「主す」*は、
大学入試における古文重要単語のひとつ。

“アルプスの少女ハイジ、あるじすの主人もてなす”
・・・と覚えます、ええ、そうするのです。

主人として客をもてなす、という意味なのです。

「主」+サ変動詞「す」。

従って「自主」は、
「みづからあるじす」と読んで、
自分自身をもてなすということ。


さて今日も、
あるじすのおじさんは、
自分をもてなす旅に出ます。

“ 自分をしっかりもてなすことが出来ずして、
他人を心からもてなすことは出来ない ”
・・・と考えます、きっと、そうなのです。

裏無しの お・も・て・な・し」です。
はい、裏も表もないのです。


「表裏一体」の真意です。


あるじすの一日でありますように。


*追記になりますが・・・
「主す」は元来は「饗」の字を「あるじ」と読んで「饗す」だったようです。
現在では「饗(きょう)する」というサ変動詞となって生き残っています。