歌:スキマスイッチ
作詞作曲:大橋卓弥/常田真太郎
著作権のことがありますから
歌詞論として一部のフレーズ
を解析してみたいと考えます
敢えて 入りを割愛しました…
[カシ論はマジ論でオシ論]
合唱曲としてどうなのかな…
全力で少女だったひとには…
どう聞こえるんだろうなどと
ひとりで真面目に推しを考え
しかし やはり よく練られた
研ぎ澄まされたリリックだと
あらためて感じます… ここで
実は「lyric」ということばは
和訳が難しいんですよ… NP
は「叙情的歌詞」辺りかと…。
宜しければ歌いながらお読みください。
*****************************
積み上げたものぶっ壊して
身に着けたもの取っ払って
[正統的な対句表現]
身に着けたもの取っ払って
[正統的な対句表現]
止め処ない血と汗で
乾いた脳を潤せ
[水素材の対照表現]
乾いた脳を潤せ
[水素材の対照表現]
あの頃の僕らはきっと全力で少年だった
[未来的推量表現「きっと~だろう」を
[未来的推量表現「きっと~だろう」を
過去的確定表現「きっと~だった」と
する斬新で印象的な呼応表現… サビ的
に心地よく脳内革命を発生させる… で
直前の「乾いた脳」が更に生きてくる]
する斬新で印象的な呼応表現… サビ的
に心地よく脳内革命を発生させる… で
直前の「乾いた脳」が更に生きてくる]
遊ぶこと忘れてたら老いて枯れんだ
[掛詞表現で「置いてかれ(る)んだ」]
[掛詞表現で「置いてかれ(る)んだ」]
ここんとこは仕事オンリー 笑えなくなっている
[同音連鎖表現で「ここんとこ」「しごと」と
「なく」「なって」 反復表現としても作用]
[同音連鎖表現で「ここんとこ」「しごと」と
「なく」「なって」 反復表現としても作用]
ガラクタの中に輝いてた物がいっぱいあったろう?
「大切なもの」全て埋もれてしまう前に
[漸層表現「ガラクタ」「輝いてた」「大切な」と
「いっぱい」「全て」「埋もれて」畳み掛ける]
[漸層表現「ガラクタ」「輝いてた」「大切な」と
「いっぱい」「全て」「埋もれて」畳み掛ける]
さえぎるものはぶっ飛ばして
まとわりつくものかわして
[対句表現に加えて「ばして・わして」押韻表現]
まとわりつくものかわして
[対句表現に加えて「ばして・わして」押韻表現]
止め処ない血と涙で
渇いた心臓潤せ
[水素材の特徴「汗」から「涙」へ
「乾いた」から「渇いた」へ変化 ]
渇いた心臓潤せ
[水素材の特徴「汗」から「涙」へ
「乾いた」から「渇いた」へ変化 ]
あの頃の僕らはきっと全力で少年だった
[サビ抽象化の反復表現]
[サビ抽象化の反復表現]
濁った水も新しい希望(ひかり)で
すぐに透み渡っていく
[水素材に光素材を対位表現として使用すぐに透み渡っていく
「濁った」「透み(澄み)」対照表現]
積み上げたものぶっ壊して
身に着けたもの取っ払って
[対句の反復はライトモティーフ(小主題連鎖)表現]
身に着けたもの取っ払って
[対句の反復はライトモティーフ(小主題連鎖)表現]
幾重に重なり合う描いた夢への放物線
[比喩的で幾何学的で印象的な表現]
[比喩的で幾何学的で印象的な表現]
紛れもなく僕らずっと全力で少年なんだ
[まぎれもなく「主題」表現]
[まぎれもなく「主題」表現]
セカイを開くのは僕だ
視界はもう澄み切ってる
[「世界」の換言表現「四海」掛詞表現]
********************************
いやあ「構造主義」の極みです
お目汚しだったかも… あくまで
も「恣意的解釈」ですからね…。
恒例の合唱コンクール(音楽祭)は
敢えなく中止でした… なにか一曲
歌詞論を本当に久しぶりにやろう
(音楽祭前の授業恒例でしたから)
と思っていた矢先… 「全力老年」
の当ブログ記事にコメントを戴き
「全力で歌詞論だった」…のです。
【全力を忘れない春だったよね】
2005年4月リリースの脳と心臓に
残る曲ですね… あの頃 僕は僕らは
あなたは 全力⚪️⚪️だったですか。
[「世界」の換言表現「四海」掛詞表現]
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いやあ「構造主義」の極みです
お目汚しだったかも… あくまで
も「恣意的解釈」ですからね…。
恒例の合唱コンクール(音楽祭)は
敢えなく中止でした… なにか一曲
歌詞論を本当に久しぶりにやろう
(音楽祭前の授業恒例でしたから)
と思っていた矢先… 「全力老年」
の当ブログ記事にコメントを戴き
「全力で歌詞論だった」…のです。
【全力を忘れない春だったよね】
2005年4月リリースの脳と心臓に
残る曲ですね… あの頃 僕は僕らは
あなたは 全力⚪️⚪️だったですか。
コメント
コメント一覧 (5)
雪のちらつく、朝です。
世界→視界💦失礼しました!
バンプの天体観測。。そうでしたか、その3年前だったのですね。名曲はいつの時代も生き続ける、そして、本当にその時代を、表しているのですね。
今の時代は、先は見えないですが、それでも動いてゆく、進んでいく。私は見えない希望を信じて歩んで行きたいです😊
ヘブル書11:1
さて、信仰とは、望んでいる事がらを確信し、まだ見ていない事実を確認することである。
よき1日を!
重ねてありがとうございます。
今朝はさらに寒くチラホラ雪
あるかも知れません… ヘブル
書は「信仰は確信と確認」と
説くのでしたね(第11章)。
渋沢栄一マイブームなのです
が… 彼は「イエスより孔子を
信じる…奇蹟がないから」と
していて…バンプよりスキマ。
戯れ言です… 失礼しました。
バンプの天体観測は、その3年前でしたか。。名曲は時を超えて生き続けますね。しかし、おっしゃられる通り、時代を歌っているのですね。。
たしかにいま、個々がしっかりした視点で心構えで、エネルギーを沸々と、持ち合わせたいものです。。私の視界は、澄み切っています😊まだ見ていないものを信じつつ。。
合唱祭は、本当に懐かしいですね!
感極まりました。先生のご解釈沁み入りました。
世界はもう澄み切ってる。
コロナ禍に置いて、わたしの心はいつでも、澄み切っていたいです。
ちなみに、音楽祭でこの曲、歌ったのです😊かつて。
懐かしいです。当時の子供たちには難しかったかな?!
音楽祭で歌ったのですか?素晴らしいですね…
難しかったと思いますよ。やりましたねえ。
『天体観測』(BUMP OF CHICKEN 2002年)では
「見えないものを見ようとして…」でしたが
三年後この『全力少年』平成17年:2005年には
「視界はもう澄み切ってる」となったところに
時代性を感じるのです。(かなり革命的な一年)
そして みかづきんさんおっしゃる通りで今また
求められるのは こうしたあらたな時代を生きる
エネルギッシュな言葉であり音楽ではないかと…。