NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

カテゴリ: 美術・絵画

牧水の歌その書の確か


神戸ゆかりの美術館&ファッション美術館
六甲ライナーのアイランドセンター駅すぐ
ここで来週末までの会期で「日展」開催中


わたくしの密かな愉しみ方は「作品をみる」
「作品名を推理する」「作品名をみる」…
これを展示の画・工芸・彫刻・書など一作
一作に対して試みて順路を辿るのですハイ

中(あ)たりません… ほんとうに見事な迄に
外れるものです…実に芸術作家は凄いです
この日も若干掠(かす)るものはあっても…
あ〜それか〜シンプルにすればよかった…
などと悔しがりながら(見た目には冷静ね)
「二人の祈り」(推理)→「祈り」(正解) 等
次々と外しまくっていましたが…遂に遂に


書のコーナーで牧水の短歌をモティーフ
にした書があり…それは有名な(俵万智氏の
解説本があります)「若山牧水の恋」歌を
書にしたもので出だしの五音がタイトル名
… これはわかるよ「山を見よ」だろうと…


山を見よ山に日は照る
海を見よ海に日は照る
いざ唇(くち)を君



撮影可能です… 但し下記のようなルールが
あり… SNSアップも出来ますが…わたくしは
画については先日の石阪春生画伯の大作の
頭に残り過ぎて(「女のいる風景」は女自体
を描いたのではないというコンセプト)…書
について最も心に残る一作を掲載する次第


榎倉香邨(えのくらこうそん)… 兵庫県西脇市
出身で昨年1月に98歳で鬼籍に入られた日展
参事のかた…黒いリボンは遺作出品なのです


わたくしはこうした書も「文芸作品」だと
考えていて… 画や彫刻や工芸などの芸術も
作品名(タイトル)や作家の自己解題などは
やはり文芸… 謂わば「異種文芸」ではと…
この異種文芸という造語を今まさに考察中


この日も最終入場は16時半迄… すでに閉館
案内板出てライトもおとされた出入口にて


【句を越えよ歌を越えよ春の日展】


DSC_2052~2
DSC_2062
DSC_2063
DSC_2067



[石阪春生(はるお)画集]
関西学院大学の先輩
神戸に生きて逝った
モティーフの細密さ
名は春に生きること


[河合曾良(そら)研究書]
おくの細道の随行者
参考文献として必須
上記本刊行のために
名は惣五郎蕉門十哲


[ロシア俳句の貴重本]
ウクライナとの戦下
戦争俳句の存在理由
思想言論の自由担保
サブタイトルの意味


【女のいる風景に溶け込んで春】

【元禄の弥生の空の首途(かどで)かな】

【モスクワの留学生の春を生き】


DSC_1943~2
DSC_1942





















しゅんぷうたいとう

1 春風がそよそよと気持ちよく吹くさま
2 温和でのんびりとした人柄のたとえ


三宮と元町の真ん中あたりの高架北側すぐ
トアギャラリーで開催中の清原絵画教室展

主宰の「温泉モティーフ」には封切映画の
『湯道』と時機を同じくする妙味感じます


さてNPが最も心惹かれたのは「SAT.」さん
の水彩画(下方に三連作)…なかなか画像再現
が難しいので是非とも本物をご覧戴きたく…


映画『エンパイア・オブ・ライト』を観る
直前の時間帯でたいへん失礼いたしました
が…南天荘画廊で初めてお会いして以来で
今回はほんとうに偶然SAT.さんや Kさんと
と仰る言わば「AI画家」さんにも遭遇…👀

撮影や画像アップは許容…こころには春風
鑑賞楽しかったです…またご縁あります様


【はるかぜのなか空と雲とを絵でみている】



DSC_1825~2
DSC_1824~2

DSC_1820~2
DSC_1815~2








DSC_1813~2
DSC_1812~2
DSC_1811~2

昨日は家庭教師の仕事帰りにいつもの蕎麦屋さん
に寄り出雲磯海苔と生姜の出雲そばを戴きました
… 蕎麦茶にそば焼酎の蕎麦湯割りという蕎麦三昧
こ、こ、これは旨い、やみつきになりそう磯海苔。

日曜日の夕刻でしたから所謂あのシンドロームが
近づいていました… かつ何げなく選んだメニュー
「イソノリ」…ピンと来て帰宅後の行動はひとつ。


久しぶりに「サザエさん」三本フルにリアル鑑賞
… さすがたかこ さんの声を聞きたくなったのです
タラちゃんを放映開始から53年間演じられました。

87歳でのご逝去ですからNP亡き母とほぼ同世代…
フグ田タラオは貴家堂子さんのメトニミー(換喩)
でもあったのだと思いながらひとつひとつを拝聴。

1話終了後に追悼テロップはありましたが…収録分
はまだあるようで少し安堵しました…放映開始から
ずっと同一なのはサザエさん役だけになりました。

"貴家ちゃんがいるうちは私も頑張らなきゃ"と思っ
いたので貴家ちゃんがいなくなって本当に寂しく
悲しい気持ちです… とコメントの加藤みどりさん。


にわかタラちゃんファンと言われてもいいので…
同一役の継続声優ギネスブック入りしている貴家
さん永遠の3歳児「好奇心旺盛」のメタファ(隠喩)
の声々を偲んで…哀悼と敬意を表したいと思います。


【タラちゃんに春が来たよと伝えたい】


DSC_1751

なんどここに来たのかわからないくらい
… いわさきちひろは1918年12月15日に
北陸 武生(現在の越前市)で生まれました
…大正7年のその日は測候所記録で雪です。

今朝も少しだけ雪のちらつく古い町並に
「ちひろの生まれた家」を訪ねました…
年間パスポートを800円でつくりました 
…入館料は300円で一年間に4回の企画展。

連泊の駅前ホテルで「ちひろの歳時記」
フライヤーを見て…ついでのミニカップ
麺はご当地スヌーピーと恐竜コラボ珍…
SNS投稿用の撮影コーナーもひとりきり。


【やさしさは強さ ちひろの冬帽子】


『ちひろの昭和』という一冊を今回発見
… 許可を得て大正時代からの卓上で撮影
「安曇野ちひろ美術館」刊 書店で後日…。


DSC_1688~2
DSC_1689~2






































DSC_1691

このページのトップヘ