NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

カテゴリ: 美術・絵画

本作は3月7日全国ロードショー封切だったが
三宮のミント神戸OS4月2日スクリーン1番上映
まずこのことにリスペクト、ブラヴォーを贈る。

上映後場内の印象的だった二組の声。
(NP内声)

①中学生らしき男子三人組
「今度のドラえもんいいやん」
「そやな」「そやろ」
(そやそや)
②孫らしき子を二人連れたおじいさん
「ああようねた」「・・・」「もー」
(子どもの夢だからね)

「今度のドラえもん」史上最高を更新かも。

NPは映画館で久しぶりにポプコーンセット。

いちばんよかったキャラはもちろん連れの
かたも言っていたが「のび太のおとうさん」
である… これはおとうさん世代のかたには
果たして「わかる」「あ」「なんで」三択
あるいは四択目後があるのだろうか… ネタ
バレになってはいけないので憚られるが
「戦争や核」へのアンチテーゼまで感じる。


映画の評価や好き嫌いは人それぞれだが
やはり「いい映画は泣ける」「慄える」
… しかし泣けない慄えないからと言って 
「いい映画ではない」なんてことはない。

レンタル全盛期に子どものためにあるい
は自分のためにDVDをせっせと視聴して
子どもと共にあるいは一人で感動してい
たあの頃の自分も… 今の自分も共にだが
「いい映画はいい」としか言えないのだ。

映画館よりも個人スクリーンでといった
長らくの時代風潮には「映画館はいい」
としか言えない…今年もやはり「コナン」
は出来れば初日にみたい自分がいるのだ。


【シネコンの大スクリーン春の夢】


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椿は三春(春じゅう)の季語。


【八度目も春の大原美術館】


岡山へ青春18切符の旅。

「美術展覧会」は三秋の季語で日展や二科展も子季語
なのだが、わたしはなぜかいつも年度末の春に其処へ。

倉敷美観地区等に、そして大原美術館にも彼岸入りの
月曜日に行き、そう何かと月曜日は休館日だったこと、
児島虎次郎記念館は再開グランドオープンを控え休館
中であることや「等」は竹久夢二美術館もそうだった
ことに思い至り、翌火曜日に満を持して再訪してみた。


わたしは、ギュスターヴ・クールベ「秋の海」が好き
で今回も意外と小さなその「大原の目玉作品の一つ」
をそれはそれは愉しみにしていたが、無念「出張中」
で多分いま秋闌(たけなわ)の異国に在るのだろう。


児島虎次郎の諸画も、一番見たかった「春の光」は
やはり虎次郎記念館の目玉なのだろう、絵はがきも
なくて逆に秋に来るとどうみえるだろうと、オバカ
な想像などを楽しんでいた… お目当て作は無くても
その都度作るもので、例えばクロード・モネの有名
な「睡蓮」は実に300作ぐらいあるので、「この
大原の睡蓮」を何故児島虎次郎は、当時二万フラン
もの大金で領収証も貰えずにモネから直に購入した
のだろうとか考えながら、しみじみしげしげと観る。


本館だけで約二時間半を、大原美術館だけを、いや
川面に浮かぶ白鳥と川べりの椿とを合わせ観る眼福。


【白鳥の倉敷川の額に入る】


ずっと前から「秋の海」は光の加減によって同一の
はずの絵はがきを「二枚横並びに観る不思議」在り
と思っていて… 今回もこうしてノルマンディーの海
を広げて観ている…これを左右入れ換えると又違う?👀


【クールベの天使を描かず秋の海
   心の海の其処にありしか】🌊


🌊ギュスターヴ・クールベ・・・
1819年〜1877年、フランスの写実主義画家で
名言に「天使は見たことがないから描かない」。






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京都文化博物館で開催中イタリア ヴェネツィア
出身ヴェドゥータ画家(前記事参照)の特別展。

同じ御池通りの明福寺テンパルハレで行われた
土師さおりさんのピアノコンサート21世紀音楽。

翌日の米国アカデミー賞発表の日に神戸元町の
シネ・リーブル神戸でみた『ブルータリスト』。


イタリアの画家カナレット
フランスの作曲家モーリス・ラヴェル
ハンガリーの建築家ラースロー・トート

いずれにもナチス等による芸術の略奪、トート
にはホロコースト収容、深く戦禍は及んだのだ。

私見だが、カナレットのパノラマ景観描画での
都市文化再興への貢献や、ラヴェルの不協和音
入り難曲への挑戦やトート建築のレジスタンス
… 戦争や核の絶対悪を、痛感してやまないのだ。


【曇天にアートの光り啓蟄】


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宮澤賢治画を展示されている画家の

辻󠄀誠さんが在廊されていた二日目…。


画のこと賢治のこと秋のチャリティー

「それぞれの宮沢賢治展」のこと等を

お話し出来てよかった〜優しいかただ。


わたしは賢治の童話「やまなし」から着想を得た


【やまなしはひとりでにおおきくなるよ】(NP)


という自作句絵葉書(画は@ayaさん、他三枚組)

を画廊で販売しているので、一枚プレゼントさせ

て戴いて亞矢さんに窘められた…「畏れ多い!」。


今年はチャリティーイベントプロデューサーを

自任していることもあり上記のそれぞれ賢治展

に勧誘申しあげた次第… 何卒ご出品参加の程を。


【物語はじめは春の画のように】


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ギャラリー北野坂に開廊11時丁度に入る…
これはお目当ての作品が売れてしまう前に
念の為であり、また幾つかお訊きしたい事
もあったから最終日の祝日で来客のかたが
増える前にでもあった…よかったよかった。


「お目当て」オススメ作品は無事に購入した。

「無名性」に関しては驚きの創作秘密レベル。

「アメリカ」回想の話は聞きそびれて又今度。


最下方画像には、珍しく「題名」が付いていて
わたしの回答の「バベルの塔」はハズレだった
が、少しだけ近いと言っていただいた… さあて
いきなり作品名あてクイズ… 文芸作品に因んだ
このフェルト作品の展覧会出品時タイトルは?


【マフラーかスカーフかヒツジに訊いた】🐏


🐏・・・
フェルト(felt)とはヒツジやラクダなどの動物
の毛を圧縮してシート状にした繊維品の総称。
不織布。フエルトとも表記する。
化学繊維を使った製品もある。(wikipediaより)

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