豊中文化芸術センターの大ホール満員。

お目当ては交響詩「フィンランディア」
でしたが… 休憩を挟んで後半の40分は
交響曲第1番… 客員演奏者を多く呼び
大編成フルオーケストラの圧巻は見事
… 七つのシンフォニーのなかでは6番
と並んでハープが入ります… 全体的に
極めて荘重で… 祖国のフィンランドが
帝政ロシアからの独立運動に勝利する
為のパワーの込められた作品と言われ
… 現在人口558万人(2023年)の国の
往時(1899年作)を偲ぶ力作ですね
…アンコールに人気曲「悲しきワルツ」。


わたしは大学卒論も修士論文も福永武彦
『死の島』が中心でしたが…この大作の
モティーフのひとつはシベリウス作品の
「トゥオネラの白鳥」「レミンカイネン
の帰郷」でしたから… 怠惰な学究生活の
ほろ苦い想い出も重なる…好きな作曲家。

「御招待券」を送ってくださり当日も
ご一緒出来たのは高槻時代の職場同僚
先輩ソクラテスNさん… 倫理学ご専門
で現在も専門学校講師の合気道指導者。


アフターは阪急十三駅で西改札口から
真っ直ぐ「丸一屋」… 「スマホ抜き」
コンサート開始からずっとで心地よく
…いかにわたし(たち?)はスマホに
縛られているかを今更実感しました。


老荘の話
合気道の話

教えて戴くこと多く有り難く今日は
「ほろ酔い」まで「清貧」が大切と
あっさり十三駅構内でお別れ…御意。


【節分にシベリウス清貧すがし】


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