この春イチオシの映画(水田伸生監督)です。
封切りの日にSPの強い薦めあって、
でも どちらかと言うと・・・コメディ?と訝(いぶか)しげに見始めましたが・・・、
ごめんなさい認識不足でした。


「ちはやふる」の野村周平くん・・・、
え?「あやカノ」にも出ている?どこに?
それもお楽しみに。

要潤(かなめじゅん)さん・・・、
本校のダンディAT先生に似ていることもあって応援している(どっちを?)のですが、
さらに磨きがかかってきましたね、
達者でスマートな演技です。


そして多部未華子さん・・・、
オードリー・ヘプバーン*の髪型で、
主役の二十歳・バンドボーカル大鳥節子を演じるために、
どれほどの歌唱レッスンを重ねたのでしょうか。
めっちゃ(とても)素晴らしいと思いました♪♪。
特に、
「悲しくてやりきれない」(原曲はザ・フォーク・クルセダーズ1968年)の涙・・・見事です。
これからも歌ってほしいな。

「20歳」「夢」をイメージすることの意味は、
若年で及ばない人にも丁度の人にも、
遥か彼方に捨ててきた人にも 彩り鮮やかです。
「コメディの枠」**を越えて迫ってくるものを感じました。
DCIM2012














*オードリー・ヘプバーン・・・
なんと言っても上記の髪型で王女役を演じた『ローマの休日』(1953年ハリウッド:アカデミー主演女優賞)が有名です。『ティファニーで朝食を』『マイ・フェア・レディ』と合わせて三大代表作。『あやしい彼女』のオリジナル作品は韓国映画(シム・ウンギョン主演『怪しい彼女』)ですが、こちらも主人公の名前はオ・ドゥリで、ヘプバーンを踏まえた映画作り。

**コメディの枠・・・
この春、山田洋次監督の『家族はつらいよ』も見ましたが、こちらもカテゴリー・ジャンルは「コメディ」となっています。『男はつらいよ』の巨匠監督20年ぶりの喜劇・・・と。しかし、妻夫木聡さんや蒼井優さんの演技などは、明らかに違いますね。こちらは久石譲さんの音楽という期待も大きかったのですが、もっと「ショパンは不協和音の使い方が全体の美しさを引き立てている」というコンセプトを生かしてほしかったなあ・・・。