NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

カテゴリ: 音楽

愛読している音楽月刊誌『ショパン』には、
少なくとも約10本のエッセイが掲載或いは
連載されています… エッセイ風も含めて。

そもそも小論的なピアノ専門誌ではなくて、
ピアノを中心としたクラシックエンタメ誌
のように見受けます… 今号はスイーツ特集🍰
(作曲家の好んだ甘いお菓子の曲とか)です。

毎号特に楽しみに読んでいる連載エッセイは
ふたつあります…一つは下の11月号で第24回
を迎えた菊池亮太さん(ピアニスト作曲家で
You Tuber)の「ぶらり音楽散歩」脱力系です。

そしてもう一つ最大の期待は…第9回を迎えた
杉本沙織さん(ロシア連邦政府全額国費留学生
としてモスクワ音楽院留学中の気鋭ピアニスト)
の「ロマンチック・ロシア」体験ルポ型です。

後者は今号でラフマニノフ(生誕150年)の家
博物館来訪のお話を…まるでピアノソナタや
変奏曲のように愉しく鮮やかに伝えています
…とても手馴れて尚且つ虚心な書きぶりには
毎回ながら留学先の活写と共に心躍ります。

「一面に咲き乱れているリラの群れ」…ライラック
(リラ)を愛したラフマニノフへの想いが溢れ出ます。


ピアノを弾けなくてもピアノ誌を読める、
それは杉本さんのような音楽エッセイが
あるから… これからも読み続けます。🎹📚

10月27日(金)は陰暦の長月(九月)十三日で
「十三夜」「後の月」でした… 28日(土)が
小望月で29日(日)は望月そして月齢も満月。


後(のち)の月は、葉月(八月)中(なか)の月の
中秋の名月(十五夜)と合わせてみるがよし…
中古の風雅の一端です… 昨夜は低気圧通過
による突風にわか雨のあと、綺麗に東の空
みることが叶いました…特進8限目授業の、
まさに後の月なのでした… 帰りにはデイ
パックへと、この日の職場机上に繙いた
『ショパン11月号』を確り仕舞いました。


【後の月ラフマニノフの変奏曲】🌔


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土曜日の早朝は必ず視聴
「題名のない音楽会」📺

今朝は標題の曲をピアノトリオで

葉加瀬太郎さんヴァイオリン🎻に
チェロ&ピアノ

二曲めは西村由紀江🎹さんの
「ビタミン」
やはりピアノトリオで… 司会者の
石丸幹二さんがいみじくも仰った
… 全身で浴びるような気のする音

三曲めはチェロ柏木広樹さんの
「羽根屋」
… 三人の会話を聞くような(同上)


ラストはもう一度葉加瀬さんメイン
「情熱大陸のテーマ」(エトピリカ)


四月一日(いっぴ)は新年度の初日
… 素敵な一日でありますように。


【鬨(かちどき)は四月一日に決めてゐる】
(『蒼穹』春の部)


先日来の東京行より無事帰還しました…
東京メトロ「勝どき」駅も通過… 東海道
旅日記を今日からゆっくりと連載します


今年度もかわらず懲りずにお越しください…
NPブログ「ライトモティーフ」始発駅の朝。


対照的な二作品
(以下ネタバレ無しの筈も要警戒)

洋画   邦画
実写   アニメ 
1960年代   現代
米国加州 日本東京
家族   若者
複雑   明快
差別   連帯
愛情   友情
映画   音楽   
自伝脚本 創作漫画

編集の妙 ライヴ感
ハイスクール  学生とアルバイト
オールディーズ ブルーノートジャズ  
世界的巨匠   人気アニメ監督
映画音楽も巨匠 上原ひろみ
封切仕立て   終映に向かう
意外と苦戦   意外な粘り
じわじわ迫る  ぐいぐい押す
ユーモア    クール
字幕 戸田奈津子   主役声 山田裕貴


共通していること : 未来へと向かう熱さ(青春)



【シネコンの梯子 拳をあげて春】



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【「ショパン」よむ三月一日のひざし】


音楽誌「ショパン」の三月号に新連載があり
モスクワ留学中のピアニスト杉本沙織さんの
精進の経緯を達意の文章でよむことが出来…
専門店タオカ珈琲の香りとやわらかなひざし。


杉本さんはスクリャービンをこよなく愛する
ピアニストのかたとお聞きしていましたが…
東京藝術大学のピアノ専攻の学部修士を経て
さらに研鑽をつまれ官費留学生というお立場
上記音楽院の本科(日本の学部+修士課程)に
… 御本人のおことばで「長い挑戦の始まり」。


【ラフマニノフ像の前の留学生
     静かに笑みて雪の音楽院】



杉本さんは当ブログにたまに登場する杉くん
のお姉さんでNPもお母様にチケットをとって
戴きコンサートに伺ったことがあり ご発展と  
ご活躍を念じています… ともあれ連載と昨秋
よりの留学とに衷心より拍手をいたします。👏


高校生の頃からロシア史とトルストイが好き
藝大ではスクリャービンとロシア語に夢中と
… 音楽院での更なるキャリアアップといずれ
帰朝コンサートとを楽しみにしながらご紹介。


【春のソナタ静かに咲いている平和】


タオカが元町に新しいお店を出したようです
珈琲店激戦区での挑戦にも拍手です… きっと
ピアノ修業も激戦なのでしょうね… 平和の中 
での静かで心豊かなたたかいを願いながら…。


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ワンコイン500円でクラシック一流の演奏を
一流のホールで!…という趣旨で今は1000円

阪大名誉教授 荻原哲(おぎはらさとし)理学博士
主宰の月1コンサートで日曜日午後開催122回目
この日…ニューヨークから帰阪している加藤幸子
さんピアノリサイタルで100%スクリャービン…
若き日にラフマニノフと金賞を分けたピアニスト


このコンサートに行く最寄駅が2019年10月に
石橋駅から駅名変更した標題の駅です…東改札

南熊山人(なんゆうさんじん)画伯と会館集合… 
氏が西改札を好むのは商店街の賑やかな所為🦆
画像の東改札からの道筋はほんとうに閑散…


加藤幸子(さちこ)さんは…後半の「黒ミサ曲」
不協和音からの不穏かつ流れるような速弾き
が特に心に迫り…ラストソナタとアンコール
曲には「物語性」を感じて…ドビュッシー&
ラヴェルのCDに一番にサインをして戴いて…


画伯は全編英文で書かれ本日3冊のみ販売
『The Sachiko Piano Method
〜How to find music within you〜』ゲット
流石です… 今日馬券が当たれば天牛書店で
目をつけているディケンズの初版本を買う
胸算用で…外れても(me too)高邁な志確か✨

帰路はもちろん西宮北口のバーおでんでん
マスターにスクリャービンをリクエスト?🎹


阪急神戸線の普通電車にて


【スクリャービンミサ曲の春おでんでん】



追記:
実際にはスクリャービンリクエスト通らず
ショパンの革命のエチュードとノクターン
2番でした…この夜は映画『西北ショパン』
プロデューサーのかたがお見えで南熊さん
大はしゃぎでスタインウェイも少し弾いて



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