NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

カテゴリ: 物語

NHK大河ドラマ
『光る君へ』

越前市
大津市石山寺
宇治市

この三地に大河ドラマ館が在った
というかまだ在る… 先日石山寺に
酷暑の初秋に続いて二度目の年賀
参りで寄り… 翌々日に初めて宇治 
に行った際のこと、売店のかたに
「(^^) いつまでやるんですか?」 
とお伺いしたところ意外なことに
「さあ〜?今週までなんじゃない
かなあ」ときわめて曖昧だった…。

九連休明け平日雨の日にも拘らず
まずまずの来訪者にインバウンド 
の数も見受けられたので会期延長
もあるのでは?あればまた来よう
… などと独り言ちていたのだった。
 

【千年を越えて新年紫式部】


【人日に天下人たる道長と
   紫式部の恋は人心】♡


♡人日(じんじつ)…… 
五節句の一つ。1月7日。七草がゆを食べる
ことから七草の節句ともいう。七草粥。
また、霊辰(れいしん)、元七(がんしち)
人勝節(じんしょうせつ)ともいう。
[以上はwikipediaより]
ただし、これは旧暦の行事なので実際には
2025年の場合は約ひと月後の立春の候、
七草は「春の七草」で「若菜」のこと。
「君がため春の野に出でて若菜つむ
   我が衣手に雪はふりつつ」
(第58代天皇である光孝天皇作、百人一首
第15番に収録。君は恋人ではないらしい。)


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わたしは掲示画像を絞り込むことが苦手で
あれもこれも載せてしまうのだが… 恐らく
そこにはフォトグラファー&ライターでは
なくてストーリーテラーでありたいという
「物語」の語り手願望が過剰なのだろう。


シンガポール在住で世界を旅する元教え子
のHisashi Takedaくんは鮮やかな一画像に
ほんのひとこと(単語レベル)ツイートの
good job をフェイスブックストーリーズに
連載中で本当に頭がさがる思いで一杯だ。


などと言いながら先日の石山寺行の半日譚
徒歩(古語では「かち」)参りの物語を…
駄洒落ではないがこの「かちまゐり」には
価値がある…京阪電車の石山寺駅から門前
までの参道が長い上に門からあとが過酷だ。


石山寺には源氏物語を紫式部が月見と共に
筆書したことが伝わっていてロマンチック
であるし加えてNHK「光る君へ」では藤原
道長との一夜の逢瀬と懐妊がドラマチック
な大石静脚本で創作展開されていて感動的。


その感動を吹き飛ばすような猛暑と日差し
がこの日も石山寺エリアに覆い被さって…
蕎麦行(帰り参道「すみ蔵」)店を決めて
いたわたしの脚力を奪いあとは気力食欲を
頼りの石山寺詣で&大河ドラマ館探訪だ。

大河ドラマ館はすでに越前市をクリアーし
残るは宇治市のみ…  心は抹茶蕎麦すでに。


【月の頃宇治詣でせんコンプリート】



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事件に真実有りや無しやと


ロードショー封切り三日後9時40分からの
初回(一日全四回)は、135名席が七、八人
で閑古鳥が鳴き、お隣の『それいけ!アンパン
マンばいきんまんとえほんのルルン』は勿論
親子連れで賑わっていた… この日の日本時間
早朝に元アメリカ大統領発砲事件がありまだ
暗殺未遂という言葉が冠せられてはなかった。

ペンタゴンは動くのだろうか、単独テロか…。

名探偵コナン『100万ドルの五稜星』は午後
二回だけになっているが、たぶん観客動員の
全国ベストテン中位キープの勢いは変わらず
「真実はいつもひとつ」の幅広いファン層に
支持されている… わたしもこの日思い付いて
五稜星(ペンタゴン)五角形のピンバッジを
ゲットして、ディープインパクトのキャップ
に挿した… 真実に肖(あやか)りたいのかな。


『メイ・ディセンバーゆれる真実』は早期に
一日二回に、そして一回になり『フェラーリ』
に遠く及ばず収束するだろう…これも真実か。

『九十歳。何がめでたい』を、ちょうど梯子
出来る時間だったが、本当に気分的に疲れて
「ロマンス/コメディ」ジャンルの117分後に
西北のシネコンを後にした… これはコメディ
ではなくスリラーかホラーか、前田哲作品の
方は間違いなくコメディだろう、これも真実。


アメリカの有名な事件は日本では必ずしも
そうではないが知る人ぞ知るものではあり、
日本のそれは逆に無名に近いものだろう。


とてもメタファ(隠喩的)な一作で、蝶が
蜀(いもむし)から蛹(さなぎ)になり、
華麗に羽化するシーンまでが挟み込まれる
ことに象徴されていたように思える… 誰か
におススメしたい作品では無いが、二人の
オスカー女優のぶつかり合いは見事かな…
ジュリアン・ムーアの20年前を演じるかの
ようなナタリー・ポートマン蠱惑(こわく)
的で、ダブル主演なのか後者が主演なのか
… 東野圭吾さんの『放課後』の後味に似て
「真実は知らないほうがよい」のかもね。

味と言えばホットドッグ&コーヒーは美味。


【百物語後味のゆれる真実】👻


また夜更かしして、ウインブルドン男子
シングルス決勝をみながらパンフレット。

本当は黒いのだが、どうしてもブルーに
しか写らない、これも夏の怪談ではある。


👻百物語(ひゃくものがたり)・・・
幽霊と並んで晩夏の季語、怪談やお化け
(屋敷)は季語便覧(歳時記)には無い。


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越前市が大河ドラマ『光る君へ』で紫式部に
「肖(あやか)りの夏」であるように、源氏
物語ミュージアムのある宇治市や執筆場所と
言われる石山寺のある大津市も縁(ゆかり) 
人気に沸いているらしい… まさに「式部夏」。


JR住吉駅で大津仕様の「式部列車」を目撃
わたしは自称鉄ちゃんでもあるので「僥倖」。


【常夏を源氏列車の走り抜け】🪭


🪭常夏(とこなつ)・・・
『源氏物語』第二十六帖の巻名
光源氏の太政大臣時代三十六歳の盛夏の物語
で常夏の花は撫子の別称。玉鬘(たまかずら)
への和歌の「なでしこのとこなつかしき色を
見ば元の垣根を人や尋ねむ」がとても意味深。



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六月からも毎週日曜日の大河ドラマ「紫式部」

六月の毎週月曜日Eテレで民俗学「宮本常一」

番組名
『光る君へ』
『忘れられた日本人』

前者は先週ようやく書店に並んだ(まだ完結編あり)
後者は先月刊行で買いそびれていた(100分de名著)
もので、映像を補完する意味以上の貴重な資料教材。

映像に頼ってばかりで、読む力、書く力、考える力
は大丈夫なのだろうか… 映像や画像の魅力や効力を
懐疑的に捉えるのではなく、本や冊子の持つそれと
合わせて「シナジー」(相乗効果)のエナジーをと。


【六月はシナ爺と呼ばれたくもあり】


今、「光る君へ」直前の「ダーウィンが来た!」を
みていて、明らかに「ヒゲジイ」の影響の色濃く。🧔‍♀


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