伊藤園の「お~いお茶」新俳句大賞、
今漸(ようや)く出揃って店頭に並んでいます。

【大賞】
小学生の部:「タンポポがじいさんになってたびにでる」(10歳)
中学生の部:「鉛筆の真横に冬が歩いてる」(14歳)
高校生の部:「セロ弾きの後ろ姿はカブトムシ」(16歳)

一般40歳未満の部:「静電気パチンと弾ける冬の距離」(20歳)
一般40歳以上の部:「曼珠沙華帰ろう鍵をかけぬ村」(66歳)



流石*ですね。
入賞作と埋没作とを分ける一線とは何でしょうか。
視点・表現の斬新さ、鮮明・闊達な印象度、語感・韻律の爽快さ・・・などなどでしょうか。
DCIM1387
 











































生徒作品をいろんな公募に出し続けています。
とりわけ詩・短歌・俳句。

授業の中で即興あるいは任意提出の詩・短歌。
詩は、昨年大賞を取った(当ブログ参照)鎌倉文学館の「こども文学賞」ですが、
今年も、速報で「入賞1名」(大賞1・入賞10)来ています。
短歌は、長野塩尻短歌館と東洋大の現代学生百人一首。

俳句はPW(総合学習)の「俳句甲子園」履修生徒たちの修業作、
九月以降では、岐阜関市俳句・いのちの俳句・龍谷大の青春俳句・川端康成文学館俳句コンクール・りんり俳句二学期(一学期に「銀賞1名」既報)他・・・。

生徒俳句は・・・文化祭の展示・発表の直前準備に向かっています。

NPは11月第1日曜早朝、NHK俳句・選者池田澄子さんの兼題「時雨」の回が楽しみです。
今は、来月25日締め切りの「去年今年」(こぞことし)を、ゆっくりイメージしています。


心が荒れて慌ただしくなりませんように。
心が亡くなって忙しくなりませんように。


*流石(さすが)・・・
「漱石枕流」(そうせきちんりゅう)という、負け惜しみが強いことを意味する四字熟語があります。
石で口をすすぐこと、流れに枕をとることは元来はできませんよね、普通は石の枕と流水で嗽(うがい)。
夏目漱石のペンネームの由来、頑固偏屈を自任(≠自認)していたのです。
「流石」もここから生まれた言葉なので、語源的には「負け惜しみ」に対する賛嘆のニュアンスがあるようです。
だからNPは、「流石」と思える自分を、ずっと結構大切にしています、うん。