では「偶然性が高い」。
その偶然性の確率を5%未満に下げないと、その事象(できごと)は信頼できない。

∴ (数学:ゆえに) 「そんな高い確率で起こり得るできごとが起きただけなので有意な結果とは言えない」。

従って、8:2という結果も信頼できない。

逆に・・・(8:2になる)確率を5%未満に抑えられた時には・・・
(8:2という)「あり得ない結果が起きた」=「(母集団が半々であるという)仮説自体が間違っていた」

=「(もともと)ももシロとABCのファンは半々じゃない(と見なす)」

・・・ということです。
つまり「信頼係数」を95%以上にしないといけないわけですね。

分かりましたか?

*まんがと図解でわかる統計学(向後千春:早稲田大学人間科学科学術院教授 監修 宝島SUGOI文庫)
⇒「 コンビニ・ジャンク本」は折に触れて入手できると、それこそ「有意」なんですよ、ほんとに。


「2013年度 末日」の今夜、通算16回目となる「ライトモティーフ検定」(通称「らも検」=当ブログに於ける使用語句の「語彙力認定テスト」)をアップします。
この2年間で、何度目かの登場という語句が毎回いくつかあります。
それらは、「頻出度が高い」という点で、統計学的にデータ化されると・・・
「入試頻出語句 ランク 〇」になるんですね。

そう言えば(この言い方も感覚的ですが「確率」「統計学」につながりますね。)、
一昨日KU先生が・・・
「作ろうとする問題集がよく出口さんと重なるんですよ。」
「向こうの方が少し先に出すんですよ。」
・・・と仰っています。

なるほど、ですね。
それが「売れ筋」「売り時」ということでしょうか。

市場調査とデータ分析を的確にして(いただいて)・・・
NPも参考書問題集を出したいと考えます。