梯子というのは横尾忠則現代美術館観覧のあと
道路挟んで真向かいにある神戸文学館で標題の
講演会を予約していたからだ⋯⋯午後二時から
約九十分でケーサンゾウさんがどれほどアンゴ
を好きなのかとてもよくわかった⋯⋯学士卒論
は「安吾論」だったらしく無頼派(新戯作派)
かなとは思っていたがダザイ、オダサク、ダン
或いはイシカワジュンではなく坂口安吾と判明。
NPと大学、学部、学科、近代日本文学専攻まで
純正の同窓なので遥か彼方の後輩を勝手連的に
応援している⋯⋯講演会は三回目で毎回優しい
声で穏やかだが熱いかただなと感じる⋯⋯衒い
や気取りや偉そうさがないところがとてもいい。
主題は「堕ちよ、生きよ」という安吾の有名な
言葉を我々(読者かな日本人かな)は勘違いを
しているのであり⋯⋯「自分に都合よく利用し
ていた価値観を捨てて自分自身のモラルを持ち
堕ちることで立ち上がれ」という主旨であった
ということ⋯⋯なるほどなるほど1941年の世相
に負けず「大きな思想のために美しく死ぬ」と
いう時代に叛逆して、虚飾よりも実質を、社会
よりも個人を、イデオロギーよりも生活をより
大事にした「おそるべきリアリストという意味
でのロマンティスト」という逆説的な説明には
かなり得心してしまった⋯⋯だけどだからこそ
わたしはダザイの方が好きだったんだけどねえ。
【文学に強い弱いの麦の秋】
画像は横尾忠則現代美術館の四階サンルームの
ような横尾美術空間窓から見下ろす神戸文学館。

道路挟んで真向かいにある神戸文学館で標題の
講演会を予約していたからだ⋯⋯午後二時から
約九十分でケーサンゾウさんがどれほどアンゴ
を好きなのかとてもよくわかった⋯⋯学士卒論
は「安吾論」だったらしく無頼派(新戯作派)
かなとは思っていたがダザイ、オダサク、ダン
或いはイシカワジュンではなく坂口安吾と判明。
NPと大学、学部、学科、近代日本文学専攻まで
純正の同窓なので遥か彼方の後輩を勝手連的に
応援している⋯⋯講演会は三回目で毎回優しい
声で穏やかだが熱いかただなと感じる⋯⋯衒い
や気取りや偉そうさがないところがとてもいい。
主題は「堕ちよ、生きよ」という安吾の有名な
言葉を我々(読者かな日本人かな)は勘違いを
しているのであり⋯⋯「自分に都合よく利用し
ていた価値観を捨てて自分自身のモラルを持ち
堕ちることで立ち上がれ」という主旨であった
ということ⋯⋯なるほどなるほど1941年の世相
に負けず「大きな思想のために美しく死ぬ」と
いう時代に叛逆して、虚飾よりも実質を、社会
よりも個人を、イデオロギーよりも生活をより
大事にした「おそるべきリアリストという意味
でのロマンティスト」という逆説的な説明には
かなり得心してしまった⋯⋯だけどだからこそ
わたしはダザイの方が好きだったんだけどねえ。
【文学に強い弱いの麦の秋】
画像は横尾忠則現代美術館の四階サンルームの
ような横尾美術空間窓から見下ろす神戸文学館。











