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同じ作者で同じ題名の本
(無論出版社は異なります)
の「差異」という醍醐味。

先日述べたように
おおきなひとつは
「解説者の違い」
ですが…もうひとつ
何だと思いますか?


それは漢字読みがな
ルビの打ち方です。



ごく短い「はしがき」
(人の中心は情緒である
…で始まる名短文です。)
でも
角川ソフィア文庫は
毎日新聞社 松村洋に
まつむらひろしと打ち
岡潔に
おかきよしと打ちますが
光文社文庫は
どちらにもありません。


さて本章に入ります。

『春宵十話』の初めに置かれた
タイトル文章「春宵一話」の…

第一話「人の情緒と教育」で…
角川は
夏目漱石・小宮豊隆・寺田寅彦
長岡半太郎・藪柑子集の五つに
ルビ(読みがな)を打っています。
光文社は
ひとつもありません。
(せめて やぶこうじは打つべき?)


第二話「情緒が頭をつくる」で…
角川は
逆にひとつもありません。
光文社は
潰瘍 ひとつです。
(かいよう)


う~ん
傾向や特徴がまだわかりません。

では勝負決定の
第三話「数学の思い出」で…
角川は
紀見(村)・柱本(小学校)・菅南(同)
粉河(中学)・菊池大麓(翻訳者)の五つ
光文社は
ひとつもありません。

👀✨

ええい もうひとつ❕
第四話「数学への踏み切り」で…
角川は
なし
光文社も
なし


ははは(≡^∇^≡)

ここまででひとつも
共通のルビ打ちなし。😅

そして
第五話「フランス留学と親友」で…
初めて共通のルビ打ち漢字が出ます。

それも
ひとつだけ。


それは

石鏃
(せきぞく:石器時代の矢じり)です。

これだけが…
もしかすると
岡潔氏が自らの草稿に
自ら打ったルビであり
編集者 出版社としても
打たぬわけにはいかぬ
大切なものだったかも
知れませんね。


テクストの
テイストは
それなりに
味わい深く。

次回こそは
法人事務所
お隣協会の
事務局長氏
と岡潔論を
語りたくて
持続可能な
開発目標を
目指します。
(SDGs型お約束)


【春宵に十話ならずと語りたし】