昨日12月8日は「開戦日」という季語の日でしたが、
今日12月9日は「漱石忌」という季語の日なのです。
夏目漱石は1916(T5 )年の12月9日に49歳で亡くなり
ました。『吾輩は猫である』でデビューして12年目、
未完の朝日新聞連載『明暗』が絶筆となりました。
英文学者でもあった漱石の伝説的エピソードとして、
″I love you.″の口語訳についての発言が挙げられます。
決定的な出典根拠は無いのですが… 直訳は無粋だから
「月が綺麗ですね」とでも訳しておけ…と言ったとか。
歳時記カレンダーでは、12月9日は旧暦霜月二十七日
なので、月の形は来週水曜日の「朔」(さく:師走朔日
ついたち で新月) に向かって仕舞いの月となります。
毎年、漱石忌には『永日小品』のような短編集から
「端物」(はもの:小品)をひとつ読むことにしている
のですが、今年は夏以降、小説忌避シンドロームに
陥っている為、「漱石、月」のネット検索でヒット
した小話をあれこれ検(しら)べて過ごしていました。
「月」は単独では秋の季語になりますが、仕舞いを
付けて十二月の風情を出したつもりで、なんとなく
もの悲しくなってしまい… 早く元気になりたいもの。
【石畳に真綿色したシクラメン】

今日12月9日は「漱石忌」という季語の日なのです。
夏目漱石は1916(T5 )年の12月9日に49歳で亡くなり
ました。『吾輩は猫である』でデビューして12年目、
未完の朝日新聞連載『明暗』が絶筆となりました。
英文学者でもあった漱石の伝説的エピソードとして、
″I love you.″の口語訳についての発言が挙げられます。
決定的な出典根拠は無いのですが… 直訳は無粋だから
「月が綺麗ですね」とでも訳しておけ…と言ったとか。
歳時記カレンダーでは、12月9日は旧暦霜月二十七日
なので、月の形は来週水曜日の「朔」(さく:師走朔日
ついたち で新月) に向かって仕舞いの月となります。
毎年、漱石忌には『永日小品』のような短編集から
「端物」(はもの:小品)をひとつ読むことにしている
のですが、今年は夏以降、小説忌避シンドロームに
陥っている為、「漱石、月」のネット検索でヒット
した小話をあれこれ検(しら)べて過ごしていました。
「月」は単独では秋の季語になりますが、仕舞いを
付けて十二月の風情を出したつもりで、なんとなく
もの悲しくなってしまい… 早く元気になりたいもの。
【石畳に真綿色したシクラメン】
