・・・と北川悠仁さんは本当に悲しそうに語りかけました。
ライヴコンサートも終盤に差し掛かる頃です。

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NPは京セラドーム6番ゲートから三塁側前方席へと向かうべくSPと少しだけ並んで、
開演17時の40分前にスイスイ入場しましたが、
正直に言うと、
セキュリティ・チェックの甘さに、
まだまだ平和だと勘違いしているんだこの国は…と思えてなりませんでした。

マンチェスターであれほどの悲惨があったにもかかわらず、
そしてターゲットになって当然の「同盟国」日本の、
第二の都市・大阪での4万1000人を越える大規模コンサートでの、
この緩やかさ穏やかさは何なのだろうかと。
(スマホ等での撮影がOKであることと無関係ではありません…。)


でも幸せなことです、
有り難いことです。

私たちはおそらくは守られているのでしょう。
裏切られることなくいつまでも守っていただけるのでしょう。
「あやしい」ことを私たちがしなければ。
お国の言うことを信じてさえいれば。

しかし信じられなくなって、
そのことについて誠実に語ろうとすれば、
本気で心配を訴えようとすると、
必ずやパージされるような時代が、
ひょっとするとすぐそこまで来ている…のかも知れませんね。


取り敢えず、
ゆずはそのことに一言でも触れてくれたので、
それは本当に悲しいのだけれど、
ほんとうによかったと思えたことです。

迂闊(うかつ)なことが、
音楽コンサートでも言えなくなる、
当ブログも閉鎖命令が出る、
そんな日が来ないように共に刮目(かつもく)して参りましょう。

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「僕たちは歌い続けるしかない」


ゆずのリーダーは北川さんで、
サブ・リーダーは岩沢厚治さんです。
岩沢さんはほとんどトークしません。

それはもう徹底しています。
作詞作曲は北川さんのイメージが強く、
ヒット曲も彼の手によるものが多いのでしょうが、
岩沢厚治はかなり真面目な顔でサブ的に歌い続けます、
ギターも弾き続けます、
ハーモニカも吹き続けます。

フォークソング全盛期の、
吉田拓郎や加藤和彦を想い起こすことが出来ます。
彼らもギターにとても思い入れが深くテクニックも最上質でした。
アコースティックギター一本だけでコンサート全曲弾き熟せたのが拓郎で、
スリーフィンガー奏法でなおかつボーカルが出来たのが加藤和彦でした。
(前者はKinKi Kidsにギターを教えキンキが巧くなったレベルの高さで指導者の技量が分かります。また後者は「あの素晴らしい愛をもう一度」という不滅の名曲をスリーフィンガーで歌い切ることが可能でした。)

北川さんは弾き語りコーナーの途中で、
「チューニングが気持ち悪い」と言って曲を中断し、
「湿気が凄いね」と言ってチューニングし直しました。
さらにギターそのもの(ギブソンの名器)を交換し、
もう一度トークの最初に戻ってリピート再開したところに、
ギターの超絶技巧もさることながら、
二人の「プロ意識の超絶至高」を垣間見ました。

特に岩沢さんはアコースティックギターに於いて、
現在の(バックを除く)ミュージシャンの中で最高峰に近いそうです。
(特にピッキングやスリーフィンガー奏法ですね。⇒ネット記事諸説参照。)


二人揃って「人間性・品格の高さ」を示してくれるような気がしました。
メッセージ型のシンガーソングライターですね。
(ネット記事では北川さんの作詞は直接的で岩沢さんの作詞は比喩的といった評も見受けられましたが、必ずしもそうではないと思われます。)



メジャーデビュー20周年コンサートライヴ・・・、
SPのバースデイプレゼント代わりだったのですが、
3時間の着席席で、
(アリーナ席=オールスタンディングモードのすぐ外側で、三塁側の前から4列目の上々席)
喜んでもらえたかな。


序盤の「悲しみの傘」という曲がとてもよかったなアコースティックにピッタリ。
20曲メドレーの中の「Hey和」も詞曲ともによかったな全曲通しでぜひ聴きたい。
最終盤までとっておきだった「夏色」はとてもとても懐かしく切なくよかったな。
ラストは「栄光の架け橋」言わずもがな&言わんや架け橋をやレベルよかったな。


NEWS ZEROの新・テーマソングを、
「できたばかり」として歌ってくれました。
まだリリースされていませんね。
この曲もとても好きです
かなり(好き)やね。



カナリア
作詞作曲:北川悠仁

明日夜空は何色に染まってゆくのか
いつか僕らも羽ばたける そんな日は来るの?
時の流れは早すぎて 消えてしまうよ
握りしめてる約束 果たせないままで
なりたかった 焦がれた未来 ここになくても
謳おう カナリア
声にならない 想いが溢れ 泪は流れる
どんな時代へ変わり続けても
いつまでも君だけに聞こえるように
響け 泣いてないで ほら見上げてみろよ
何度だってまた明日の空へ 飛び立とう


(次回は画像編です。)

【AとBの存在を真逆に取り違えていた後遺症は甚大で、そのショックとイメージ補正に十日間かかりました。上質とはかけ離れた「悪質な自作ミステリー小説」を読んでいるようでした。ゆずファンだけではなく当ブログ読者の皆さんに心からお詫びします。・・・あの~、昨年リオデジャネイロオリンピックがあって、北川悠仁さんはNHKのドキュメンタリー番組「ゆず北川悠仁が見たオリンピック」に出演していましたよね。NPその放送を見たはずなんですよ(聞いていただけかも知れません)。・・・自分でも信じられませんが、北川さんの存在を「言葉」や「取材レポーター」としてのみ捉えて、「顔認識」「人物認識」していなかったことになります。・・・どうか、これ以上「修正」しなくても済みますように・・・。AKBメンバーの顔がどれもいっしょで名前でしか識別できない・・・という例は分かりやすいのですが、二人しかいない超有名フォークデュオのAとBの識別ですからねえ。やれやれ、とほほほ。】