当ブログ既出の「カワクミ」さんから、
「離脱の件ですが、周りが若者世代ということもあり反対派が多数を占めています。」との報告をもらいました。

六年前、
本校での中3秋に、
お父さんの英国転勤に伴ってマンチェスターのハイスクールに転校して行ったOGさん。
インペリアル大学(Imperial College of London) *で物理学を専攻しています。

「何とか大学生活を送っています」とのことですが、
下註にあるように素晴らしいアカデミック環境なので、
続報がとても楽しみです。

「冬に帰国する予定なので、是非伺わせていただきますね!」

NPホームルームクラスに遊びに来てもらって、
オールイングリッシュで交流してもらうことにしています。

それまでには、
EU離脱問題も少しは落ち着いていることを願っています。
英国も日本も世界もね。

「若者は離脱反対」・・・なぜ離脱派が勝ったのでしょうか。
「移民問題」・・・彼女も広義では移民の一人になってゆくのでしょうか。


「問題」と言えば・・・、
日本の大学の「非アカデミック化」(?)は懸念されるべき問題です。
この五月に発表された「最新アジアの大学ランキング」で、
日本1位の東京大学は、
昨年までの3年連続1位から大幅にダウンしています。
1位も2位もシンガポールの大学で、
以下、中国・香港などが続いています。

格付けランキングも各社いろいろあるようですが、
共通して「学術性」が大きな査定ポイントの一つになります。
例えば研究論文の質・量などですね。

「世界の大学ランキング」では・・・、
はるか下方に沈んでいるのが日本の大学群の実状です。

インペリアル大学は、
毎年必ず「世界のベスト10」に入っているようです。


日本の中3で「英検2級」を持っていても(数学も理科も国語も苦手でしたよ彼女は)、
イギリスへ行って苦労したのは勿論のことでしょう。
カワクミさんは、
すでに大学生になっていた1年半前、
クリスマス帰国の際に職員室に来てくれて、
「ある時ぱあっと目の前が開けるように、英語で考えて話せるようになったんですよ」と、
言っていたのがとても印象に残っています。
(当ブログ記事参照)

笑顔の素敵なレディになっていることでしょう。


習うより慣れよ。

世界へ!!


目の前は期末考査の真っ只中ですが・・・、
生徒だけではなく、
見にきて下さった多くの皆さんにとって、
ワールドワイドな一日でありますように。



*正式名称はThe Imperial College of Science, Technology and Medicine )・・・
世界大学ランキングで常に上位にランクされており、オクスフォード大学、ケンブリッジ大学を含むエリート大学6校で構成される「ゴールデントライアングル」のうちの1校。科学、工学、医学の分野では以前から有名で、最近は、Imperial College Business School と人文科学も高く評価されている。
革新的な学業、最先端のリサーチはインペリアル大学の誇りであり、十数名のノーベル賞受賞者を輩出している。インペリアル・カレッジのメインキャンパスはロンドン中心部のサウスケンジントンにあり、以前はロンドン大学の構成カレッジであったが、設立100周年にあたる2007年の7月8日にロンドン大学から独立した。
《卒業生に下記有名人物》
Alexander Fleming アレクサンダー・フレミング(細胞学者、ノーベル生理学医学賞受賞者)
Thomas Huxley トマス・ハクスリー(生物学者、ダーウィンの番犬)
H.G Wells ハーバード・ジョージ・ウェルス(作家、宇宙戦争・タイムマシンなど)
Brian May ブライアン・メイ(ギタリスト、ロックバンド・クイーン)
[「UKeducation」より編集]