十六夜、有明の月、西の空(大東市から大阪平野方面に向かって)・・・、

朝七時過ぎです。 
DCIM1921














古人は「月の光」について、
どのように感じていたのだろうかと思いながら、
とても月の綺麗に見える一週間を過ごしました。

曇りや雨まじりの予報もあったのですが恙(つつが)無く見られました。
DCIM1911















































【過日アップした陰暦の睦月望月】再掲もいいのですが・・・、

上方画像の西の空(朝焼け?)に高く浮かぶ「残月:ざんげつ」もいいですね。
「暁月:ぎょうげつ」とも言います。

古の貴人は明け方の月を見ながら(心にね)、
後朝(きぬぎぬ=衣衣:男女が共に過ごした翌朝、またはその時身につける衣)を、
別れの哀切と共にととのえたのでしょうね。

・・・・・・・・・・・・

ドビュッシーの「月の光」*をいろいろ沢山聴いてみました。

ジャズいいですね。
ヴァイオリンやフルート四重奏も素敵です。
フルートならパトリック・ガロワ。

でも、やはりピアノで、
“ピアニッシモ”**をひたすら味わうには最高の曲のように思えます。
「夜想曲」(ノクターン)***なので、
深更(しんこう:夜更け)の静寂(しじま)の中で聴くに相応しいのでしょうか。

明け方に聴き続けても、
とっても気持ちが落ち着きます。
豊かな深い調べが流れるように心に染みてきます。


「月の光」というタイトルでは無かったとすれば、
どのように聴こえるのでしょうね。

全く予備知識・経験の無いかたに、
この曲を聴いてイメージ化していただくとするならば、
どのようになるのでしょう。

そう、ベートーヴェンの「月光」も。


有名過ぎるから無理な想定ですね・・・どちらも。

でも もしかすると、
明け方の海の青や、
月の光ではなく、
日の出前の薄明(はくめい)や、
日の出の眩(まばゆ)さを想い起こす場合も、
あるように思えてなりません。



*月の光 (Clair de Lune☆)・・・
クロード・ドビュッシーのピアノ独奏曲『ベルガマスク組曲』の第3曲(1890年頃の作曲)。
変ニ長調。ほとんどピアニッシモで演奏される夜想曲で、優しく切ない曲想で有名。中間部の優雅な旋律は教会旋法の一種ミクソリディア旋法が採用されている。
[Wikiより編集] 

☆clair de lune(フランス語)=moonlight
/klr d lún/
1 薄緑色
2 (中国陶器の)青磁色;青磁の陶器
[プログレッシブ英和中辞典・第4版より・・・意外な注釈でしょう?]

**ピアニッシモ(pianissimo)・・・
 「とてもソフト("very soft")」という意味のイタリア語で、 音楽では「とても弱く弾く」表現に使われる。
[ニコニコ大百科より] 
 
***夜想曲(やそうきょく)・・・
性格的小品(主にピアノ独奏曲)の一種。ムツィオ・クレメンティの弟子でアイルランド出身のピアニスト兼作曲家ジョン・フィールドが創始した名称。英語でノクターン(nocturne)、フランス語でノクチュルヌ(nocturne)、イタリア語でノットゥルノ(notturno)。ノットゥルノはまた、セレナード★と同様の器楽合奏を意味する場合もある。語源はラテン語で「夜」。

★セレナーデ(ドイツ語: Serenade)は音楽のジャンルの1つであるが、一般的な言葉としては、恋人や女性を称えるために演奏される楽曲、あるいはそのような情景のことを指して使う。各国では、フランス語: sérénade(セレナード)、イタリア語: serenata(セレナータ)、英語: serenade(セレネイド)。日本ではセレナーデもしくはセレナードと呼ぶことが多い。また夜曲(やきょく)あるいは小夜曲(さよきょく)と言う。
[Wikiより編集]

などなど「額習」してみましたが・・・、
DCIM1960
 














上記「有明の月」の翌々日、ほぼ同時刻の「日の光」、東の空。
・・・生駒山上を府立消防学校横の川べりの道から臨んで。


「月の光」は、
太陽が光源(こうげん:明かりの元)だと言ってしまえば、
何とも無風流なのですが・・・。

・・・「朝の光」のイメージ、
朝型NPにはそう思えます。


clair(クレール:フランス語)の原義は、
「明るい・開いた・澄んだ」となっています。


クレールな一日になってくれーる!?


試験や仕事の人、
頑張ってくれーる!!