焦げ付くような日差しの中で、
それでも陰を選んで位置取りを譲らず、
威嚇してくる斧を見て足を止めました。

ただ、蟷螂(とうろう=カマキリ)は秋の季語なんですね。

七月三十日は・・・、
左千夫忌
露伴忌
谷崎忌
・・・と重なっています。
伊藤左千夫(1864~1913年)
幸田露伴(1867~1947年)
谷崎潤一郎(1886~1956年)

順に・・・、
『野菊の墓』
『五重塔』
『細雪』
・・・がそれぞれ代表作です。

蟷螂の斧*どころか、偉大な足跡を文学史に印した作家たちです。

千葉生まれ(現・明治大学中退)
東京生まれ(現・青山学院大学中退)
東京生まれ(東京帝国大学国文科中退)
・・・ふうむ。

中退の足跡を各大学に印してもいるのです。

頑張れ受験生、
頑張れ大学生。


*蟷螂之斧(とうろうのおの)・・・
「荘子(そうじ・そうし)」などの故事で、
カマキリが前脚をあげて大きな車の進行を止めようとすることから、
自分の弱さをかえりみず強敵に挑むはかない抵抗の たとえ。

DCIM0708