NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

カテゴリ: 哲学

ドッグイヤーのいいこと実践
(宏川)

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職場の机やロッカーに置いたままのマイブック
整理整頓してみたところ… いかにも「いいこと」
がいっぱい詰まっていそうな文庫本三冊を発見



一気に再読して先日述べたドッグイヤーを敢行

この中でさらに厳選ダブルイヤー(二重に折り目)
四字熟語で「禅」から三つにしぼってみました

雨奇晴好(うきせいこう:晴れてよし、雨もまたよしと思う人になる)
回向返照(えこうへんしょう:一日一回、自分はどうしたいと自問する)
行雲流水(こううんりゅうすい:雲や水の流れのように、ゆったり自由に)

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そしてこの日に強く心に残ったのは「老子」から次の二語に纏わる言葉

道(タオ)
徳(テ)

「道」タオとは万物を生みだす力
「徳」テとは人間的成長の源


この二つを合わせて「道徳」タオテ

品行方正なのが道徳だと思っていましたが
それは違うようですね少なくとも老子的に

後で気づきましたが…その言葉は裏表紙のキャッチになっています
2000年以上も多くの人々に愛され語り継がれてきた「老子道徳経」


「ブッダ」からもひとつだけ… 比喩的な「玉石混淆」からの花摘み
ああ、こちらの方が具体的でいいですね… 最も印象的な気がします

「花摘みの上手な人」のように
「よい言葉」だけを聞くことだ
「悪い言葉」をひろい集めない


たぶん再販に出そうと思ってか…
状態よく保管してあったのですが
犬耳を端折ることで出さず仕舞い
になり生徒の心に開花する… かも


【よい言葉聞くように摘む春の花】











クリスマスにクルシミマス
… というわけではなく偶々
ニーチェ本と白居易の古詩
「ガクシュウ」の一日に…。

通底することばは「恨み」
なのですが… 全く異質です


長恨歌の方は比較的わかりやすく
「取り返しのつかないことに対し
抱く痛恨・遺憾の思い」でしょう。

キルケゴールに端を発する哲学的
用語としての「ルサンチマン」の
方はかなり複雑で「怨恨・憎悪」
なのでしょうが下記説明をご紹介。


昨日記事の訂正です… 『蒼穹』冬の部の句。

【ツァラトゥストラかく聴きて読む冬日和】

これが正しい原句のことばでした
聴いていたのはR・シュトラウス。

【ツァラトゥストラかく読みて聴く冬日和】

語順の違いで… これならばむしろ
聴きたかったのはR・ワーグナー。
(昨日の当ブログ記事ご参照を…)


尚、うらみには次の漢字が第一水準です。

恨み・怨み・憾み・愠み… 四つめのうらみ
は論語にあり… 不平不満に思う憤りですね
ひとが自分のことをわかってくれなくても
不平不満で憤りをもたないことが大切だと。


【人知らずして愠みずや冬の空】


【うらみなどおもひたくなし年の暮れ】


ニーチェは1885年に41歳で『ツァラトゥストラ』
第四部を完成させ私家版として40部印刷し知人に
送ったそうです(昨日来のガイドブックから)が…
45歳で精神疾患が昂(こう)じてその後は母と妹に
看病されながら55歳で亡くなりました… 「うらみ」
を「世界がどうあるかよりも自分がどう生きるか」
と昇華していたのでしょうか… テクストの著者で
ある西研氏は「あとがき」で こう述べています。


恨みの中に埋没していると
「主体性の感覚」と「悦びの感覚」を喪失してしまう
「大切なこと」「価値あること」とは何かを
互いのなかで確かめあうことが
ニーチェの望んだ「創造的な生き方」に展開してゆく


ルサンチマンと長恨歌
それぞれの「うらみ」
は俳句の「二物衝撃」
以上のものでした。💥


[Wikipediaより]
ルサンチマン(仏: ressentiment、 (フランス語発音: [rəsɑ̃timɑ̃]) )は、主に弱者が強者に対して、「憤り・怨恨・憎悪・非難」の感情を持つことをいう。「ル」をフランス語の定冠詞 le と誤解して「ル・サンチマン」と表記する者がいるが、誤りである(le sentimentでは単なる「感情」の意味になる)。
デンマークの思想家セーレン・キェルケゴールが想定した哲学上の概念である。フリードリヒ・ニーチェの『道徳の系譜』(1887年)でこの言葉が使用(再定義)され、マックス・シェーラーの『道徳の構造におけるルサンチマン』(1912年)で再度とり上げられて、一般的に使われるようになった。

[同Wikipedia  NP編集「長恨歌」あらすじと注意点]
1漢の王は長年美女を求めてきたが満足しえず、ついに楊家の娘を手に入れて以来、王は彼女に夢中で政治を忘れその縁者を重用する。

2その有様に反乱(安史の乱)が起き王は宮殿を逃げ出し、楊貴妃をよく思わない兵は動かず、とうとう王は楊貴妃殺害を許可する。

3反乱が治まると王は都に戻ったが、宮殿の殺風景の中に、楊貴妃を懐かしく思い出すばかりでうつうつとして楽しまない。

4道士(方士)が仙術を使って楊貴妃の魂魄を捜し求め、ようやく海上の仙界にて、今は太真と名乗る彼女を見つけ出し王の代わりに語らう。

5太真は道士に王との思い出の品とメッセージをことづけるが、それは「天にあっては比翼の鳥のように」「地にあっては連理の枝のように」、かつて永遠の愛を誓い合った思い出の言葉だった。

詩中では玄宗と楊貴妃を直接叙述するのではなく、漢の武帝と李夫人の物語に置き換えている。これは現王朝に遠慮してのこととする見解がある。
楊貴妃はそもそもは玄宗の子の一人、寿王李瑁の妃であった。『新唐書』玄宗紀によれば、玄宗は息子の妻を自分のものとするため、いったん彼女を女道士にして、息子との縁を絶った後に後宮に迎えている。太真は楊貴妃の道士時代の名前である。

エドワード・ゴーリーがそうでしたが…
本編よりもガイドブックや関連事項の
方が意味深な時があります… 哀しき哉。

ニーチェの場合でも『蒼穹』冬の部に
こんな句があり浅き理解に忸怩(じくじ)
たる思いになるんですよねえ… これが。

【ツァラトゥストラかく読みて聴く冬日和】

この時聴いているのは無論
R・シュトラウスの1896年
作曲初演の同名交響詩でも
よいのですが… ニーチェが
心酔して決別したとされる
ワーグナーでも面白いです
…1876年32歳の時の出来事
がありその後バーゼル大学
教授を辞めザロメと出会い
別れ…『ツァラトゥストラ』
(1882年38歳~)なのです。


… なんてことも教えてくれるのが
ガイドブック… 父が牧師で父方・
母方共 祖父も牧師だったニーチェ
キリスト教批判に転じた彼に捧げ
一緒に読んでみたいような便利本。

不遜かも知れませんが敢えてこの
クリスマスの一日にガイドブック
を携えて敬虔に過ごしたいのです。

テクストの隣にあるのは
大学院の大先輩に戴いた
教会のオリジナル・ミニ
カレンダー… 有り難くも
自身の来し方と行く末を
考えてしまう そんな朝…。


【クリスマス歯科医の予約入れている】


【世界より自分がどう生きる聖夜】


現代かな遣いにしてゆこうかなと
2021年の展望を新たにしています。


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午前六時半
最寄り駅の
ホームにて
東の空です。

昨日とはまったく違う雲で
昨日撮りたかったけれども
サーフィンの波と同じよう
に同じ雲は二度と無いので
一雲一会の感があります。☁️


陰暦では初秋下弦(左半月)🌗
過ぎの頃(文月下の月=下旬)
なので昼過ぎに西に沈んで
ゆく月が今朝は青空で中空
に浮かぶはずですが未発見。

西の空低く鱗雲が疎(まば)ら
にかかっています… 鯖の紋様
や鰯の形とは違うようで秋の
風情を茜色ではなく醸します
… 今これは撮りにくい人影も。


「ホームにて」は「ファイト❗️」と
同じく「糸」の中島みゆきの古い曲
作品世界の状況は この記事とは全く
異なりますが… 何となく哀愁を感じ
ながら週末のアウェイに向かいます。


今、高三の現代文授業で「リスク」
に関する社会学評論を学んでいます
が… この言葉が明確な外延(範囲)を
持ち始めるのが所謂(いわゆる)個人
主義に入る近代で… さらに顕在化を
示すのが二十世紀後半である…との
序論素材に頷(うなづ)きながら…!
そう言えばホームの反対語のように
盛んに言われているアウェイも時を
同じくしているように思えました。

アウェイにはリスクあり…
然(さ)れどそれを選択決定
したのは自分自身ですから
… そしてその状況を再帰性
と呼ぶのだと… 小難しくも
考え巡らせる朝なのでした。

概念とは「~とは何か」に
ついての受け取り方を表す
考え(新明解国語辞典より)
です… リスクの概念と外延
はアウェイ感と重なります。

哲学ってそう言えばホーム
&アウェイの思考法かもね。📕


【秋の朝東の空にアウェイ感】


📕哲学・・・
①宇宙や人生の根本問題を~学問
②自分自身の経験から~人生観
(新解さん)

宏川 (川柳創作時の「柳号:りゅうごう」)

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原作ジョージ・オーウェル 漫画
『一九八四年』を読んでいると
こんな川柳を作れば…BB(ビッグ
ブラザー) の逆鱗に触れて拘束
粛清されそうな恐怖が生まれ…。



真理には権力が伴う
権力とは戦術で戦略
ニーチェに倣い
真理とは戦争の
用語で理解する
(ミシェル・フーコー)

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森泉岳土さんの画くBBは本当に
某宰相にもドイツのタブーにも
酷似していて一種の「恐懼」。😱

1948年に発表されて36年後を
予告予言した作品が…その更に
36年後の2020年にも的中する。


使わないマスクは権力の象徴
備蓄するマスクは大衆の暗喩


祈りを持ちたいけれど
怒りに終始してしまう
一字違いの哀しい時代


【涼しくも祈りと怒り似かよひて】


「涼し」は夏の季語。
秋の涼しさは「新涼」
「秋涼し」「涼新た」
などという。
(歳時記カレンダー)

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何回見ても
小さいので
悲哀を感じ
またいつか
8000万枚の
一つが届く
「BA」の
二〇二〇年
にゾッとし
涼しいです。






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