NPブログ「Leitmotiv 」言葉・論理・主題連鎖への旅

カテゴリ: 四字熟語

読解考察力をつけるなら春ですね
最適を突き詰めれば皆物語になる
わたくしはミステリー&クイズ派。


帯はキャッチが先入観につながり
本質を反映していないこともある
ので外しました… 読解開始の三冊。

出口汪(ひろし)さんは著者ではなく監修です
監修って何?
知念実希人さんは上から(目線)ラノベに抗う
ラノベって?
国語読解力をつけるためのタイトルまんま本
まんまって?


【どれもみなモノガタリなり三個の例】📚


ここでは単に三顧の礼という 
言葉の響きを用いただけの例 
… わたくし決して目上ならず。😎



📚三顧之礼(さんこのれい)
故事成語で目上の人が格下の者に 三度も
出向いてお願いをすること。中国で劉備
(りゅうび)が諸葛亮(しょかつりょう)
を迎える際に三度訪ねた故事に由来する。



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父の命日参りが叶いました
大谷祖廟の永代経法要の日

今年も帰省先の菩提寺には
雪とコロナの所為もあり…


人人人の京都駅からバスは長蛇の列
征きはタクシーにせざるを得ずして
還りは八坂前からバスでした超満員


「倶会一処」
ぐえいっしょ 
ともに同じところで教えに出会うこと


人の写り込みを切ろうとして花を切り
これもなにかの教えの暗示かなと思い
… 一事に気をとられ他事を忘れること


線香ロウソクと共にもとめたお供え花
黄菊には菊の丹精もした父を偲んで…
仕事の忙(せわ)しさに感(かま)けていて
孝行をしたい時にはもう逢えない虛空

… 終業式を控えた未明に二学期締めの
学級通信作成未完のまま副担任に託し
名神高速道路分岐で有り得ない間違い
をして越前市の実家に辿り着いた記憶


実家の仏壇の処に笑顔の遺影があり…
同じ黄色いオンシジウムが写り込んで
いるのを図らずも想い出したことです。


【想い出は黄色アフタークリスマス】


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時利あらず
時勢には勝てない

「垓下の歌」(がいかのうた BC202年)
楚漢の最後の戦いである垓下において
天運を悟った西楚の項羽は虞姫の前で

時不利兮騅不逝

時利あらずして騅逝かず… と即吟を

時勢には勝てず
騅(すい:項羽の名馬)は前に進めない

いわゆる「四面楚歌」の場面です…


前記事の徳川慶喜の大政奉還という
「無血開城」とは随分違うものです

項羽(項籍)は三十歳で… このあとに
虞美人を自ら殺し遁走しながら自刎
(じふん:首を刎ねて自害)するのです
…四年間 「王」を名乗っていました


慶喜は七十七歳の大正二年まで長命
深謀遠慮にして遠望深慮の人ですね
… 二年間「将軍」に就いていました


司馬遼太郎は実は中国物はたった一作
… それがロング・ベストセラーになる
『項羽と劉邦』(新潮文庫 上中下巻)で
不思議な気もするのですが… 戦国物や
幕末物や忍者物が好きだったようです


同じように時勢に勝てなかった二人を
ふと並べて記してみたくなりました…


【句読点時利あらず雲散霧消】


LINEやTwitterなど句読点不要の時代
… 漢詩や唐詩にも句読点はないから
ある意味 歴史は繰り返すのかもね


しかし句点(。)はあったほうがいい?
読点(、)はもう「とうてん」と読めず
. (なんかピリオドみたいな薄い点)に.
とって代わられているように思えます
… 生徒たちの提出物のことです、はい。


【九月の空近く高橋三千綱逝く】


俳句というよりツイート(書き込み)…
『九月の空』は芥川賞作家の受賞作
(1978年)でした…9月に読んでみます。

そうですね、句読点の使い方に注視します。




6月23日は1945年に沖縄戦終結の日で
沖縄のみならずこの国にとって大切…

… のはずが五輪会場で酒類禁止の方が
大きく報道されています… 都知事過労
入院と合わせて… 沖縄は緊急事態宣言
継続中… 76年前はひとつの大きな玉砕
があり… 次のさらに大きな玉砕に向け
… もう常軌を逸した日々が続きます…。


玉砕瓦全
ぎょくさいがぜん

忠誠心で名誉ある美しい死を選ぶか
自己保身で無為に生き長らえるか…
こんな二択で此の国は大衆の人権を
蹂躙(じゅうりん)したのですね酷い。


加川良は
「戦争しましょう」で逆説的に戦争
の大愚を訴えます… 勝ちましょうと
「教訓 Ⅰ」で
美しい死を選ぼうとする人たちにも
教えてくれます…  かくれなさいと。

後者はもう一年前… 女優の杏さんが
ギター弾き語りで動画発信し話題に。


教訓 Ⅰ   詞曲:加川良   

命はひとつ 人生は1回
だから 命をすてないようにネ
あわてると つい フラフラと
御国のためなのと 言われるとネ
青くなって しりごみなさい
にげなさい かくれなさい

御国は俺達 死んだとて
ずっと後まで 残りますヨネ
失礼しましたで 終るだけ
命の スペアは ありませんヨ
青くなって しりごみなさい
にげなさい かくれなさい

(以下割愛)


【あの夏のような教訓もう要らない】


【わたしたち無為に生きてはいない夏】




ちこうごういつ・ちぎょうごういつ
… 言行一致よりも知の勝りたる言葉

哲人ソクラテスは知徳合一で知られ
王陽明(陽明学)&吉田松陰(松下村塾)

冬土用には「ひのつく赤い食べもの」
挽肉を想起するもその日には無くて

ひらめ(薄造りポン酢に紅葉おろし)
ひうち(牛モモ内側赤身肉ステーキ)

発令続くなか自粛に健気に従うべし
柔らかく対処しつつエールを口実に

ひのつく言葉… 顰蹙(ひんしゅく) と
赤い色の言葉… 赤っ恥にならぬよう


知を徳とするは難し
知るを行ふは尚難し


【どようひつじひらめひうちのやはらかく】
【鮃後知行合一薬喰】  (宏川)


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