NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

カテゴリ: 論理エンジン

ホントの「匠」長谷剛先生のブログで、
「なんと!」のタイトルで御紹介をいただきました。
http://www.miyamanosakura.net/

簡にして要を得た有り難い文章です。

NPの贅肉だらけの本文と大違いです。

今後は「本分」を弁えて、
「贅肉を削ぎ落とした演技」(倍賞千恵子さん)を、
「演じる」(長谷剛先生)ことに致します。


今日も読んでいただきありがとうございます。

長谷剛先生はとても凄いかたです。
松江の「志桜塾」主宰としてだけではなく、
全国レベルでワイドにご活躍の国語の「匠」です。

水王舎「論理エンジン」*を介して先生と知己を得ました。
四年前には本校にお越しいただき語らうことも出来ました。
ブログ「深山の桜」は凄い連載です。(今朝久しぶりにコメントさせていただきました。)


その長谷先生から・・・、
「先生に追いつけるよう 日々精進いたします。」と、
と・と・と・とんでもない身に余るお言葉を賀状でいただいたのです。

もちろん最大級のエールとしていただいたのです。
NPそれほどに「おめでたいやつ」でも「過信家」でもありませんからね。

あ~でも嬉しいなあ・・・、
この賀状の二行で逆に、
「その先生にこそ追いつけるよう 日々潔斎いたします。」と、
お返ししたくなりました。

「日々潔斎」はホームルームクラスの生徒50名に、
昨年末伝えた言葉です。


決めた!!
今夏必ず松江に行きます。
志桜塾の長谷先生の授業とお話を見に行くぞ聞きに行くぞ🚄
やる気の問題じゃあないんだよね本当に(長谷先生1月4日付けブログ記事参照)。

無論のこと、
年齢の問題でもキャリアの問題でもないんですよ。

NPは「やるか否か」だと考えています。

やるためには力が要るのです、
「楽しく生きるためにはエネルギーがいる」(村上龍『69』あとがき)のです。


長谷先生は「演じること」の大事さを仰っています。

有り難うございます、
長谷先生からの賀状は「劇場のイドラ」を凌駕して、
大いなる勇気と希望になりました。


本日は始業式後の授業が5限目まであります。
三学期は、
土曜日の授業が学校行事その他でかなり潰れることが見えています(少なくとも4回)。
しかも2か月後にはもう学年末考査も、
たぶん本校の次年度クラス分けも大凡終わっているのです。

33期卒業生になる高三受験生たちの成果も見えてきます。


「やる気の問題ではありません」
まことに実に同感です。

やりましょう!!


*論理エンジン・・・
公式ホームページ上のリンクバナーからNPブログ「Leitmotiv」が消えて四年目になります。
この冬休みには担当の高1一貫生たちに「論理エンジン上級編」を100ページ超、
課題として自己添削の上での提出を求めています。
昨日花園に来ていた男子生徒くんの一人が、
エンジン課題の「ある問題の核心に触れること」をスラスラ言っていて、
とても感心しました。
提出日は本日1月6日です。


【当日夜の独白追記】
よくよく考えてみると、
長谷先生に自分が明らかに勝っているのは年齢だけなんですね。
これは絶対に追いつかれない。


当ブログの重鎮コメント氏のおひとり、
高知の「杏子」さんによる、
出口汪さん高知市での講演会レポート感想です。

☆☆☆☆☆

これからの時代を生きていく上で最も大切なのは論理を学ぶことだ。言葉は人間のAIに勝る点であり、感覚では簡単に分かり合えない他者と、お互いに伝え合うための共通の規則が論理である。
自然言語は抽象的で曖昧であり、ひとつの言葉が文脈によって意味が変わるものだが、その中にある論理を身に付けることが大切だ。そのためには活字の文章を読むことが有効である。活字は常に不特定多数の他者に向けて筋道立てて書かれたものであるからだ。同じような他者との感情語ばかりの狭い関係は、分かり合えているようで実は深く分かり合っていないため孤独なもの。日常的に「他者意識」を持ち話し方も変えることで言葉が習熟し、考え方が変わり、生き方も変わっていく。

だいたい以上のようなお話でした。「論理はないよりあるほうがいい」と仰ってましたが、「最低限の学力」とも仰っていたような気がします。その通りだと思う一方で、本来の高校の国語ってなんだろ~とモヤモヤしてしまいました。出口先生の仰る論理は科目を越えた日本語思考のルール、小学生で習うはずの国語(身に付けられていないけど)だと思うのです。今の高校生にはそこが足りないと見て私も指導してますが、はて、その辺が習熟した高校生が集えばもう各々探究型の学習でやっていけるってことでしょうか、経験がないのでワカリマセン。でもそうなれば塾もいらなくなりますね、将来。新しいなにかが必要ですね~[🐵]

☆☆☆☆☆

・・・実はこの二週間NPは、
御縁のある小学校女性教員(高校生お二人のママさん)のかたから、
「中学高校の国語教育につなぐために、小学校国語では何をどう教えておくべきでしょうか?」という夏課題をお預かりしていて、
これは意外存外に難問だったのです。


【NP回答】です。

三冊の本を御紹介して、
うち二冊を送らせていただき、
このような本の内容を中学で学習するに相応しい、
有機的文脈中の語彙力
知的で根気強い読解力
自律的で柔軟な考察力
創造的連係的な表現力

・・・などを養えるような教材を大事にして下さいね・・・という、
凄まじいマニュアルの裏の裏の裏技に(結局は裏)訴えることにしています。
でもルーティン・ワークたるカリキュラムは、
こんなに「自在性・自由度」は無いように思えますよ。

そして、
その二冊とは、
以前当ブログでも御紹介したことのある、
「おとなの楽習」シリーズ(自由国民社)の、
「文学史のおさらい」と「日本の名作おさらい」なのです。

この二冊に加えて、
今回入手が間に合わなかった、
「国語のおさらい」をおススメします。


☆☆☆☆☆

大人が「なんで中学生の時にちゃんと学ばなかったんだろう…」(表紙帯のキャッチ)と、
後で口惜しくも勿体無くも思い返すような「中学国語の楽習」を、
中学に上がったときに出来るような「心技体の基礎国語力」を、
繰り返し解いて説いて投じて問うて、
大人が小学生に教え諭して「楽習」させてやっていただきたい・・・と考えます。

心(こころえ)
技(やりかた)
体(たいけん)

これで充分なのではないでしょうか?


頭(かしこさ)を、
あまりにも重視し過ぎているのではありませんか?
国語がつまらなくなってくることはありませんか?
(NP国語の自戒をこめて)

学校の教員に代わって、
むしろ塾・予備校の指導者のかたが、
逆に小学校で学びきれなかった「国語の心技体」を、
中学高校で教えて下さっていることもあるような、
そんな気がしますよ。


冒頭レポートの感想「Q」に対しても、
それは小学国語が「?」なのですから中学国語も「??」で、
習熟した高校生が集って探求型で仕上がってゆく可能性もまた「!?」である、
という「A」を申し上げておく次第です。

☆☆☆☆☆

今回の高知行で、
杏子さんにも旦那さまの塾長さんにも、
十数年ぶりに直接お会いすることになっています。


聞いてみたいな~その辺り~♪
(下記「海」*メロで)

この「海」*とは、
言葉の海、心の海でもいいように思えますが・・・。


でも、
御存知ですね?
この歌は、
子どもたちに「行ってみたいな」と思わせ、
「舟」すなわち軍艦・軍用機に載せ、
「よその国」との戦争に誘う歌、
というメタファが指摘されるのです。


やがて太平洋戦争の「大波」が来て、
国家も人心も「ゆれて」荒廃してゆくのです。

こういったことを、


体を以て、
有機的に勇気を持って、
多面的に他面からも伝えるべきではないでしょうか?



(1941年3月 作詞:林柳波、作曲:井上武)

海は広いな 大きいな
月がのぼるし 日が沈む

海は大波 青い波
ゆれてどこまで続くやら

海にお舟を浮かばして
行ってみたいな よその国



*海(うみ)・・・
1941年(昭和16年)3月に発行された『ウタノホン(上)』にて発表。海の広大さを簡潔で力強い詞で歌った曲である。初出時の題名は片仮名の「ウミ」で、後に「うみ」に改訂され、さらに「海」と表記されるようになった。
「松原遠く消ゆるところ」で始まる「海」は、同名異曲である。1913年:大正2年に発行された『尋常小学唱歌 第五学年用』で発表。
作詞の林柳波・作曲の井上武士は共に1974年没のため、2024年まで著作権は有効である。
[Wikipediaより]


【因】序論・本論です。

生徒さんに本を貸し出したり差し上げたりする時、
そのまま余りもしくは全く読まれないままになっているのでは・・・、
そんな気がすることがよくあります。

読み終えたら必ず語りたくなって、
返す時や次の本を求めに来た時に何らかの感想や見解を・・・、
言ってくれる書いてくれるはずだからです。

レス(反応)が何も無い時は、
その本がその生徒さんにマッチング(適合)しなかったのだろうな・・・、
などと「本義相対性」(造語:本の価値の相対性)を感じてしまいます。

だから松江・志桜塾の国語のカリスマ:長谷剛先生(4年前に本校にお越しいただき語り合ったことがあります。『ガラッと変わる現代文』の著者)は、
本を紹介することをしない・・・、
と仰っていたような記憶があります(今は分かりません、またお会いしたいなあ)。


NPは中学高校時代から、
かなりの速読と多読が出来るように自分を鍛えて・・・、
というよりも「慣れていた」のです。

今でもそれは変わらず、
特に好きなタイプの読み物ばかりではなく・・・、
むしろ自分に備わっていない要素のジャンルで「慣れてきた」のです。

勉強と同じで、
義務感や辛苦感を抱えての読書は身につきにくいもの・・・、
でも必要性があるならば「発想と方法」とを見直すのがいいですね。


速読&再読&併読、
とにかく速く読む&再読(再再読)&幾つも読む・・・、
「大事に読みたい」「しっかり読みたい」という気持ちを「いい意味で捨てる」のです。

NP読みは、
謎解きの難しいミステリーや高度な理解を要する評論でさえも近年同じで・・・、
さっささっさと「2017ゆっくり夏」のキャッチコピーが嘘のように速読します。

でもね、
だから沢山読めますよ・・・、
分かるところだけ読んであらためて再読すればよいだけですからね。

それら(速読&再読おまけに併読)を合わせて、
体感的に「ゆっくり」味わっているように思えれば・・・、
もう「読み物マスター」(造語:ヨミモンマスター⇒捕獲調教型でレベルアップ)なのです。


例えば(象徴例ね)、
最近ご紹介した『新版・動的平衡』(福岡伸一)や、
「湖畔亭事件」(江戸川乱歩)や、
『とめられなかった戦争』(加藤陽子)などは・・・、
何度目かの読みに入っています。


【果】結論です。

面白くないところ分からないところは、
読んでいるふりをして(目には入れますよ、やや無機的にムキになって(=_=))・・・、
とにかく只管(ひたすら)ページを捲(めく)り続けるのです(ははは(^^♪ははは)。

そして一旦読み終えるのです、
時折あるいは時に応じて思いと考えは断続的に巡らせて・・・、
いつか再び(幾たびか)帰ってくればいいだけのことです。


読んでいない本を、
後生大事に抱え込んで・・・、
プチプチストレスを感じるのはもうやめましょうね。
ら・ら・ら(*^^*)ら・ら・ら・ららら、やっぱり~♪⇒大黒摩季「ら・ら・ら」風)。


因果?いえいえ悪業(あくごう)ではありませんよ。
単なる因果の関係(論理エンジンの根幹理論の一つ)です。

DCIM4372

《各クラスに割り当てられた学習教室内には、概(おおむ)ね下掲のような手書きの時間割表が張り出されます。初日は学校から約1時間15分のバス移動後に宿泊ホテルに入り、入所式、昼食弁当を食べて、昼①授業から始まります。二日目・三日目は、「朝①②③昼①②(散歩)③④(夕食・入浴)夜①②HR」というのが基本型です。四日目は午前中の朝①②③のみで昼食弁当を食べて逆路を辿り帰校します。NPクラスには字の達者なSKくんなどがいて掲示は心強かったことです。》


以下、
画像撮影の時系列に沿って。

DCIM3106
DCIM3105 (1)【箸置き作り・失敗作…潰れました…】
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【「国総」とは「国語総合」という科目で、今年度の高1一貫は全6クラス、週にNP2時間(50分×2コマと、SKⅡ先生*2時間(同)の計4時間:4単位です。今回の合宿中は60分授業で、NP2時間、SKⅡ先生2時間。】













【読み物&飲み物…
竹取物語文庫本⇒今までに読んだことのある内容でやはり味わい深いですね。
ブレンド紅茶ティーバッグ⇒今までに飲んだことのない味でしたね…ちゃちゃちゃ。】







【箸置き・まずまずの及第作】










DCIM3111
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DCIM3131

DCIM3133
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DCIM3138
 
【天気には恵まれ、KG先生の「生物」授業は「ブルーギル釣り」で大いに盛り上がりました。】 





















































【『論理エンジン・上級編』指導の始動\(^o^)/。】

嬉しくなって、
著者の出口汪さんにメールを送ってしまいました。
「生徒たちにメッセージ下さい」












【思い付いて、
『琵琶湖周航の歌』で筆ペン手書き教材を作り、ホテルスタッフにコピー印刷50枚のみ頼んで、授業でも主に一番を歌いました。】


【四日目最終授業のクラス(SH女史担任)が、
「NP最優秀賞」表彰クラスに選ばれ、
生徒は御褒美にレアプリント1枚ずつをゲットしました。】
(7名もの諸君が前に出てきて、この歌を歌ってくれました。ささやかな賞品はポストカード。)

おめでとう(^^♪ 

メール返信がなかなか来ないので
(当たり前、出口氏は超多忙の文化人ですからね。)・・・、
直接電話してしまう暴挙に出たNP。


・・・快く出て下さった出口さんに、
あらためて感謝します。






【NP&SKⅡクラスの教室に貼り出されたクラス・キャッチ ('ω')ノ('ω')ノ。】



































【熟練の技を修得後のTHE  HASHIOKI パラレル版。】


粘り強い努力工夫の賜物。 





















【琵琶の湖よ~いざさらば~♪】


みんなよく頑張りました。 





*SKⅡ先生・・・
赤本『東大の現代文25カ年』や文英堂『大学入試の得点源 古文』『高校これでわかる古文・漢文』などで知られる元予備校人気講師の桑原聡先生のこと(自らのネーミングによる)。 

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