NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

カテゴリ: 文学

伊坂幸太郎さん連作短編集『逆ソクラテス』
(5編 2020年4月30日 初版)を昨夕購入一気に
読了しました…21年本屋大賞候補の一作です。

昨春ちょうどcovid19で全国緊急事態宣言の
出た月末の刊行で純正の栞だけ街の本屋で
入手し(何処へ?)パラ読み… 少年時代回顧
「先入観」を抱いて… その後も何度か手に
取ったものの 伊坂作品としての「異種」を
感じて見送り… 1400円+税 の単行本だけど
文庫化を待ち解説付きで読もう… と考えて
いました… 現在は大賞候補作になったこと
もあり第四版をメガ書店で見かけましたが
… 最寄り百貨店の本屋で初版本がキラリ✨。

さらに来週は小学生(達)と その担任のかた
とSDGsについてやり取りする機会を予定
… 「機(気)は熟した」とばかりにゲットし
『推し、燃ゆ』は既に30万部越えのベスト
セラーになっているようですが… 本屋大賞
を獲るのは「逆」であってほしいなと感じ
ています… 他作品は今後立ち読みします…。


ドッグイヤー(端折り)を敢行しました 伊坂
作品に付箋はまさか… で困りましたね箇所
多すぎて何処が より肝要かが見え隠れに…。


いい先生(だと思いこんでいる)タイプにも
反面教師(だと開き直っている)タイプにも
でもしか(古い言い方:先生でも教師しか…)
のかたにも…そして保護者のかた もちろん
学徒(古い…)のかたに … 何よりも上記した
「先入観」のあるかたにぜひ読んでほしい。


だけど…本来読まれるべき本は本当に売れ
ない時代…そんな本音こそ捨て去りたい本。


「無知の知」を説いたのはソクラテスです
が… それを知っていたこと自体が逆説的…
だからタイトル「逆ー」 だと思うでしょう
… もっと深いんですよ この本「推し」です。

『ソクラテス最期の弁明』という小峰元の
学園推理(?)物をアルキメデス・パスカル・
ピタゴラス・ヒポクラテス… とシリーズで
読んだ記憶があります… そのいずれの推理
物ともまったく異なります… そもそもが…
『逆ソクラテス』はミステリーに非ず… あ
… これがまたまた例のあの「先入観」かと。


昨日はスマホから離れて過ごそうとして…
なかなか難しい(先入観)のですが こんなに
読まなかったかも知れない本が読めたのは
「スマホ無し」の時間のお陰です… スマホ
無しではいられない…「足るを知る」その
ことばもまた先入観(内田るん)… 棄てよう。


【無知の知と足るを知る春先入観】






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いやあ、まだ主人公が大学二回生の小説でラスト
で泣くかな、ネタばらしにならないように言えば
… 作者の俳人 堀本裕樹さんの仕掛けに参りました。

この一冊は2014年6月に単行本として初刊の俳句
入門小説(?)が2018年12月に文庫本となった初版
… 帯は明らかに後付けのファンサービスか宣伝か。

まあ、単純に感情移入ですね、気が付きかけても
見抜けなかったことに、ちょっと自分自身ほろり
… 今、山程色んなジャンルの本を読んでいるのに。

で… この初心(うぶ?)な心意気を忘れない為にも
あれこれ考えを巡らせながら後書きや解説含め
正味二時間で読んだ相対時間の濃さに対して感謝。

俳句はじめてやってみたいかたに
俳句余り面白くなくなったかたに
俳句ある程度やれるはずのかたに

きっと全力で見抜けるはずだった。


【はじめての一句は春の苦し紛れ】


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当ブログは今年の1月4日から10年目に入りました。

こうしてお越しいただいて本当に感謝しています。


2021年2月18日の木曜日とても寒い「雨水」の朝

うすい と読んで二十四節気の一つ「立春」の次。


約15日おきにほぼ等分に時節の気配を伝える言葉

さらに次は3月5日の「啓蟄」になります… 仲春へ。


旧暦だと今日は睦月七日… 「人日・旧 春の七草」。


【教え子の教え子になる雨水かな】


教え子さんの嬉しい大学入試合格の報も届き始め

雨水は 降る雪が雨に変わり雪解けが始まる頃です。


この句の場合の教え子さんはお医者さんですが…

お嬢さんの中学入試合格や内田樹「待場の親子論」

発注の報も受けました… 元々内田樹推しは彼から。


しかし初春の寒波到来で雪も降りそうな天気予報

「小寒の雪 大寒に解け」もあり… 季節は気まぐれ。


季節以上に気まぐれなのはヒトです… 自分自身…

なぜヒトは人を裁くのでしょうね… 捌くは砂漠…。


伊坂幸太郎の文庫本の帯で「砂漠に雪」あります

降るんですね本当に… いい一日でありますように。


【雨水に雪世界観ほど変わらない】


尾崎世界観という音楽家の文学賞落選についての

コメントがすこしだけ興味深かったです… 多才…。












[結 主題化]

(谷崎)
… 現代の文化設備が専ら若い者に媚びて
だんだん老人に不親切な時代を作りつつ
あることは確かなように思われる。
… たまに大阪へ出ると、此方(こちら)側
から向う側へ渡るのに渾身の神経を緊張
させる。

われわれが既に失いつつある陰翳の世界
を、せめて文学の領域へでも呼び返して
みたい。文学という殿堂の檐(のき)を深く
し、壁を暗くし、見え過ぎるものを闇に
押し込め、無用の室内装飾を剥ぎ取って
みたい。… まあどう云う工合になるか、
試しに電燈を消してみることだ


(NP)
谷崎潤一郎は1886年(明治19年)生まれで
『陰翳礼讃』は1933年(昭和8年)初刊なの
で… 作家自身の年齢は「老人」に向かい
つつあることは確かなように思われます。
大阪へ出るときの緊張は約90年後の今も
変わらないようです。

文学の陰翳の風趣は最早更なる現代には
粉々に粉砕されつつあり目に見え過ぎる
明るいもの或いは明らかなものが好まれ
… しかし電燈を消すことなくとも人の心
の闇は余計に深く暗く広がっているよう
に思われますよ文豪。

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この本の装幀は
カラーの画像と
モノクロの画像
とで同様です…。

電燈を消したら…
どうなるでしょう。



【電燈を消す春雨の音の増し】

スキマスイッチの名曲を模した標題…

内田樹さんの親子論に嵌まって笑って

70歳の評論家で仏文学者で合気道家で

お嬢さんのるんさんによると その才の

一部しか知られていない… 絵も料理も

能楽も何やかんやもマルチに凄いかた

らしくて… 七段で館長の自前合気道場

はすぐ近場の神戸住吉… (自分がですよ)

死ぬまでにぜひ一度お会い出来たら…

たつるさん… 村上春樹(72) 吉田拓郎(74)

より若かったんですね… 参りました~


文藝春秋3月号で 宇佐美りんさん受賞

「推し、燃ゆ」読みました… 中上健次

をいちばん推し…というだけでシンパ

あっという間に読んでしまいました…

芥川賞への批判(批判する為の批判ね)

何やらもかんやらもあれこれあります

が… やはりマルチに凄いかたらしくて

若いですね… 参りました~大学生さん


【親子論参りましたね春愁】

【タイトルに推されて燃えて春嵐】

【萌え袖は全力で少年だった】

(宏川)


「親子論」も「文藝春秋」も裏話が

楽しいですね… あと少しの我慢かな

全力で老若男女変わらず批判よりも

応援出来る老年になりたいのです…。


【全力で老年だった春我慢】

【春浅し老年の学いまだ成らず】

(同上)


あと少しの… 画像は最寄り駅階段の
踊り場壁面に掛けられた神川氏作…


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