夢シリーズ久しぶり…じわじわ読めるテクスト

入営(入隊)なのか研修(体験)なのか不明ですが
基地(駐屯地)のなかで服にバッジが見当たらず
厳格な(底意地の悪そうな)上官に不審を持たれ
寄宿舎(なぜかホテル)に取りに帰らされたNP…

自分の部屋がわからずフロント(なぜか髭親爺)
に調べてもらいルームキーを二つ(どっちや?)
持つも エレベータートラブルでなかなか来ず
ようやく乗れたが時間がどんどん過ぎてゆき…


時間に遅れる・人を待たせる・自己存在不明
系(?)の夢なのですが…臨床心理士の東山紘久
氏「遅れる夢」と精神医学者の小此木啓吾氏
「メディアを通した概念化」とを合わせて…
以下のように自己分析してみたのです 如何?


自分の人生は自分のためにあるのではないか
と強く考え初めた夢見者が、それでも今まで
の生き方をなかなか変えられなくて… 自分が
うまく乗り物に乗れずにいる そうして遅れる
ことで自分がもう目の前のことを概念化する
ことが出来ずに…「夢見は 自分のために時間
を使うことを考え始めたとき、を意味する」
(「遅れる夢」改編)

目の前で見たり肌で触れたりしているものが
いちばん身近なものだと思っているが… 実際
には、それについてほとんど何にもわかって
いない… ヘーゲルの『精神現象学』によると
「目の前にある現象を、ただDaとかthisとか
言って説明するのではなく、ものごととして
概念化して初めて本当にわかったことになる」
(「メディアを通した概念化」同上)


こう考えると「夢で見ている自分」は
「メディアを通して見ている自分」に
似ている… ということになりますよね
… そこに待ち受ける「心的現象」こそ
が「概念化」なのではないかと考察(!)
そして… 概念化は意味化や抽象化にも
重なりますからね… 更には深層心理的


それにしても「入営」とは心穏やかで
はないですね… 自分のために使う時間
は自分だけのためであってはならない
… と一方で思っている自分との葛藤か


【野茨(のいばら)の花の葛藤遅刻する】


(テクスト画像再録)

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