NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

カテゴリ: アラカルト

八月最後の日は陰暦文月(七月)十六日にあたり、
陽暦では満月で、ひと月後には中秋の名月など
とは思いも至らぬ真夏日、その昼下がり中之島。

高槻時代の同期採用同僚と、コロナ禍真っ只中
の信じられない大阪第◯ビル地下盛況下以来の、
旧友再会フォーエバーヤングで、北浜〜淀屋橋。


はやめに着いて集合時間までは中之島図書館へ
と決め込んでいたものの、混んでいるとの位置
情報で回避し、公会堂を間に堂島川と土佐堀川
に挟まれた中洲「こども本の森中之島」に游ぶ。

まさに「游ぶ」で、この辺りには宮本輝さんが
『泥の河』や『流転の海』で描いた何とも言え
ない水の匂いがして、遊ぶとはまた違ったもの。


予約制ですが、入口前にいた警備員のかたから
「今なら入れますよ、空いてますから」と助言
あり、窓口に申し出ると丁寧な説明があり入館。

館前から撮影禁止で、うわあ、ここはいいわあ、
入口横に何台もベビーカーが置かれていた通り、
ちいさいこどもにちいさな声で読み聞かせする、
若い優しいママさんパパさんや懐かしむように
遠い昔のママさんパパさんが、階段状の座り場
や程よく並んだ小さく可愛い椅子席にちょこん。

三階構造で外観よりも奥深く、まさに「本の森」
で、なんとグッズ販売の小さなコーナーもあり、
「はらぺこあおむし」フェアの最終日でしたね。


意外にも大人向けのかわいい本もたくさんあり、
『ねこバカ いぬバカ』という養老孟司さんと
近藤誠さんの対談風共著をわたくしは手にして、
13時の入館者入替時間までの束の間をゆったり。


【よかったねああよかったな夏休み】



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過日連載の旅シリーズで最強の場所…
それは福知山市ということになります。

掲載順に鉄道、城、絵画、食に加えて、
旧友再会フォーエバーヤング(吉田拓郎)
という凡(すべ)てが其処にはありました。

更に、個人的に想いを巡らせた寺院神社
もありました…鎮魂の八月には相応しく。

二週間前の出来事で、暑い熱い厚い篤い
…早懐かしい場所になってしまいました。

再訪したい街です… 三日間ずっと黒地の
Tシャツで過ごし、なか日は阪神の近本。🐯


さて来週から特進夏期講習や家庭教師や
模試採点など仕事も再開しますが… 近場
図書館で今借り出している三冊の文庫本。

『注文の多い料理店』(宮澤賢治)
『夏の花』(原民喜)
『ひとりでは生きられないのも芸のうち』(内田樹)

イメージとしては順に
99年物(1924年)
76年物(1947年)
12年物(2011年)


【熟成のグレーンモルト夏をこす】


甲子園球場では準々決勝ですが、
気軽に外野席で終日(ひねもす)
過ごすことは、二度と出来ない。


【空席があるも満員甲子園】


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棋聖戦第4戦は大雨の新潟市で行われましたが、
18時40分頃に藤井聡太棋聖が佐々木大地七段に、
互いに持ち時間残り10分内の最終盤の熱戦の末、
逆転されてからの再逆転で勝利、3勝1敗で防衛。


藤井さんが残り20分、佐々木さんが同50数分に
なってからの約1時間半を、Abemaの無料視聴
画面LIVEで玩味し続けました、丁度遠征の往来
仕事への道中にあたり、ほぼ電車かバスの中で。

見始めた17時過ぎには、すでにAI評価値が藤井
さんにはっきり傾き、優勢65:35位まで、一手
ごとにAIも考え込み、何手先まで予測するかで
評価値も微妙に揺れに揺れ、それでも断然聡太。


ところが、残り15分ぐらいで打った一手を境に
その評価値は反転して、佐々木優勢を指し一時
藤井劣勢10:90までになり、これは先程の一手が
所謂失着の極みで「敗着」になるのだろうと…。


ところがところが、そこから、暫くは大地優勢
で推移するも、また、残り30分ぐらいで打った
一手で、急に再反転して聡太優勢55:45になった
ので、もうそれは驚きを飛び越えて、戦慄です。

そこからあとは一気に佐々木さんは残り時間を
削られ、いつしか20分台10分台に、再逆転の
評価値も、真逆の90:10に追い込まれて、遂に
残り時間も逆転して数分となった所で、投了。


え、ひょっとすると、藤井聡太さんは、ここ迄
先の先を深謀遠慮して、すべて思惑通りに図り
(謀り)、予測裡に勝利したのではないか、それ
を単にAIはよみ切れなかったのではないか…。

… なんてことは多分有り得ないのでしょうね。

ふたり共に、失着があり、藤井さんに一度は
敗着に繋がる一手がありながら、佐々木さん
の痛恨の一手があったという、そんな感想談
や鑑賞談が報じられるのではないでしょうか。


しかし、しかし、人は、棋士は、
アンチテーゼを、謳ってほしい。


《懐疑》

本当にAIは正しく分析予測(解析)できるのか?

《実践》

本日の仕事テキスト『君たちはどう生きるか』



【AIの数値酷暑で乱高下】


[追句]
【君たちは夏の龍縦横無尽】


文章で伝えたいけれども画像映像に頼らざる
を得ないところもあり…当ブログでも思案中。

ラインアップは顔ぶれ・陣容・並びのことで
これを文章にするとかなり手間取るものです。


天満天神繁昌亭の昼席後の「顔付け」
京セラドーム大阪のペナント「賞状」
クチーナアテンポ「この日のワイン」
芦屋ジャズフェスの「夢☆チャンス」


【想い出の April come she will くちずさむ】


「四月になれば彼女は」という1966年
サイモン&ガーファンクルの曲があり
五月から六七八月と続き九月完結です
… 綺麗なメロディの短詩を口遊みます。


【いつまでも May she will stay そばにいる】



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インターネット句会「NP組」夏の部への投句を包括。
俳句については兼題を指定せず「夏の八句」として
全句掲載の上、今まで通り入賞入選表彰の予定です。


《創刊0号》は
4月17日(月)「春土用入り」で公募期間入り
5月21日(日)「小満」を公募〆切日とします。


《ジャンル》は
詩・短歌・俳句&川柳、小説・ショートショート・
研究論考・エッセイ・文芸論/音楽論/映画論/絵画論
など芸術論全般・コラム・オピニオン考察などなど
異種多種文芸の垣根を越えたものを想定しています。

出版社は京都のKSTプロダクションで7月発刊予定。

応募規定の詳細は、またあらためてお伝えしますが、
多忙だからこそ多望の初夏に向かって、執筆名乗り
や様々なご意見を挙げてください (当コメント欄に
戴ければ非開示で対応もしくはメール・手紙など)。


執筆希望のかた、主宰NPまでよろしくお願いします。
掲載原稿は、原則的にWordのデータとして預ります。
執筆料は現時点では無償ですが、皆様本業のはざまで、
文章表現力を示し耕して、自己研鑽と自他共有の発信、
異種からの学びや異種への架け橋、などの意識と実践
に繋いでくださると、主宰は本望ご応募お待ちします。


主催母体は「NP会」ですが会員制度や会費はまだ無く
《創刊0号》から試作・思索を重ねて季刊を考えます。

蛇足ですがChatGPTなどの対話型AIへのアンチテーゼ
として出版不況や紙作品減殺に一石を投じる所存です。


【人はいさ時はいさ春土用より
   こころに届くふみのあらなむ】


【異種同人いつか世の為人の為
   今はまだまだ自分の為に】(追歌)

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