NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

カテゴリ: 映画

同じところ違うところで泣けてくる


まずは映画

神木隆之介さん
浜辺美波さん

加えて二回目は

永谷咲笑(さえ:子役)ちゃん
安藤サクラさん
青木崇高さん

あのシーンこの場面その目線に
それぞれ込み上げるものがあり
平日午後にもかかわらずかなり
埋まった前方F-2席(6列目左端)
… 君たちはどう生きるかに続き
三回目を必ずと決意しながら…。

隣席のNPよりも多分年配の男性
何度もメガネを外していたので
さもあらん… でもスマホで時々
何かを確認するのはマナー違反
だよ唯一のゴジラマイナスワン
… 中高年のかたは若者に垂範を。


【彼岸過迄漱石と同じゴジラ】


次に落語


終了直に新開地喜楽館の夜席へ
「兵庫区民寄席」で桂春蝶師匠
から林家菊丸師匠のトリ迄堪能。

またまた同じところ違うところ
泣かせていただいた「幸助餅」
… 何回きいてもいいものはいい。

でもやはりスマホの時刻音など
小さいけれどアラーム切り忘れ
中高年の人がほとんどだけに(泣)。


【春宵の価千金「幸助餅」
   [付け句]スマホ無ければもっと泣けると】


わずかな光や音なんだけどね…(T_T)

どちらも本編で泣けたから有り難く。



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今年初めての献血は、いつもの400ml 全血
ではなく「成分献血の血漿(けっしょう)」。

141回めの献血であらためて確認しました、
成分献血の血漿なら「年に24回」出来ます。

同じく「血小板」なら年に12回なのですが、
血小板は4日間の使用期限の為オーダー制。

400mlの全血献血は年3回迄ですからねえ、
年齢的には70歳未満まで出来るので…はい。

150回を目標にカウントダウンかなと思って
いましたが、俄然メルクマールを上方修正。

成分は2007年以来ですね…と担当看護師の
かたに教えていただきました…ずっと全血。

神戸三宮のミント神戸15 階の献血ルームで、
フリードリンクに沢山の記念品や粗品付き。

二週間後の血小板予約をwebで入れて退室、
これもすでに予約済み席のシネコンは階下。


【啓蟄に52ヘルツのクジラたち
   残り何回献血出来る?】




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午前中はゴジラ・マイナスワン(125分)
午後からパーフェクト・デイズ(124分)
ハーバーランドと神戸国際会館とを梯子。

米国アカデミー賞にノミネートされている
二作品を久しぶりに一度もウトウトせずに
完全視聴しました… 対照的でどちらも凄い。

対照的も、凄いも、とても月並みな言葉で
困ってしまいますが、ハイ、ネタばらしを
回避するという口実でお赦し戴きましょう。

前者は『永遠の0』にかなり濃く重なって、
後者は柴田元幸さんの翻訳小説を思わせて、
最後に泣けるのが前者笑えるのは後者かな。
 
どちらも東京が舞台ですが時と場所が動き、
人物事情がダイナミックに展開するゴジラ、
春夏秋冬を定点観察のパーフェクトデイズ。

主演の神木隆之介さんはなぜか故三浦春馬
さんを、役所広司さんはこれは宮沢賢治の
父親という役柄を、髣髴とさせてくれます。

起きていたのが16時間とするなら、その
四分の一をシネコンの画面に費やしました
が、この日13000歩の半分はその移動。


【立春やシネコンでネクタイ正す】という
拙句集『蒼穹』の巻頭句のような気持ちの
張りではなく、唯シアター空間に居る至福。
 

【生誕は二月八日ジェームス・ディーン 
   (付け句)この日三本めは見送りに】
    

【春節やシネコンでハンチング措く】


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ショートコントの連鎖ロマンス


以下はネタバレ回避しているつもりですが、ご注意。

2024年初鑑賞の一作はフィンランド🇫🇮・ドイツ🇩🇪
合作映画で、巨匠の引退撤回&各国際映画賞受賞作。


映画監督志望の教え子さん男子学生
(タイム・リミットの大学卒業おめでとう🎉)から

『枯れ葉』をオススメします。村上春樹が一番好きな
監督と語る、フィンランドの巨匠アキ・カウリスマキ
の新作です。

と薦められ、仕事帰りに元町のシネ・リーブル神戸へ。

昨年末12月15日封切だったので、来週あたり打ち切り
かもという虞(おそれ)もあり、ヘルシンキを舞台に
した暗めラブコメ(ジャンル分けコメディ/ロマンス)
をアカデミー賞ノミネートの二作品(明日以後予定)
より優先し、明日はゴジラかパーフェクトデイズか。

しかし、平日の夕刻にしては予想よりも観客(年配層)
多く、大丈夫だ、シネ・リーブル頑張れと呟くように
して、四列目の左端(D-2)をゲットしてハイボール。

カウリスマキ監督は6年前の引退宣言を覆しての復帰、
パンフレットには「・・・無残にも失敗したのは全て
・・・」などと、謙遜の挨拶ジョークも載せている。

前作『希望のかなた』(2017年知らんけど)の希望の
再現、入りのBGMには驚き、ただ小津安二郎監督への
「敬意を捧げ」(同上パンフ挨拶)ているなら納得も。

チャイコフスキー『悲愴』も流れ、なるほどなるほど
のエンディングメロディで、エンディングと言えばW
主演の男優「犬の名前は?」の問いに女優回答も絶妙。

そうコメディとまでは言えなくとも、ショートコント
が続いているような感があり、少しなら寝てもOKか。

チェーホフに「犬を連れた奥さん」というコント風の
作品があるが、「犬を連れた恋人」、ご推薦に感謝し、
後で知ったこと、カウリスマキ作品に犬は欠かせない。

しかし、断続的に大きめラジオから流れる、
ロシア🇷🇺・ウクライナ🇺🇦 戦争のニュース
には、監督の強い反戦ポリシーが感じられ、
長引く悲惨の中でも希望は不滅でありたい。


【平和には遠くシネマに春近く】


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東灘区甲南本通商店街の立ち呑み屋。

マスターしんちゃんは
野球通(特に阪神タイガースマニア)
映画通(邦画洋画問わず驚きの深さ)
赤穂浪士通(史実とドラマと映画と)
アテのネタより話題のネタが豊富。

大画面のモニターがありシーズン
には地上波もしくはYouTubeCH…
2023年は阪神もオリックスも断然
強かったので盛り上がりは最高潮。

シーズンオフには映画やアニメを
飽くことなく見せてくれたりする
…例えば12月最終週には二日間で
『ブラック・レイン』完全視聴。

赤穂浪士も二種類…中旬には堪能。

画像は
上がクロキリのお湯割りと付き出しオカキで、
下は角ハイの炭酸割りとイワシの缶詰めなど。

そう…調理品提供の無い「せんべろ」の看板
で「缶詰」と「オカキ」の千円でべろべろに
… 値上げラッシュのあとは到底無理になるも
しかし持ち込みオーケーやDVDと缶詰豊富他
『インディ・ジョーンズ』も橋本忍も黒澤明
もダスティン・ホフマンも小津ヤスも何でも
来いのドラえもん並みのポケモン・マスター。

今年の梅雨時に店頭で転んだ自転車の子供…
助けようと店から飛び出してきたのが…御縁。

常連客の特筆すべき優しさは『七人の侍』か。


【立ち呑みのカウントダウン去年今年】🔔


🔔去年今年(こぞことし)・・・
新年の季語で、行く年来る年。


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