朝七時頃に、
阪神電車に乗るために南下して交差点を渡ったところで、
すじモダンの持ち帰り専門店「えっちゃん」の店主(おじいちゃん)と会いました。

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NP:おとうさん、人生訓の看板*戻ってきてるやん。

店主:いや、もうやらん、あれは違う。

NP:なんや楽しみにしてんのに。

店主:もう、ネタ切れやねん、ないねん。

NP:ははは、残念やなあ。

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そしてラグビー応援から戻って、
別記ウォーキングに出た帰り道で、
ちょうど夜五時からの開店後の時間帯に立ち寄ってみました。

最も定番の品、
「すじモダン700円」これにしました。

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NP:看板残念やわあ。

店主:もう350回やったんやで。

NP:ほんま、すごいやん。

店主:もうネタないねん。

NP:そうなん・・・明日から正月休みやね。

店主:今年も店をやってしもうた。

NP:はあ?

店主:もうやめたいのや、お金あるねん。

NP:はあ・・・まあ、それはよかったね。

店主:七十五やねん、もうええねん。

(横でおかあさん=おばあちゃん笑うてはるわ)

NP:ま、そう言わんと、やりなはれ。

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NP自慢じゃあないけど御年配(御高齢)のかたに人気あります。
いくらでも話してくれるんだよねえ。
こちらがリスペクトしてるのが向こうにも分かるのかなと思います。

アドラー心理学ですね。

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NP:すじモダン、鉄板の上で写真撮っていい?

店主:ええよ、おっちゃんも撮ってええよ。

NP:はあ、まあ顔は撮らへん、失礼やから。

店主:ええよ、マスクしてるし、おっちゃん有名やねん。

(なんや撮ってほしいんかいな。)
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NP:今日が今年最後やったんやね、明日っから休みや。

店主:そや、50年間やってんねん。

NP:えええっ? ほんまかいな?

(おばあちゃんが頷いてはる)

店主:そや、震災の時は家こわれたから仮設でやったんや。

NP:えっ、どこの仮設?

店主:ここや、コンテナ置いてやった。

NP:はああ、偉いなあ。

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そんなしょっちゅう買いに来るわけでも、
特に親しいわけでも無いのですが、
おじいちゃんは聞かれてもいないのに、
武勇伝みたいなことも話し始めました。

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(おじいちゃんは出来上がったすじモダンを手際よく容器に移し、おばあちゃんは丁寧に包んでくれました。)

NP:また来るね、よいお年を。

店主:おおきに。

(こっちこそおおきに、楽しかったな、出来上がるまでの待ち時間・・・。)

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帰宅する17時半過ぎには、
もうかなり暗くなっていました。


すじ通しモダンに生きる物語
(宏川)



*人生訓の看板・・・
当ブログにあります、「すじモダンえっちゃん」という標題の話です。