
谷崎潤一郎の名随想(1933年)に
俳句も嗜まれる写真家 大川裕弘
(やすひろ)氏が写真を随所に配置
ちょうど三年前の1月初刊第六刷
適写適文
高校現代文の教科書に採録され
矢鱈と脚註の多い文章なる印象
陰翳を帯キャッチでは
「暗がり」と「翳り」
… 翳は影とも書きます
一冊の「はじめに」に
「うすぐらいかげ」と
あり谷崎の記す冒頭は
「今日、普請(ふしん)道楽の人が
純日本風の家を建てて住まおうと
すると、・・・」となっていて…
和風家屋に贅を尽くす話と思って
しまうのですが… 趣きは変わり…
裏帯にある「デザイナー、建築家、
ミュージシャン、画家、編集者、
読書家・・・美大・芸大系の学生、
必読の書」になっているかどうか
シリーズでNP解説を展開し自身も
学ばせていただこうかと… 今朝の
通勤車内でdeepに読み始めました
「光と影」という取り合わせでは
実は影にも光や姿の意味があり…
「陰翳」にも薄暗がりと仄(ほの)
明かりという微細なコントラスト
(対照)が隠されているわけです…
それはほんとうにディープなもの
コロナ禍にもかかわらず一回めの
緊急事態宣言時のようには乗客の
減らない通勤車内には陰と翳が…
電車はディープ感満載で走ります
【春を待つ心はディープインパクト】
(宏川)
やがてサラブレッドたちにも春が
訪れて二月からGⅠ レースも始まり
NPの応援しているコントレイルも
ディープインパクト産駒なのです。
陰翳礼讃の始まりは
ディープインパクト
いい一日でありますように
(10時の予約投稿です)