NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

カテゴリ: 美術・絵画

東日本大震災の翌2012年から
宮沢賢治の忌日9月21日前後に 
チャリティとして続く企画展…
9月23日(月・振)〜28日(土)。

今年は画廊マネージャーで画人でもある
ayaさんやオーナーの書人禮子(あやこ)
さんとのコラボ作品(絵葉書&色紙短冊)
をメインに過去作品も併せてNPコーナー
に置かせていただきました。\(^o^)/


【奥能登へ届け真心秋の風】


ayaさんによると今年は再び
能登へ、届けますとのこと。


【賢治展いつか世の為人の為
   憚ることの無き声掛けを】

(原句の上五は賢治の忌、改作して短歌に)


禮子さん渾身の書の色紙短冊は額入り
画廊エントランスでお待ちしています。


今回は思いっきり自作コーナー画像のみの我儘で
プロ・アーティストのかたの作品は勿論流石です。




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福禄寿(寿老人)よりも長いシルバー鬚
(あごひげ)を蓄えている画家作家さん。

南天荘画廊の小畑延子さん書展で
初めてお話を伺う機会に恵まれた。

お会いするのは初めてではなく、小畑延子
さんと東京江戸川区に居を構えられていて、
全国でのおふた方それぞれの或いはコラボ
の展示会や企画展に行脚されている途上で
小畑さんのご出身地神戸にも立ち寄られる、
その際に南天荘画廊でお見かけした次第だ。


「撓」展最終日タイムアップ後の一本締め
にも立ち会いたく16時終了の30分前に三度
めの足を運んだところ… なんと宇野マサシ
さんがいらっしゃるではないか僥倖… 画廊
マネージャーさんの仲介で暫し歓談させて
戴いた…いやあ屈託なく御自慢なくご自身
のキャリアを率直に語られる優しいかただ。


水上勉
高橋睦郎


とりわけ、この二人の作家にまつわる宇野
さんとの関わりを中心に、あたかも短時間
ながらも充実したインタビューのように…。

愛知県豊田ご出身のかたで今でも地元紙に
エッセイを連載中とお聞きして…『NP』誌
第2号が画廊で販売中なので一冊謹呈し…
厚かましくも「ご縁がいただけましたら」
と暗に執筆依頼をしてしまった。\(^o^)/


画像は今回、特に心惹かれた「月」以外に
「願」「守拙」「守愚」「両忘」「海山」
などなど…いずれも漢字の字面のみならず
筆致や力感や装幀の在り方に感じ入った。

そして、「なんとかなる」。

元タカラジェンヌの画廊オーナーさんも
お見えだったので、これいいですねえと
お伝えしたところ、それここで見られる
ようになる(買い上げた!)とのこと…。

イキじゃないかも知れないが告白すると、
作品群は十数万円を越える販売価格帯で
… 悪しからず、すごいよ、なんとかなる。


次回の企画展以降に、宇野マサシさんも
仰る「文化芸術を大切に守る心」を見に、
ここ神戸市東灘区御影中町(阪神御影)
にある南天荘画廊に沢山のかたがお越し
くださることを願いながら、敢えてその
一幅「なんとかなる」画像は割愛したい。


【南天荘画廊に盛夏なんとかなる】


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宮澤賢治のいろいろな詩文に
1976年生まれで京都在住の画家
 junaida さんが画を添えた画文集。

或いは画に相応しき詩文を捜した
のかも知れない… 流石に頁内画像
は憚られ表紙のみのご紹介になる。

賢治が37歳と一か月で逝ったのは
1933年(昭和8年)9月21日なので
没後九十周年の昨夏にわたしの娘も
36歳で亡くなったことを知っている
心やさしい文友からの心あたたまる
贈り物で…「永訣の朝」「薤露青」等
殊更琴線に触れるものが多く有り難い。

そもそもわたくしは身内の一部も含め
娘の逝去については殆ど公言すること
なく昨年を過ごしていて、本年年明け
に漸く寒中見舞いを以て各方面の皆様
に遅まき欠礼をお詫びした次第なのだ。

しかし今夏、一周忌に東大谷永代供養
分納骨法要を営んで、鎮魂の気持ちに
一区切り付けて感謝と笑顔とで見後り
たいと考えるようになり、当ブログで
も自然の誘うままに発信を始めたのだ。


だから この『IHATOVO』ご恵贈には
心から 感謝しています 涙乃ち笑顔。


【イーハトーヴから夏色の風届く】🏞


🏞イーハトーヴ・・・
イーハトーブとは、宮沢賢治による造語で、
賢治の心象世界中にある理想郷を指す言葉
(表記についてはイーハトーヴォなど複数)。
岩手県がモチーフとされており、言葉として
「『岩手』(歴史的仮名遣いで「いはて」)
をもじった」という見解が定説だが、賢治
自身は語源について具体的な説明を残して
おらず、異説もある。(wikipediaを編集)


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2024年の海の日(7月15日)
15000歩以上をぼくは歩いた。


未明からBS/CSスポーツ観戦
早朝のスクランブルプレート
午前は一学期成績処理&入力 
昼は須磨駅ホームと元町昼食
午後は『大いなる不在』鑑賞
夕刻に南天荘画廊での標題句
宵に三宮レムールでムール貝 
夜の立ち呑み屋伸ちゃんシメ
帰宅『IHATOVO』置き配戴く


ここ数回の当ブログ記事等を
時系列に沿って再整理そして
追補を加え上記のようになる。

  
小畑延子さんの今夏の個展で
最も惹かれた一書は「月」で
これはなぜかわたしにはあの
賢治「月夜のでんしんばしら」
の詩画を強く想起連想させる。


【月夜にはでんしんばしらよくみえる】
(『朱華』秋への扉)


最終日(17日 水曜日)にもう
一度あの月をみにゆこうと思う。


【南天荘画廊に架かる夏の月】




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撓・・・しなう

不撓不屈(ふとうふくつ)の「撓」


小畑延子さんとは賀状往還があり
今回も超達筆での案内葉書を戴き
「一択の行く(^o^)」南天荘画廊。


前回画廊でお会いしてから二年に
なるかな、三年かも知れない時を
越えて、わたしも「懐かしい人」
の一人だといいな… 早朝大雨の音
繁く… 小畑さん来廊時の天候回復
を念じて、なんとしても個展初日
に参上決意… 山人画伯とは海の日
に、千穐楽合わせて三顧之礼をと。


想えば最初の小畑延子展に誘って
貰ったのは山人画伯からの葉書…。

あれからどれくらいたったのだろ
う 沈む夕日をいくつ数えたろう
画像は画廊LINEより、久しぶりに
スクリーンショットで… 乾杯、今
君は人生の大きな大きな舞台に…。


小畑延子さん おめでとうございます。🎉


【人生は撓う蓮華く今を】🪷


🪷蓮華(はすはなさく)・・・
七十二候で今年は7月11日〜15日が
「蓮始華」(はすはじめてはなさく)
で、ハスの花が咲き始める頃。


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