後(おく)る
愛(いと)し


    「生きる」

併読している文庫本たち

よく読んでくれる読者に

拾われたものは幸せだと

ただ其処に在るしかない

本たちにも心のあるなら

思って貰えるように読む


映画に前立つか後れるか

どちらも同じように読む


読むことなく見ることの

あまりにも易くなり果て

鑑みることの無きを憂う


たとえば次は「生きる」

『生きる』という映画
 
見て鑑みる読んで鑑みる


春の雨は降り続いている

春に散るも後るも唯愛し

今は横浜流星と佐藤浩市



前(さき)立つ
鑑(かんが)みる


【本をよむ詩をよむ生きる春の雨】


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