IMG_20200119_093020髙村薫さんの『冷血』を読み始めました。
作家自身の定義(西南学院大学公開講座)で言えば
『レディージョーカー』以降、になるので
「純文学」作品ということになります。

十三歳の少女の起床場面から始まり
見事な独白体と内面描写
優しい(まだ分からないけれど…)家族とのやりとり
これを読まずに「少女A」を読んでいたのが
口惜しいくらいです。

『我らが少女A』は心身を病む者には
少し読みづらくて
ようやく今心晴れて終盤に入りましたが
『冷血』と合わせあらためて感嘆する次第です。


【大寒を前に『冷血』読み始め】


《合田雄一郎刑事シリーズ》
『マークスの山』1993年3月、早川書房 のち講談社文庫で全面改稿
『照柿』1994年7月、講談社 のち文庫
『レディ・ジョーカー』 1997年12月、毎日新聞社 のち新潮文庫
 ★★★★★★★★★★★
『太陽を曳く馬』2009年8月、新潮社
『冷血 』2012年11月、毎日新聞社 のち新潮文庫
『我らが少女A』 2019年7月、毎日新聞出版 

《福澤彰之シリーズ》
『晴子情歌』2002年5月、新潮社 のち文庫
『新リア王』2005年10月、新潮社
『太陽を曳く馬』(上出) 

髙村薫さん
他にも「エンタテイメント小説」や
『空海』2015年9月、新潮社(NPあべのハルカスのサイン会に並んで購入)
など沢山の著作があります。


今のNP
他にも年末年始に購入した本やお借りした本
など沢山の読み物があります。

有り難いことです。