《 CSR(Corporate Social Responsibility) 》
事業活動における
人権擁護やコンプライアンス(法令遵守)
環境問題への認識配慮
地域社会での共生(共存・貢献)
など企業・会社が果たすべき
「社会的責任」のこと


企業・会社の社会的責任とは
「社会的課題解決」への義務を負うこと
と同時に
「経営的成果」を持続すること
による
ステークホルダー(利害関係共有者)
すなわち
従業員(従事者)・クライアント(依頼人/顧客/取引先)
消費者・地域共同体(自治体/住民)・投資者/株主
などへの
取り組み(配慮と供給)責任のことです。


こうした「理念」全体を「CSR」と呼んでいます。


日本では1990年代以降(すなわちバブルの崩壊のち)
緩やかに確かになり2000年代(「MDGs」開始のち…
MDGsとはミレニアム発展目標で専門性高い8項目)
に顕在化したと言われていますが… 主旨から言えば
戦後の労使間交渉や環境公害問題(高度経済成長時)
で既に潜在的には生じていました…欧米では1980年
代以降のグローバル化(ベルリンの壁1989年崩壊の
前後)と重なるようですが欧州と米国とでは展開に
相違(文化観等)というのが通説です… が当ブログは


「経営の社会的責任を説いたのは世界で渋沢栄一が
初めて(…ドラッカー)」「『論語と算盤』はSDGs」

という言葉(守屋淳氏の著作)からも再考しています。


CSRは理念
SDGsは実践
まずは「ことばの意味」つまり「入口」から門に…。


「推敲」という故事成語があり五言詩
「僧は推(お)す月下の門」がよいか
「僧は敲(たた)く月下の門」がよいか

「推す」だと風趣を見越して事前に門を開けていた主
「敲く」だと余りの月の美しさに感興を覚え来訪の僧

… に焦点(スポットライトまさに月あかり)が当てられ
… と思っていましたが伝わる実話(?)はやや違うよう
で… 静かな月下に門を敲く音の響きがよろしいとか…
「推敲」自体は文章や詩歌の文言を手直しすること。


さて
SDGsの門はぜひとも敲いてください… 推敲の故事と
同じで…開いている門から入るよりも主体的に開けて
入る… それが「持続可能」の能動性に繋がるのです。


次回はESGです。


【門敲く月を一緒にみたいから】🌝


🌝 月・・・
単独で用いられると仲秋の季語ですが
「こんなよい月を一人で見て寝る」…
… 尾崎放哉の自由律俳句では季語には
扱いません… 誰も来ない寂しさは常に。