NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

カテゴリ: 映画

阪急電車神戸線の京阪神の
三方面分岐乗り換えホーム
十三(じゅうそう)駅から
西南へ7分ぐらい歩くと…
ボウリング場の目印ピンの
オブジェの二本がそびえる
雑居ビルの6Fに映画館の 
第七藝術劇場とボウリング
場がある… シネコンなどの 
大シアターではかからない
自主制作系やマイナー作品
が次々と上映されている…
この日は祝日だったことも
あり観客も特に標題の映画
は多かった…まさに自主制作
のドキュメンタリー映画だ…。


難病の姉と両親を、弟の藤本和明氏が
映画監督として手撮りの8mフィルム
カメラで約20年にわたり撮影し続けた
記録から編集制作の101分2024年作品。


もちろん楽しくはないし
元気が出るわけでもなく
深い哲学洞察や具体的な
実践応用に繋がるという
のとも違っているのだが
… ただ、では、あの時に
「どうすればよかったか」
をシンプルに自問自答し
続ける監督の張り裂けん
ばかりの魂の慟哭がある。 

たぶん何十年ぶりかだと
思うのたが…なぜか コカ
コーラが飲みたくなって
しまった… 喉がかわいて
いたからとても旨かった。


【あの夏に、ではどうすればよかったか?】



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仕事始めの週の
午前中仕事の土曜日午後は映画
シネ・リーブル神戸で梯子鑑賞。

どちらも小学生たちが主役で
主な撮影ロケ地は
前者が震災前の神戸
後者は世田谷区立塚戸小学校。


『夏の庭 The Friends 4Kリマスター版』
(1994年作品を2024年末から再ロードショー)
至高の演技力の三國連太郎さんと 
作中歌「BOY」の坂井泉水さんと
『台風クラブ』の相米慎二監督…。
亡くなった人を思うと目頭が熱くなった。


【小寒に熱くなりけり「夏の庭」】


『小学校〜それは小さな社会〜』
(2024年公開のドキュメンタリー映画)
主に一年生たちと六年生たちの
コロナ禍の一年間を4000時間の
取材撮影で追う山崎エマ監督作品。
子どもたちの演技ではない姿にかなり泣けた。


【黙食といふ春夏秋冬ありけり
   越えし世代にあらたなる春】


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「彼の人生に幸あれ!」という
私の親友ライフハッカーニッシイの
映画評の決め台詞に絆(ほだ)され
早速(終映になる前に)神戸元町の
シネ・リーブル神戸で平日午後鑑賞。


カナダ映画
99分 12月27日(金)封切
監督脚本:Chandler Levack 
チャンドラー・レヴァック
主演:アイザイア・レティネン
(ローレンス・クウェラー役)
副演:ロミーナ・ドゥーゴ
(アラナ役)
キャッチ:映画がボクのすべてだった。

時:2003年
場:カナダ
人:バイト高校生とビデオレンタル店長
物:映画
事:㊙️
情:㊙️


ネットで
いろんな視聴後映画評(コメント)が飛び交う中
「平和ボケ」というのがあって驚いてしまった…。

レンタルビデオ屋さん
全盛期の懐かしいあの頃をノスタルジーでは無く
「青春の光と影」に重ねてのどかにほんわりと…。

ニッシイ
ありがとう…とてもよかったよ今年の洋画1本目 
として、映画好きにはたまらない素朴だけれど…。


【宵戎アイライクムービーズの祈り】


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117分
監督:塚原あゆ子
主演:木村拓哉(尾花夏樹)
副演:鈴木京香(早見倫子)
脚本:黒岩勉
キャッチ: 世界に挑め!

時:現代
場:パリ
人:料理人
物:フランス料理
事:パリでの三つ星獲得
情:㊙️

完視聴…一睡もしなかった(普通だよ)。

TBSドラマ「グランメゾン東京」で
ご存知のように……すでに東京での
ミシュラン三つ星を獲得したシェフ
パリでのあらたな挑戦と戦いの物語。

ア・テンポの小山悠太シェフから年末に
「これは見ますよ〜♡」と聞いていて…
30日封切で1月7日の人日…仕事と献血後
にシェフに先んじてみたので一寸土産を。

終盤、ちょっと泣けたな、この「一寸」
が何事に於いても大切な気がしてくる…。


【一寸無理諦めなければ春は来る】



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エンドロールの無き立ち呑み屋


黒澤明監督『七人の侍』(1954年)をみるのは
生涯三度目だと思うのだが… 207分もの長尺
(ちょうじゃく)でダブル主演は三船敏郎・
志村喬であることやエンドロールの無い当時
の世界的作品であることにあらためて気づく。


今年最後の伸ちゃん(ラストサービス付き)
今年最後のシネマ(直截簡明な講釈付き)


伸ちゃんはこの大作を二十歳の時に初めて 
新宿コマで観たらしいが… わたしは三十代
後半に梅田のシネコンで初めて観た謂わば
タイムスリップ的な意味合いも楽しめ又…
彼の時代劇愛とあらゆる映画愛は超絶的で
あるので… 正月に連れてくる予定の教え子
さん(映画監督志望で現在はSE職との二足
の草鞋でプロデューサーやロケハン活動中)
との対面がもうそれもこれも楽しみである。


【一年のシネマ枯野を駆け巡り
   夢ウトウトとゆく年くる年】


大晦日も早起きしているが…今日は家事を
しながら当「今年最後のシリーズ」も締め。



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