一年ぐらい出ていなかった、弁護士志望の男が現れた。
・・・きわめて稀なケースを、ワタクシは記してきた。夏目漱石は、後期三部作のひとつ『彼岸過迄』を、新年早々新聞に連載し始めて、その題名は完結の頃合を見計らっていたそうだ。そうはうまく終わらずに、ストーリーは続いていったのだが・・・。
ワタクシもまた、今、ある一個の人物に関する三通りの冬物語にピリオドを打つ。フタリの女とヒトリの男を持つ三重人格者のケースについて、・・・彼岸過ぎに。
ぴりおどハ本当ニ打タレタノダロウカ、かるてヲ記シタ「医者」ハ本当ニ別個ノ・・・?
( カーテンコールは?)
コメント
コメント一覧 (4)
それぞれの虚実の皮膜で
少しずつ重なり合っていて
「多重人格者」
という設定ではないかな、とは思ってました(^^)
ありがとうございます。
ぜひまたお伺いさせていただきます。
今年度は本館のようなので・・・
・・・わたしも彼らと虚実の皮膜に内在している・・・?
「多重人格者」ですね。
この後のカーテンコール、あなただけに送ります。
・・・この物語を記した作者、彼もまた別個の存在ではない。ゆか、カレン、弁護士志望の男、医者、作者・・・すべて虚実の皮膜に内在している。そして、あなたも・・・いやでなければ、また訪ねて下さいね。二週間後に再開します、春物語として・・・。
三重人格者、なんて
なんて突拍子もない設定なんでしょう・・・
先日お伺いした企画、
楽しみにしています。